紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

この夏は写真が熱い!~その2

2014-08-28 06:00:00 | 写真
今年は有名写真家の写真展を2度も見る機会がありました。一回目は、札幌芸術の森で行われた篠山紀信展です。これについては、8月4日付の当ブログでもご紹介しました。二回目は、8月5日(火曜)~17日(日曜)に札幌三越で行われた、ネコ写真家の岩合光昭写真展「ネコライオン」です。岩合氏と言えば、毎週BSテレビで世界各地のネコを撮影し、その模様が放映されております。

今回の写真展は、アフリカで撮影したライオンとネコを比較し、その習性が似ていることを大きなサイズの写真で示しております。札幌三越デパートで行われたこの写真展については、テレビのCMでも取り上げられましたが、FB友がその感想を写真入りで紹介している記事を見て、どうしても見にゆきたくなり、8月14日(木曜)に行ってまいりました。

小樽市内でも、市民キャラりーで8月13日(水曜)~17日(日曜)、第61回写真道展の入選作品等が展示されました。またその翌週には「2014フォト虹彩写真展」が行われました。今回はこれらの写真展の様子と、札幌地下歩行空間で行われていた「札幌芸術祭2014~都市と自然」の一部も合わせ取り上げます。


(1) 岩合光昭写真展「ネコライオン」~ネコもライオンも同じネコ科だ

札幌三越デパート10Fの特設会場には、畳半分大に引き伸ばされたネコとライオンの写真が、それぞれ似たポーズどうしが対で50点以上が展示されています。入場料は500円ですが、見ごたえ十分です。もちろん会場内では撮影が禁止ですので、作品を紹介することが出来ません。でも、チラシやポスターそれに会場外での販売用展示品もありますので、その辺をご紹介したいと思います。


写真展の案内チラシです。半分はネコ、半分はライオンの合成ですが、同じネコ科とは言えよく似ている。


その案内チラシの裏面には写真の一部と、岩合氏のコメントが載っています。


会場外のパネルに展示された即売用のサイン入りオリジナルプリント。六つ切りで32400円…


全紙サイズで…11万円余…

とても高価でオリジナルプリントの購入が無理と言う人でも、ポストカードやカレンダーであれば手が届くようです。会場入り口周辺にはネコ関連グッヅが販売されていました。写真はもちろん、Tシャツ、ネコ模様入りのバッグ、ポーチ類等様々なものがあります。


段ボール紙による組み立て型のネコ、このボールクラフト8000円余!う~ん手が出ませんね。

会場を仕切る衝立には来場者が持ち込んだのでしょうか、それとも主催者関係の方が持ち込んだのでしょうか、サービスサイズにプリントされたネコ写真がびっしりと貼られていて、来場者の目を惹いていました。


右手には展示余白がありましたから、これから会期末までにまだまだ貼られるんでしょうね。


そのうちの一部を切り取ってみました。ネコ好きにはたまらないカットが…


(2) 札幌国際芸術祭2014~都市と自然

音楽家の坂本龍一氏をゲストディレクターに、都市と自然の新しい関係を模索するを大テーマに、現代アート、音楽、メディアアートなど多方面のプログラムが実施されています。7月19日から9月28日までの、72日間にわたり、道立近代美術館、札幌芸術の森美術館、北海道庁赤レンガ館他札幌駅前地下歩行空間(チ・カ・ホ)を会場に様々なプロジェクトが展開されます。前置きよりも実際の展示を見たほうがわかりやすいかも…


地下鉄札幌駅から地下歩行空間に出るとすぐ左手に札幌国際芸術祭のコーナーがありました。


その一角には、ゲストディレクターである坂本龍一氏が、芸術祭の意味を解説している様子が放映されています。なお坂本氏は、開幕直前に喉頭がんが発覚し、病気治療のため休んでおります。


これは石狩川の漂流物で作ったアート。う~ん、ただ寄せ集めたようにも見えるし…真ん中に拾ってきた染みだらけの国語辞典が開かれてました。


チェーンのような鎖が緩やかに動いていて…アートと言われればそうかなって、思いますが…


からの同じ模様の段ボール箱が積み重ねられ、女性スタッフが、本を一冊毎にビニール袋で包んでいます。解説文によれば、本を1冊持参すれば交換してくれるとか、交換した本が、あなたにとってどういう意味を持つか…よくわかりませんが、これもアートですかね。


