紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

2010年1-3月を振り返って

2010-03-29 06:00:00 | 日記
2010年も早くも3ヶ月を過ぎようとしています。主な活動を振り返ってみたいと思います。
1月10日開拓の村モデル撮影会。同フォトコンに3点応募しましたが選外。
2月5~14日小樽雪あかりの路開催。3回撮影に出かける、
2月9~11日道東へ写友5人で撮影旅行。川湯で人工的にダイヤモンドダストを作り出すシーンを撮影。
2月27,28日二日間にわたりニセコ羊蹄山麓を撮影。
3月13日一番下の孫娘の保育園卒園式。

3月中下旬はとにかく悪天候が続き、下旬になっても吹雪く日があったりして、撮影に出かけることは出来ませんでした。一方、フォトコンテストのほうは、14回入選しており、ほぼ前年と同じでした。以下に、1-3月の主な入選作品を紹介いたします。


(北海道庁前庭 「秋の一日」 EOS40D)

上は「ふる里TVお国自慢フォトコンテスト」で特別顧問賞(2席)となった「秋の一日」です。このほかにもう一点、JA全農賞「秋の朝里ダム」(画像略)を取っております。次いで、2番目の画像は、フジフィルムの写真サイトFotonomaのコンテスト「フォト川柳」(題「残す」)で優秀賞に入った作品です。景品として、無料フォトブック作成券を貰いました。


(フォト川柳・「残す」 「手作りの ガラスに残す 伝統技」 EOS40D)

3番目の画像は、北海道炭鉱遺産写真コンテスト」でおもいで賞に入りました。画像の子供たちは実は観光客なのですが、一見炭住の子供たち見えて夢中でシャッターを切りました。ここは、夕張の黄色いハンカチのロケ地跡地です。


(夕張市「黄色いハンカチ」ロケ地跡 「炭住の子供達」 夕日が一層雰囲気を…EOS7ポジ)

4番目の画像は、アイラブうちな~(沖縄)デジタルフォトコンテストで食べ物部門入選作品です。H18年に沖縄旅行した際に、観光施設琉球村で撮影した画像です。地元特産の島ラッキョウの皮を剥いているところを撮影させていただきました。その前の年に旅行した際に、那覇の公設市場で味見をし、お土産に大量に買い込んできたことを思い出しました。


(恩納村琉球村 「島ラッキョウを加工する」 EOSKissDigiN)

5番目の画像は、横浜銀行「キッズフォトコンテスト」佳作作品です。ニセコに娘家族と一緒に羊蹄の湧水を汲みにいった時に、ミルク工房の空き地で遊んでいる孫達を撮りました。普段見たことのない牧草ロールに感激し、登ったり飛び降りたり、揺すったり大はしゃぎでした。


(ニセコ町曽我 「ちっとも動かないぞ」 EOS40D 晴れていれば後ろに羊蹄山が…)

6番目は写真投稿サイト、いい色フォトコン「私のアニバーサリー」で特別賞となった作品です。二年前保育園を卒園した、真ん中の孫娘が式当日、母親に感謝の花束を渡しているシーンです。この孫娘も今春小学校の三年生となります。三人兄妹で一番のしっかり者です。


(H20年保育園卒園式 「保育園卒園の日」 ママ似でよく裏表と言われる…)


7番目は、写真投稿サイト壁紙.COM写真部かいじゅうフォトコンテスト第2席に入った作品です。写真部と映画「かいじゅうたちのいるところ」のタイアップコンテストで、時々こういうタイアップコンテストが行われます。壁紙写真部ではこのほかのコンテステでも、1-3月に2回入選しています。


(小樽住吉神社境内 「悪い子は食べちゃうぞ」 EOS40D)

8番目は、小樽雪あかりの路「愛のフォトコンテスト」のぬくもり賞の作品です。モデルは孫三人ですが、相変わらず動きが早く、三人てんでバラバラに走るので撮るのに苦労します。母親の一喝でやっとおとなしくなったところを撮りました。


(悪餓鬼三人組、雪あかりの路会場にて 「優しい光に包まれて」 EOS40D)

最後は、カメラのキタムラ主催の日本の祭り写真コンテスト入選作品です。前年6月に行われた札幌YOSAKOIソーランの一こまです。北海道大学チーム「縁」は、踊りの最後に男子生徒は全員赤フン姿になります。小雨振る中、赤フンが躍動するシーンを狙ったものです。