このきれいな写真群のほうがアートと思えるんですが…


女性係員が、芸術祭の案内をしてくれます。

アートとは…難しい、見る人によって価値観が異なるので、単なるガラクタにしか見えないものもあるし…ガラクタにしか見えないものも、見方によってはアートに見えたり…。と言うことで私も2枚ほどアート作品を出展…いや違った、ここにアップします。


お疲れモード、一杯飲んでいる夢を見てくださいな。


もう一枚は、芸術祭の協賛会社の広告を借景して…


(3) 小樽市民ギャラリーで、第61回写真道展の入選作品が…

8月13日(水曜)~17日(日曜)まで展示されました。入選作品270点+小樽支部会友作品+学生写真道展入選作品60点です。


第1部自由の部上位作品


第2部観光産業の部上位作品


第3部ネイチャーの部上位入選作品

さすが上位入選作品は見応えがあります。また会場一杯に展示された作品はどの作品も見応えがあります。また同時に第1回から第60回までの道展大賞作品と審査委員長名が書かれたパネルも展示されていました。それによると、木村伊兵衛氏、土門拳氏、林忠彦氏などなど写真界の大御所と呼ばれる方々の名前が見えます。


委員長のそうそうたる顔ぶれに驚きです。

なお、学生写真道展の入選作品も展示されておりますが…上位入選作品よりも入選にとどまった作品に目を見張るものがたくさんありました。作品仕上げの優劣よりも、学生であるが故の作品、同級生を撮った作品に心惹かれました。決してわれわれ老人の域に入ったものが撮れない写真が多かったからです。


本を読んでいる女子生徒、鏡に映った大きな瞳、写真の中に引きこまれそうです。


画像が小さくて分かりにくいのですが、友達・同級生を撮った写真が目を惹きます。


(4) 同じく市民ギャラリーでフォト虹彩写真展が…

会員数は7名と小さなグループですが、写真歴の長い方が多く、それぞれテーマを持って写真の路を進んでいるのが好感持てます。


写真展の案内状ですが、各人の代表作にテーマが書かれています。

案内状の書かれたテーマに沿って各人がA4、四切~半切サイズ手各7-8点づつ展示されています。中でも目を惹いたのは、佐藤通晃さんのモノクロ作品と高橋浩二さんの花でした。佐藤さんの作品は一環してモノクロフィルム撮影で、小樽の情景を切り取っています。今回は障害者グループの初めての果樹園訪問や余市の浜に繰り出し水遊びした時の情景が生き生きと映し出されています。また高橋さんの作品は、バックを黒く落とし、花が今にも画面から怒び出しそうな錯覚に陥ります。


佐藤さんの作品は、24枚にも及ぶ大作。


ダリア一輪、強烈な印象を与えます。左上の筋は反射光です。


写真の組み方にもアイディアが施されていて、う~ん、上手いな~と唸ってしまいました。


さらに小樽市内では、8月28日(水曜)から小樽市民ギャラリーで堂堂展が、9月1日(月曜)から旧手宮線跡地で鉄路展が開かれます。しばらく写真好きにはたまらない日々が続きます。
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浴衣美人、全員集合!~小樽堺町ゆかた風鈴祭り

2014-08-22 06:00:00 | 祭り・イベント



8月9日(土曜)、10日(日曜)の二日間、「小樽堺町ゆかた風鈴祭り」が行われました。今年でまだ5回目と言う歴史の浅いイベントですが、運河と並ぶ小樽観光の中心街であるメルヘン交差点広場で行われるイベントであり、注目度が高まっています。我が家から50mほどしか離れていないので、祭りの喧騒がそのまま耳に入ってきます。と言うことでこの二日間浴衣美人を求めて撮影にふらついてきました。

新聞テレビでは、折から台風11号が四国中国地方を抜けて、日本海を北上していると報じられています。台風の影響が心配ですが、初日は好天に恵まれ、二日目もほぼ好天、夕方から一部小雨交じりとなりましたが、無事午後8時の閉会を迎えることが出来ました。10日(日曜)は夜半から風が強くなりましたが、台風は熱帯低気圧に変わりロシア極東方面にそれたようでした。