(札幌YOSAKOIソーラン大通り会場 「赤フン軍団大暴れ」 EOS40D)

紹介した以外に、国際フィルターフォトコンテストにも佳作で入選しております。どの作品が入ったか今の時点では不明ですのでと取り上げませんでした。
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モノクロ写真を撮る

2010-03-25 06:00:00 | フィルム
今回はモノクロ写真を取り上げて見たいと思います。モノクロ写真とは、単色で表現された写真のことで、通常は白黒写真のことを言います。「通常」と断ったのは、モノクロ写真の中には、一時流行ったセピアカラー写真や、シアン調(青)のカラー写真も含まれるからです。

昔の写真はすべて白黒写真でした。昭和も30年代後半にはカラー写真が主流になりました。なぜ今になって、白黒写真をという方もおられるかもしれませんが、カラー情報を除く事によって、表現の幅がますこともあるからです。難しいことはさておき、先ずは桜のシーズンも近づきましたので、桜の写真を二枚上げておきます。


(H14.3.24三鷹市井の頭公園 フジカコンパクト35+コニカパン400 色のないほうが…)


(H13.4.15立川市昭和記念公園 キャノンキャノネット+コニカ赤外750 真昼に近く、奥に家族連れが…)

上段は井の頭公園で撮影したもので、大変な数の見物客でした。カラーでも撮影しましたが、情報量をそぎ落としてシンプルになったほうが、見やすく、かつ見るほうに、想像力を湧かせます。下は赤外フィルムを使っておりますが、緑色の芝生が、真っ白になっております。また青空が黒くなって、桜が一段と引き立ちました。

次の二つの画像は建物を撮ったものです。上は東京都庁の展望台からの夜景です。ダイヤモンドのような輝きは見られませんが、しっとり落ち着いた夜景となっております。下の画像はJR札幌駅で、JRタワーがオープンする前の時期です。赤外効果で、全体がスケッチ画のようになりました


(H14.5.15東京都庁展望台 キャノンEOS55+フジプレスト400 宝石の輝きはないが…)


(H14.8.18JR札幌駅前 フジカコンパクト35+コダック赤外HIE 現実から離れたような…)

次は赤外フィルムで富士山を撮影した画像です。ここで赤外フィルムについて、簡単に説明しておきます。人間の目に見える光(可視光線)は、波長が400nm(ナノメートル)から700nmの極めて狭い範囲なのです。700以上を赤外線、400以下を紫外線と言います。この人間の目に見えない赤外線を捉えるのが赤外フィルムなのです。ですから、赤外で撮った画像は異次元の世界でもあるのです。


(H14.2.9山中湖 フジカコンパクト35+コニカ赤外750 水ぬるむ頃、氷も割れて…)


(H13.12.9旧清水市三保の松原 フジカコンパクト35+コニカ赤外750 遠くに家族連れが…)

次の二枚の画像は、普通のモノクロフィルムで撮影した画像です。上段はJR八王子駅前の歩道橋で演奏するストリートミュージシャン達です。私が八王子に勤務していた頃(H12~14)は駅前でこういった若者が何組も演奏したり歌っていたりしたものです。最近はどうなんでしょうか。下は道庁の池で、ポプラを撮ったものです、逆光に輝くポプラの葉がきらきら光っておりました。思い通りの画像に仕上がりました。


(H13.10.7JR八王寺駅前 オリンパスOM-4+AGFAパンAPX100 聴衆のいない演奏、気が入らない)


(H14.10.7北海道庁 ジャスピンコニカ35AF+フジプレスト400 大好きだった赤いじゃスピン、紛失してしまった)

最後に二枚の画像を上げておきます。上はネガカラーで撮影した画像をPCソフトでモノクロ化しました。下は白黒フィルムで撮影した白黒画像に着色してみました。デジタル時代以前でも、ネガカラーから白黒写真は作ることが出来ました。またモノクロフィルムからカラーペーパーでプリントすると、最後の画像のようにカラー化出来ました。プリントの際に、フィルターの調整次第で、どのようなカラー(色調)でも作り出せたのです。