9日(土曜)は、スィーツの早食い競争、ゆかたコンテストの子供の部、メルヘンストリートライブ等が行われました。二日目の10日(日曜)には、スィーツの早食い競争、神輿の宮入、ゆかたコンテスト一般の部、札幌デザイナー学院生徒によるゆかたコレクションが行われました。また堺町通りには、全国のガラス工房による風鈴コンテストも開かれています。そうした中、浴衣美人を撮るべくカメラを構えてあちこちふらふらと…


(1) メルヘン広場から堺町通りを運河ターミナル方向へふらふらと…


浴衣を着た小さな子供の頭に、アンパンマンを見つけました。


この一角には全国ガラス風鈴コンテストのエリアです。


簾の上部にエントリーNo.が書かれ、そして製作された風鈴が並び、下部には製作ガラス工房名と都道府県が書かれています。浴衣を着たスタッフが、周囲の人に盛んに投票を勧めていました。


簾越しにスタッフの一人浴衣美人をキャッチ。

なお、この堺町通りは日本人観光客も多いのですが、韓国、香港、東南アジアの観光客も多いんです。彼らも投票に応じる姿が見られました。投票結果については「小樽堺町通り商店街ホームページ」に出ております。


この日は、車両の通行を止めてイベント会場にしています。飲食店前のテーブルでは、炭火焼にした海産物やメロン、とうきび等にかじりつく姿が見られました。浴衣を着て買い物すると特典もあるようで、浴衣姿が目立ちました。


見学旅行の生徒でしょうか、完全に「お疲れモード」、右端の若者は体が前後に揺れて、そのうち大きく揺れて椅子から落ちそうになり慌てて周囲をきょろきょろ。ばつが悪そうな顔をしてましたが、再び、舟をこぎ始めました。


さらに運河ターミナル方向に進むと、風鈴が飾れれていて、その前で記念写真をと姿が見られます。このカップルも、彼のカメラで数枚撮ってあげました。


初日はよく晴れて気持ちのいい日でした。EOS70Dの油彩風仕上げ。


(2) メルヘンストリートライブの始まりです

メルヘン広場に仮設された舞台で、ライブが始まります。特に決まったジャンルはないようで、最初が「小樽市菁園中学校ブラスバンド」が、そしてロックの「雷神コマタ」さんの演奏、昭和歌謡からポップスまでの「蘭島発動機」他との予定です。なお菁園中学校ブラスバンドは、前日札幌で行われたNHK主催の全国吹奏楽コンクール札幌地区大会で、金賞に輝いた旨の発表がありました。


最近のヒット曲を中心に数曲披露しましたが、最後はYMCAと言うおなじみの曲、1年生部員はステージ前で踊りを披露です。


雷神コマタ氏は、ゴリラハンマーやスターレスと言うバンドのギタリストでもあります。FB上でも彼の演奏会の案内等がよく出ております。

浅草橋オールディーズでは、ゴリラハンマーバンドで出演し、独特のエレキギター手法で聴衆を魅了しました。なお、浅草橋オールディーズの二日目については、後日ブログで紹介する予定でいます。


蘭島発動機はジャンルを問わず幅広いレパートリを持っています。観客を巻き込んで、まずはラジオ体操から…


陽が落ちて暗くなる中、聴くものを巻き込んで盛り上がってきます。浴衣美人も体を大きく振って…


般若が踊る…もう少しズームアップ、本人もノリ、ノリ


正面からのカットがないのが残念です。


(3) 二日目は神輿の宮入から…

自宅で昼食を取っていると、わっしょい、わっしょいと言う掛け声が聞こえてきました。午前中に堺町通りの歩行者天国をまわったお神輿が、メルヘン広場のステージに戻って来たようです。昼食もそこそこに、あわててカメラを担いで、メルヘン広場に行って見ると…


道央各地からやって来た担ぎ手たちに担がれ、神輿は特設ステージ前で気勢を上げていました。


神輿の上に乗ったゆかたまつり実行委員長と周囲の担ぎ手にせかされて、それまで司会を務めていた浴衣姿の女性司会者も神輿の上に…

女性司会者は、どうも浴衣のすそが気になるようです。そこで周囲からヤジが飛んで…「神輿の上に乗ったら裾を気にしてはいかんぞ!」と言われ、あわてて浴衣の前を抑える光景に、担ぎ手も周囲の観客も大笑い。最後にステージ上に各地から駆けつけてくれたチームの紹介があり、三本締めで締め、無事お宮入りが済みました。

ステージ上ではゆかたコンテスト一般の部の受け付け、審査が進んでいます。この間の時間を利用して、堺町通りを運河ターミナル方面に行って見ました。


洋菓子のルタオの前では、浴衣美人の店員さんがスィーツの宣伝、誘い込みをしています。そういえば、堺町通りのお店の店員さん、去年よりも浴衣姿が少ないような気がしますね。


こういった風鈴の飾りつけが、いくつも並べられています。右側サングラスのカップルは外人のようです。ハングル、中国語、英語が飛び交う通りです。


香港から来たという女性、同じCANON EOS70Dを持っていて、片言の英語と日本語でしばしカメラ談義。


海鮮丼の店「ポセイ丼」の支店前は行列が出来ていました。30-40分待ちかな…

再びメルヘン広場に引き返してきました。まだゆかたコンテスト一般の部が続いているようです。


5人づつステージに上がり、浴衣についての思い入れや、アピール点等を発表しています。


番号札を付けていますので、エントリーされている浴衣美人ですね。浴衣も笑顔もとても素敵な娘さんたちでした。

さてゆかたコンテストはまだ暫し続くようですので、いったん自宅に戻り、夕食を済ませ、午後6時40分からの「YUKATAコレクション」を見ることにします。


(4) 札幌デザイナー学院と小樽市内高校生による創作浴衣の発表

この時間になると、天候が少し怪しくなり始めました。台風11号が接近している影響でしょうか、日中の晴れ間がうそのように分厚い雨雲が垂れ込めてきました。


小雨降る中、ステージ脇で出番待ちの女子学生たち。


ステージ上は雨でぬれて…、右端の背の高い学生のハイヒール姿が何かミスマッチのようで…


そうです、浴衣を脱ぐと別の衣装が現れました。雨も一段と激しくなってきました。


まだまだ浴衣美人が続きます。画像は多少ぶれていますが、ぶれがソフトフォーカスっぽくなって…


首から水筒を下げて、シャボン玉遊び…


浴衣風鈴祭りは終了間際に雨に降られたものの、台風の大きな影響もなく無事終了です。


閉店後のルタオ本店の玄関口、オレンジモザイクに、中の緑と赤の模様に惹かれました。


ガス灯に飾られた風鈴も、強風で揺れて…


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笑う門には福来る…宝来ひょっとこ踊り

2014-08-16 06:00:00 | 日記
少し前になりますが、7月6日(日曜)に小樽能楽堂で行われた「宝来ひょっとこ踊り」を見てきました。最初から最後まで笑いの連続で、とても楽しい一日でした。ひょっとこの語源は竈(かまど)の火を竹筒で吹く「火男」がなまったという説や口が徳利のようであることから「非徳利」からとの説もあ利ますが、定かではありません。ひょっとこと対をなすのが、女の「おたふく」や「おかめ」です。

ひょっとこ踊りは、お面や豆絞り模様のほおかぶり、赤い半纏を着て、蟹股で、腰を前後あるいは左右に振りながら踊ります。宮崎県日向地方が発祥の地と言われています。これに魅せられた十勝管内の音更在住の家元・井幸峰氏が、北の大地に合い、北海道の芸能を育てたいと取り組み「宝来ひょっとこ踊り」を創り上げました。


先ずプログラムを見て思わず吹き出してしまいました。何がおかしいかって?一番上の見出しです。「入場無」?、多分入場無料のミスでしょうね。


にぎやかに最初の演目「一の舞」が始まりました。一の舞とは、北海道のてっぺん稚内のことだそうです。


赤い半纏に白いフンドシ、腰を前後に振りながら踊ります。


おてもやん、ドンパン節と聞きなれた曲が続きます。


メインの舞台から袖を通って舞台裏に続くところまで踊っていきます。


数曲ひょっとこ踊りが続いたところで、友情出演の「山口流 篠笛」の演奏が始まりました。


なお山口流篠笛については、今年3月の「おたる雛めぐり」の折にも触れておりますので、詳しくはそちらのリンクを見てください。この山口流篠笛のほかにも、太極拳サークルの「簡化24式」と言う太極拳演舞も紹介されました。