(H17.9.4札幌モエレ公園 キャノンEOS7+AGFAビスタ100 モデル撮影会の一こま)


(H14.4.23西湖紅葉台 フジカコンパクト35+コニカ赤外750 多少緑色っぽく…)

最後になりましたが、画像がいずれもH12~14年とかなり以前のもです。最近でも時々モノクロフィルムを使っています。またカラー画像を白黒に変換することもあります。最近の作品については、別途機会に取り上げたいと思います。それと、赤外写真については、すべてIR=70と言う700nm以下の可視光線をカットするフィルターを使用していることを断っておきます。
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小樽運河、愉快な仲間達

2010-03-21 06:00:00 | 写真
3月に入って、春らしくはなってきましたが、まだまだ小雪がちらつき寒い日が続いております。メインの道路は雪がすっかり消えましたが、一歩小路に入るとまだまだ雪が残っております。カメラを持って出かけるには少し寒すぎます。

そこで、以前撮った画像の中から、運河界隈での一寸ユニークな、面白い写真を紹介したいと思います。一番目は、修学旅行の生徒が運河をバックに記念写真を撮っております。そこに子供が近寄ってきました。本当はカメラの前に子供が行ってくれるともっと面白い画像になると期待したのですが、側にいた母親が連れ戻してしまいました。


(残念、ハプニングを期待したのですが…)

次も記念写真撮影です。写真を撮っているのは多分引率の先生でしょう。足元には、たくさんのカメラがあります。取替え引っ替え撮影しておりました。その都度生徒達からは、「イェ~」とVサインがでます。


(先生も忙しい…おっと、それ以上バックは危ないですよ)

次の二枚の画像は自分(たち)撮りです。上段は携帯で自分撮りしています。なぜ分かるのかと言うと、こちら側を向いている携帯の液晶画面を何度も確認していました。その都度、髪型を変えたりポーズを変えたりしておりました。下段は、ビデオ撮りです。


(なかなか気に入った画像がないのか、7-8回撮っていました)


(最近のビデオカメラは小型化し、一眼レフカメラより小さい こちらもVサイン)

下の画像は、おばさんパワー炸裂です。少しでも高い位置から全景を撮ろうと必死な様子が伺えます。多分、どこで撮っても似たり寄ったりな画像になると思うのですが、このおばさんは真剣です。


(傑作が撮れましたか~)

お嬢さん、変てこな縫いぐるみを着て何やっているんですか?とつい聞いてしまいました。暇なので日向ぼっこしていま~す、という返事が返ってきました。この子は、ここでアクセサリーを販売している、小樽屋の店員さんです。それにしてもその縫いぐるみ、イヌかな、カッパかな。ミスマッチナ感じが…


(運河に落っこちるよ)

次の画像は、運河界隈を見学旅行に来た札幌市のA中学校の愉快な生徒達。女子生徒を含め7-8人のグループでした。僕達カメラ持ってないので撮ってくださいと、リクエストされました。実に陽気なグループで、髪に女子生徒のヘアーピンをつけ、そのうち、ネクタイとリボンを交換したりと、十分楽しませてもらいました。


(こんなポーズでどう? 髪に女子生徒のヘアピンが…)

次は、小学生の見学旅行のようです。中央橋北運河寄りの広場にある「笛を吹く少年」の前で笛を吹く真似をして見せて、同級生の笑いを誘っていました。まさに「笛吹き童子」です。団塊の世代以上の方には懐かしい言葉かと思われます。


(笛吹き童子…懐かしい思い出が…)

昭和28年に放送された新諸国物語の中の「笛吹き童子」、福田蘭童の笛の音に乗って「ひゃら~りひゃらりこ…だあれが吹くのか不思議な…」のテーマソングが流れると、夢中で聞いたものでした。その後映画やTVドラマにもなって放映されましたのでご存知の方も多いかと思われます。

最後の画像は、道南のB中学校の生徒達です。ガラス細工の店の前で、一斉に飛び上がってもらいました。一人だけ得意のポーズを取っている男の子が、笑えます。


(君は目立ちたがり屋かな、それとも我が道を行くタイプ? 似たよな写真があるよ↓)