能楽堂は、中央に舞台があって、正面(この画面では右手)と舞台の袖側(こちら)の二面に観客席があります。正面の2Fからも観覧できます。


正面2Fフロアはピカピカに磨かれ、土足で入るのがためらわれるほどです。


2Fの観客席から見ると、このように見えます。


「月が出て出た~、月が出た~…」でおなじみの炭坑節です。第1部10番目の演目「炭坑節」です。


メインステージでの演舞が終わって、袖道でも、おどけた動作で観客を笑わせます。この時間雨がかなり激しく降ってきました。


舞台裏控室の直前でも、手を抜かない。観客は大笑い。


15分ほどの休憩をはさんで、第2部が始まりました。「かつらの舞」と言う題名になっています。


ひょうきんな踊りが続きます。その都度観客席からは大きな笑い声が響き渡ります。


宝来ひょっとこ踊り小樽支部長の後藤ヨシエさんさんから、ここでオカメの面についての解説がありました。

要約すれば次の通りです。目が小さく=人の欠点は見ない、鼻は低く=自慢しない、頬は大きく=心豊かに等々。


さらに演舞は続きます。中村美津子さんの歌ですね。

<河内酒>
毎度 毎度 ご贔屓 頂きまして
男冥利の 晴れ姿
意気で呑みほす エンヤコラセー
河内酒だよ ドッコイショ
升で一杯 景気をつけりゃ
うまれながらの悪声も
唄う気分はソーレ ソレ ソレ
ソーレ ソレ ソレ太閤さん



昔懐かしい曲名が次々と続きます。


第2部も後半です。


演武の最後は、ひょっとことおかめの一人二役による「双愛踊り」です。


まずはひょっとこが華麗な踊りを見せます。


あっという間におかめに変身しました。実は正面がひょっとこのいでたちで、背中がおかめのいでたちになっていたのです。


相愛踊りをもってすべて終了しました。最後は友情出演者も含め、自己紹介と挨拶がありました。


久しぶりに、大笑いをして、気分爽快でした。最後の演目が終わる頃には降っていた雨も上がり、雲の隙間から青空が見えるほどに回復していました。ただ、2年前にこの能楽堂でひょっとこ踊りが行われた際には、第2部後半で、ひょっとことおかめたちが、観客席のほうに降りてきて、よりまじかで踊りがを見ることが出来ました。中には一緒に踊り出す観客もいて、和気あいあいでしたが、今年も観客席まで下りて来るものと期待していたのが外れて、幾分がっかりでした。とはいえ十分笑わせてくれた演技に、大拍手を送りたいと思います。

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マリーナに、そして運河に響けオールディーズ

2014-08-10 06:00:00 | 祭り・イベント
                                        <小樽マリーナに響くオールディーズ 油彩風仕上げ>


今年もまたやってきました、夏のマリーナに、運河に響き渡るオールディーズのバンド演奏が。7月の20日(日曜)には、マリンフェスタが行われましたが、その会場の一つである小樽マリーナで、オールディーズのバンド演奏が行われました。また7月19日(金曜)~21日(祭日)の3日間は、第11回目となる「おたる☆浅草橋オールディーズナイト」が、運河近くの第3埠頭多目的広場で開催されました。

7月20日の海の日には、例年マリンフェスタが小樽築港臨海公園をメイン会場(第1会場)として、様々な乗り物(ボート、ヨット、水上バイクなど)の体験操船が出来ます。また第2会場である小樽マリーナでは、体験乗船のほか、フリーマーケット、屋台、ライブコンサートなどの陸上イベントが目白押しです。そのほかウイングベイ・JR小樽築港駅の第3会場及び新日本海フェリーターミナルの第4会場でも各種イベントが行われました。ただ会場間が結構離れているうえに、イベントの開始時間等の詳細情報の記載がなく、午後に第4会場のフェリーターミナルに着いた時には「秋田なまはげ太鼓」は終わっていて、会場そのものが閑散としておりました。ともあれ、第2会場で、オールディーズのライブ演奏他を見てきました。


(1) 小樽マリーナに響くオールディーズ

会場は裕次郎会館横の空きスペースにフリーマーケットが出店し、マリーナハウスの前に屋台が出店し、海上にライブ用のステージが架設されています。11時すぎに訪れたときには、すでにバンド演奏が始まっていました。バンド名や曲目の案内チラシがなく、どのようなバンドが出演するのか、その時にならなければわかりません。


白井貴子とクレージーボーイズの曲が歌われていた(曲名は…)ような…


聞き手もYea~!と指差しで一体感を演出。


数曲後には演奏者が交代しました。画像は油彩風に仕上げましたが、多少どぎついですね。


マリーナハウスの前のテントには長蛇の列。ヨットかボートの無料体験乗船希望者が受け付けに並んでいます。あっという間に定員に足したようです。


こちらはフリーマーケット。コンパクトフィルムカメラが300~500円で売られていましたが、飾り物にもならないような代物で…


黄色いアロハのバンドは、ベンチャーズの曲を演奏していました。


ぎりぎり横から見ると、このような感じです。


さらにバンド演奏とボーカルが続きましたが…一向に聞き覚えのない曲が続いたので、次の第4会場・新日本海フェリーターミナルに行ってみました。

新日本海フェリーターミナルに着くと、海上保安庁の職員が数名おり、秋田県の物産展や、なまはげは終わりましたとのこと。子供の描いたぬり絵や秋田県のパネルが数枚展示されているだけでした。


(2) 第11回おたる☆浅草橋オールディーズナイト

7月19日(土曜)から21日(祝日)の3日間にわたり50のバンドが、多目的広場の特設ステージで、演奏を繰り広げました。ビートルズやベンチャーズのカバー曲はもちろん、ハードロックからJ-POP、昭和歌謡曲まで幅広いジャンルで演奏されました。初日の19日は所用で行けませんでしたが、20日、21日と撮影に行ってきました。


2日目の午後5時半に着いた時には、ハードロックで有名なKISSのコピーバンド「LOVEGUN」が出演しておりました。

(注) <KISSとは>
キッス(KISS)は、1973年1月にアメリカで結成されたバンド。特徴的な白塗りの化粧と奇抜な衣装でハードロックを演奏する。巨大なロゴを中心にした大規模なステージセットで、当初より炎やパイロテクニクス(火口術)を多用することで有名。1977年には日本でもツアーを行い、同年発売されたアルバム「LOVE GUN」は予約だけで100万枚を突破したといわれている。70年代後半、エアロスミス、クィーンとともにKISSを含め、ハードロックの御三家と言われた。なおハードロックをさらに過激にしたのが、へヴィメタルとも言われている。


おりから小樽港に入港していた米海軍の戦艦ブルーリッジの乗組員らしきアメリカ人が多数演奏を楽しんでいました。


ステージ前広場には、多くのロッカーが押し寄せ、ダンスを楽しんでいます。


おや、誰が投げ込んだのか、赤いブラが…ねずみ色とピンクのブラも、マイクにぶら下がって…


会場の後ろには、女性乗組員でしょうか、5-6人の仲間とスマホで撮影中。


こちらの外国人ご夫婦も、リズムに合わせるように体を動かしながらビールを楽しんでいました。


ステージ前の広場では、リズムに合わせ、体を動かしていますが、ブルーリッジの隊員でしょうか、この方が際立った動きをしてました。周りの方々も注目です。


小さな子が、パートナーのようです。


見知らぬ同士、息がぴったり。周囲も注目です。


もう一人、この方も体がよく動きます。ひときわ目立ちました。ブルーリッジの仲間のようです。


陽が傾いて、ステージのバンドマンたちは、ライトと夕陽に照らし出されています。


次のバンドは若い女性ボーカルが3人おります。滝川市から来た「農協スカパール☆ライスオーケストラ」と言うバンドで、ディスコ、昭和歌謡、POPSが専門のようです。


ステージ前の広場は、相変わらずダンスマニアで込み合っています。


午後8時近くになって、幾分空席が目立ってきましたが、どうもステージ前のダンスエリアに移動したようです。


あれれ、女子高校生が飛び入り参加?いえ、いえ、3人娘の一人が衣装替えしたようです。


熱演はまだまだ続きますが…


午後5時半からの「LOVE GUN」のKISSバージョンから4つのバンド演奏を見てきましたが、残る2つのバンドを残して、この日は帰ることにしました。午前中のマリーナの演奏からですから、多少疲れました。また明日21日(月曜・祝日)もオールディーズは続きます。注目の「ゴリラハンマー」の演奏もあります。なお、続きは次回または後日ブログにアップいたします。


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この夏は写真が熱い!