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小樽運河に集うアーティスト達

2010-03-17 08:06:37 | 日記
小樽運河には外国人を含め多くの観光客が来ます。当然こうした観光客を相手にした商売がここでも成り立ちます。一番多いのは運河を描いた絵や自作の絵葉書を売っている方です、次いで、楽器を演奏していくらかの投げ銭を得ている方たちでしょうか。時として、ここを会場に色んなイベントも開かれます。

最初に取り上げたのは、運河ジャズフェスティバルで見かけたサックス奏者です。毎年8月に数日間開催されます。午前中から夜9時頃まで何十組もの演奏家達がジャズを演奏します。そんな中で、この初老のサックス奏者の気迫迫る演奏が目立ちました。


(舞台から観客席に降りてきて演奏、迫力ある演奏に大拍手が沸いた)

次の二枚の画像も楽器の演奏です。上段で演奏している楽器の名称は分かりませんが、弦を木琴の棒のようなもので叩いております。マンドリンにも似たような優しい音を奏でます。下は、バイオリンにラッパを組み合わせたような楽器です。別に伴奏だけをスピーカーから流し、それにあわせてメロディーを奏でます。中国や韓国の曲を演奏すると、投げ銭が多くなります。


(楽器名忘れました、琴のような、ハープのような、マンドリンのような…?)


(画像が小さくてわかりにくいですが、左にあるのがソーラーパネル)

次に小樽運河を描いている画家たちを二枚取り上げて見ます。二人とも、描いて即売しているようではありません。本物の画家なのか、趣味で描いているのかは分かりません。最初画像の方は、聞くところによると、有名な画家ということです。時々運河界隈で見かけます。


(真夏には上半身裸で描いていることもあります、絵を売っているところは見かけていません)


(趣味で描いているのでしょうか、運河を背にして…)

次の二方は、描いたその場で販売しております。上段の画像は、このブログでも何度も登場していただいている左利きの画家K氏です。ガラスに速乾性の絵の具で運河を描いていきます。今日は暑い日で、一服しているところを撮らせてもらいました。下段の方は地元の画家F氏で、美術展に何度も入賞しておられるそうです。反対側の壁面に作品を展示、販売しております。


(建設会社を退職後、絵と中国語を学んだと言う、努力の人K氏)


(丁度人力車が近くにおりました)

小樽運河界隈には、音楽や絵を扱っているばかりではなく、アクセサリーや似顔絵を売っている方など様々です。さすが、食べ物の販売は、観光案内所を除いてありません。許可がでないのでしょうか。最後に二枚をあげておきます。上段はアクセサリーを販売している方です。その場で名前を飾りにするものです。


(暇なので、趣味のギターを弾いているのです)

最後は、近郊の小学生でしょうか、運河をテーマにみんなで絵を描いているようです。この子供たちの中から将来偉大な画家が生まれると良いですね。


(未来の画家達、おしゃべりもせず真剣に描いておりました)
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クロス現像にトライ

2010-03-14 06:00:00 | 写真

(中国、韓国人で賑わう小樽運河 クロス現像Kodak100)

過日「厚木カラー現像所」に依頼してあったフィルムが出来上がってきました。わざわざ小樽から厚木に、と思われるかもしれませんが、市内にはクロス現像してくれるところがないからです。KodakEliteChrome200と100の二本をネガ現像してもらいました。

通常はポジフィルムは、E-6と言う方式で現像し、スライド状のフィルムが出来上がります。一方ネガフィルムは、C-41と言う方式で現像され、色が反転(補色)された状態ででてきます。敢えて、ポジをC-41で、ネガをE-6で現像することをクロス現像といいます。いわばたすき掛け(クロス)にするわけです。殆どは、ポジをネガ現像する場合が多いようです。

なぜクロス現像するかというと、コントラストの強い、色調のずれた、時には予想できないような画像になるからなんです。今若者の間でトイカメラが流行っていますが、時にトイカメラ風の画像になることもあります。

下の二枚の画像は、同じ時間に撮影しております。上はクロス現像をした画像で、下は通常のデジカメ(EOS40D)で撮影したものです。同じ被写体ながら、コントラスト、色調が全く違います。

      
(祝津展望台にて 日和山灯台と鰊御殿) 

次の二つの画像はいずれもクロス現像したものです。上は、今年の1月10日の北海道開拓の村でのモデル撮影会の一コマです。下は、小樽運河でガラス絵を描き販売している、K氏を撮ったものです。