2014-08-04 06:00:00 | 写真
春から夏へ、短い北海道の夏を惜しむように、7月に入ると色んなイベントが目白押しです。小樽最大のイベントである「潮祭り」は、あいにく期間中の7月25日(金曜)~27日(日曜)の三日間とも雨にたたられました。多少の雨ならば、我慢のしようももありますが、強風雨となると…残念ながら3日目が中止に追い込まれ、楽しみにしていた花火大会も中止となってしまいました。潮祭りの中止はともあれ、このところ毎週のようにあちこちで写真展が開かれています。

7月の上旬には、JR小樽駅のホールで「撮り街小樽」フォトコンテストの入賞作品展が、小樽商大の学生会館で、商大の学生、2年生による写真部写真展が開かれました。また1-2年生3人によるモノクロ写真展が、花園町のカクテルの森・道草で行われました。さらに、7月の第3周には市民ギャラリーで「ニッコール小樽支部展」が、第5週には同ギャラリーで「写団豊友会支部展」が開かれました。なお、8月に入っても、道展写真展や、小樽写真研究会の堂堂展が予定されています。そして9月には、2年ぶりに「鉄路展」が帰ってきます。写真好きにはたまらない季節です。

と言うことで今回のブログではいくつかの写真展を紹介いたします。特に注目したいのが小樽商大の学生による写真展です。とかく大学生の写真展というと、えてして見ている方の支点が抜けがちで、何を主張したいのか、理解に苦しむ写真が多いようです。極端な言い方をすれば、独りよがりの写真…と言うと、語弊があるかもしれませんが…。まずは、撮り街小樽の入賞作品から見ていきます。


(1) 撮り街小樽フォトコンテスト

撮り街小樽」とは?
小樽は観光名所として、小樽運河や旧手宮線など様々な資源を持っています。街にはカメラを手に写真を撮り歩く観光者も多く目にします。しかし、小樽には観光名所だけではなく、一歩踏み込むとフォトジェニックな建築物や街並が多く見られます。そんな小樽をもっと知って頂く為のお手伝いや、イベントを企画運営し、写真で小樽を元気にして行く事を目的とした活動団体が「撮り街小樽」です。

撮り街小樽がFacebook上で行ったフォトコンテストの入選作品が、JR小樽駅改札目に展示されました。なおテーマは小樽で「自由部門」「桜部門」「モノクロ部門」の3部門で作品を募集。コンテストの結果の詳細については、撮り街小樽のHPを見て頂くとして、以下JR小樽駅に展示された作品を見ていきます。


駅舎のど真ん中に展示されました。


桜部門3点、モノクロ部門3点、自由部門3点の優秀賞が展示されています。


こちらは上位入賞作品。右下は私の桜部門金賞となった作品。後で述べる商大の後輩学生と住吉神社で一緒に撮ったときの作品です。


(2) 小樽商大の写真部写真展

6月28-29日に行われた緑丘祭に写真部のコーナーがボード一枚だけでした。しかもボードに展示されていたのは、ミスコンの紹介写真だけでしたので、実質活動していないのではと思っておりました。ところが、FB友でもある商大地域研究所の高野先生が、大学会館の2Fで、写真部2年生の写点があって、いい写真が展示されている旨Facebookで述べられておりました(7月12日)。会期が7月13日(日曜)までとのことで、慌てて見に行ってまいりました。


女子学生が多いのでしょうか、自ら被写体となった写真がたくさん…






う~ん、どうでしょうか、似たカットが多くて、取捨選択して組み写真として3-5枚以内で抑えたほうがいいかもしれないですね。その場合も組み方に、ストーリー性を持たせて、いわゆる文章と同じで、起承転結を盛り込むと、見る人を惹きつけるのではないでしょうか。


上記の写真の中で、これは!と思った一点です。4番目の写真の中から、エッセーの部分と友達の一部を切り抜いてみました。こうすると、フォト&メッセージが強烈に伝わると思うんですが…


フォトコラージュ的に横につながれた写真群。でも、写真がバラバラで、何を言いたいのか作者のメッセージが見えてきませんね、




同じ作者のモノクロ作品です。眠い作品が多く、プリントにもう一工夫が欲しいと思います。下段の通学時の女子学生の3点がいいですね。この場合も、電車待ち、座席で教科書を読む姿、そして地獄坂を上がる姿、にすればもっとインパクトが出たかも。モデルが魅力的なのでいい作品になりそうな気がしました。