(後ろの建物は、旧北海道開拓使庁舎 KodakEliteChrome200)


(中国語ぺらぺらの左利きの画家K氏 建設会社を定年後、独学で絵と中国語を学んだと言う)

次は、高島漁港の防波堤付近を撮ったものです。EOS40Dで撮影した画像と比較してみてください。普通に撮った画像は、極めておとなしい変化のない画像になりました。一方クロス現像の画像は、同じ状況で撮影したとは思えないほど変化しております。


(OLYMPUS 35RC ZUIKO42mmコンパクトカメラ F8 1/250)


(EOS40D F6.7 1/2000 ISO=400 変化に乏しい…)

なお、最近ではレタッチソフトでクロス現像と同じような効果が出せる機能が付いているのもあります。PhotoshopCSでは、イメージ→トーンカーブ→クロスプロセスを選べば、一発で出て来ます。私の持っていPaintShopProX2(7000円前後)でも機能があります。ツールバーから効果をクリックして、効果ブラウザー→フォト効果→タイムマシン→クロス処理を選ぶと、EOS40Dの画像が下のようになります。実際のクロス現像には及びませんが…

 
(少しクロス現像らしくなってきましたが…いまいち…)

さて最後に、クロス現像の機能を持たない場合でも、できることを示しておきます。大抵の画像処理ソフトには「トーンカーブ」があるはずです。このカーブを利用するものです。カーブをRGB(RED,GREEN,BLUE)毎に下の画像のように変化させる方法です。トライしてみてください。なお、2009年3月25日付ブログでも取り上げておりますので参照してみてくださ。


(出来ました?出来ない? 色々カーブをいじくってみてくださ)
      
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小樽冬の情景~その2

2010-03-10 06:00:00 | 写真
前回の小樽冬の情景を読み返してみて、何か足りないような気がします。もう少し紹介しておきたい部分があったことに気づきました。そこで、パート2としていくつか追加しておきたいと思います。

下の画像は小樽駅前にかかる歩道橋の上から海側を見たものです。突き当りが小樽運河になります。この歩道橋は、この画像の右側の長崎屋と左側の旧国際ホテルを繋ぐ橋でした。しかし国際ホテル跡地の再開発と同時に、H20初めに取り外されてしまいました。この歩道橋を撮影スポット活用していただけに、残念でなりません。


(小樽中央通、通称セピア通という。 道の両側にパチンコ屋が多いので、別名銀玉通とも…)

画像の色調がおかしい?そうです、ハイコントラストで、色調が偏っております。これはポジで撮影したフィルムをネガ現像したからなのです。すでに何度か取り上げた「クロス現像」した画像なのです。(2009.3.25付け「クロス現像とは」参照)もう一枚画像を取り上げておきます。冬の運河で、運河に蓮氷が張っております。珍しい現象です。寒い年には数回見かけますが、今年は暖冬のせいか、一度も見かけませんでした。


(中央橋(小樽駅から真っ直ぐ下)から浅草橋(日銀通りした)方面を見る)

蓮氷が出たついでに、もう一枚「蓮氷+彩雲」と言う珍しいカットを取り上げておきます。毎朝の日課である、孫娘を保育園に車で送った帰りに運河を回ってみると、一面蓮氷がびっしり張っておりました。何と、こういうときに限って、カメラを持ち合わせていない。慌てて自宅に戻り、カメラを持って来た時には、蓮氷は殆ど解けかかっておりました。


(蓮氷は解けかかっていたが、ラッキーなことに彩雲が映り込んでいた)

次は観光客を乗せたタクシーの運転手が必ず立ち寄るところがあります。祝津の展望台です。天気の良い日には遠く積丹半島が一望できるし、対岸の暑寒別岳連峰が望めます。生憎この日は両方とも見えませんでしたが、日本海の荒々しさが伺えると思います。展望台から左側、積丹方面を見たのが下の画像です。


(画像の奥の方は切り立った断崖で、ロッククライミングの練習場となっている)