全体的に見れば、写真部顧問の先生が指導すれば、より良い作品になったと思われます。若い感覚で撮影された作品が多く、良き指導者に恵まれれば、大きく育つ人材が多いのではと思いました。


(3) 商大 写真部 モノクロ展・三人二色

たまたま知人でもあったO君(1年生)から、今回花園町の「カクテルの森・道草」でモノクロ3人展を行いますと、メールをいただき早速行ってきました。7月19日(土曜)からとあったので、会場を探して…、飲食店街スバルビルの向かいに会場がありました。2Fに上がると…取り付け作業中です。会場がスナックの壁面なので、幾分ライトの当たりが悪く…


六つ切りサイズにプリントされた作品を貼っているところ。


O君の作品群、う~ん、何を主張したいのか、作品からはメッセージが読み取りにくい。


同じく1年生のN君の作品は、水天宮周辺の朽ちた家屋を撮影したものでした。これだけからは言いたいことが見えてきません。朽ちた樹や家屋くから新しい命が映えてくるシーンを切りとっていれば、そこには輪廻のようなイメージが出てくるかもしれないfですね。


2年生の作品とのことでしたが、せっかく可愛い彼女を撮影しながら、周囲の雑音に埋没してしまい、主題が浮き上がってこないような気がしました。何を捨て、何を取り込むかもう少し整理すれば、見違える作品になるはずです。


(4) ニッコール小樽支部展

さすが写真歴が長くそれなりに知名度の高いセミプロ写真家集団の写真展です。ここでは、商大生のモノクロ作品の見本としてとしていただきたいような作品を取り上げました。なお小樽美術館1F市民ギャラリーで7月16-21日まで開催されました。


道展審査会員でもある本郷先生の写真です。小樽港始まって以来の超大型船「ダイヤモンドプリンセス号」が入港した際の写真ですが、視線が左下から右上に流れるように移動し、なおかつ、警備員がいることで船の大きさがわかります、


森井透さんの一人旅と題された作品のうちの一枚。一人旅の女性が影としてして映り込んでいて、しかも中央に木が一本力強く映えています。メリハリが利いていて、とても力強い作品ですね。


力作が並んでいる、ニッコールクラブの写真展。大学生の写真部員達にはぜひ見て頂きたい作品が沢山並んでいました。


(5) 写団豊友会写真展

今年春先に、従来の豊友会と、フォートピアが合流して「写団豊友会」となりました。その第1回目(通期では23回目)の写真展が、小樽美術館1F市民ギャラリーで行われました(会期、7月30日~8月3日まで)。会員11名、フォトコンテストの常連者から滅多にカメラを持たない方まで、53点の作品が展示されました。本来なら何らかのテーマを決めて、作品を持ち寄りたいところですが…数点を紹介しておきます。


私の作品ですが、たんぽぽの綿毛と水滴、レンズ逆付の超マクロ撮影したものです。


当会顧問の太田照二さんの作品です。


(5) ONEZスキー場・春香山百合園の写真コンテスト2013の入選作品

今季7月19日(土曜)にオープンした春香山百合園は、7月24日(金曜)が小樽市民感謝デーと言うことで、この日は小樽市民に限って入園料(820円)が無料でした。早速行って見ました。ゲレンデ一杯に色とりどりのユリが満開でした。花については、別途機会があればブログで紹介しますが、今回は、前シーズンに行われたユリ園フォトコンテストの入選作品等を紹介します。麓のレストハウス内の、あちこちに応募作品が展示されていました。






上位入賞作品と入選作品を見ましたが、甲乙つけがたいですね。なお、これ以外に応募全作品があちこちに展示されていました。


応募作品の一部。


8月に入っても、いくつかの写真展が続きます。小樽美術館1F市民ギャラリーの予告には以下の写真展が予定されています。
☆8月13日~17日 北海道写真協会道展巡回展
☆8月20日~24日 フォト虹彩写真展
☆8月27日~31日 小樽写真研究会堂堂展

小樽写真研究会の堂堂展は、モノクロ作品が数多く出品されます。モノクロ作品を撮られる方は大いに参考になると思われます。お見逃しのないように。
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