画像はコントラストが高く、一見クロス現像風に見えます。露出-2補正したのを忘れて撮影したため、Photoshopで「色調補正」→「シャドー・ハイライト」で補正したところ、このようながちがちの画像になりました。更に下の画像は、日和山灯台、鰊御殿のある高島岬を見たものですが、上段の画像と同じ日でしたが、一転雪雲が覆い広がって来たものです。5分もしない内に視界ゼロになるほどの吹雪になってしまいました。


(雪雲が広がり暗くなる中、右から日差しが岬を照らす)

小樽の冬と言うとツララは欠かせません。今年は暖冬のせいもあって街中で大きなツララは見かけませんでした。勿論、人通りのある街中では、住民に落雪、落氷対策義務がありますので、大きくならないうちに落としてしまいます。下の画像は、運河裏の倉庫に出来たツララです。倉庫前の舗道は通行禁止になっていますので、ほおっておくとこのような巨大なツララが出来ます。


(飲食店として使われている倉庫ですが、運河裏側は通行禁止 もっともこの辺を歩く人はいない)

最後に二つの画像を上げておきます。一枚目は、真冬以外は犬を散歩に連れて行く臨海公園です。我が家から徒歩5分くらいのところにあります。画面奥に新潟きのフェリーが見えてております。画面中央の茶色のブイは、かつて岸壁が整備される前の小樽港で実際に使われていたものです。


(左手は、貨物船専用の埠頭があり、ロシア船が、中古車・古タイヤを積み出しております)


(ブイの一部にツララが 去年塗装が新しく施され落書きが消えてしまった)
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小樽冬の情景

2010-03-06 07:00:00 | 写真
このところ好天が続き、急速に雪が解け始めたと思ったら、翌日は猛吹雪になるなど、不安定な日が続いております。三寒四温と言う現象でしょうか。しかし3がつに入って、陽が長くなり、確実に春の足音が近づいてきています。そこで今回は小樽の雪の情景を取り上げてみました。最初の画像は、旧日本銀行小樽支店です。現在は、支店は撤退し、日銀金融資料館として残っております。


(明治45年建築 全国の日銀支店の中でも一番美しい建物と言われている)

小樽の観光名所でもあり、日銀の前だけ電線が地中化されました。次の画像はメルヘン広場にある洋菓子店ルタオの展望台から交差点付近を見たものです。30秒の長時間露光をしていますので、車のテールランプやヘッドライトが綺麗に写りこみました。


(人物の顔辺りが光っているのは、ルタオのイルミネーションを撮った時のストロボ光です)

次の画像は、メルヘン交差点から堺町を通って運河方面に行く途中にある、北一ガラスの店舗です。北一ガラスは、周辺の他店舗を次から次と買収し足していったために、何店舗も横或いは向かいに繋がっています。降りしきる雪の中でも観光客が後を立たないで北一ガラスの店舗に入っていきます。


(画面に見える4棟とも北一ガラスの店舗 バス停も「北一ガラス前」となっている)

では堺町をもう少し進んで、小樽運河に出てみましょう。雪の降りしきる中、記念写真撮っているカップルに出会いました。女性のほうが、胸そらせてモデル並みのポーズを取っています。一目見て外国人(中国または韓国)と分かります。日本人は公衆の前でこういうポーズは取りません。また男性が、真っ赤なコートを着ているところも見かけません。


(こんなポーズでどうかしら 中国人カップル)

次は運河周辺で営業している人力車のお兄ちゃんを二カット挙げておきます。上段は、この日朝から猛烈な雪が絶え間なく振り、なおかつ気温は氷点下でした。観光客の出足も鈍く、手持ち無沙汰な様子でした。


(こんな日は商売にならないナ~ とでも話し合っているのでしょうか)


(雪道は重労働 夏の倍以上の労力が要るし、スリップに気をつけないと…)

再度メルヘン交差点に戻り、海側に出ると勝納川の河口に突き当たります。このあたりは、小樽市内の何箇所かの排雪指定地域の一つです。ひっきりなしに大型ダンプがきて、市内各地から運んできた雪をここに捨てていきます。それを、回転枠の付いた除雪車が、海に吹き飛ばしているのです。岸壁にはうづ高く排雪された雪が積もっています。


(岸壁近くに運び込まれた雪を、海に向かって、吹き飛ばしている)

なお、運び込まれた雪にはプラスチック、空き缶など不法に投棄された色んな廃棄物が含まれています。そのために、河口から外洋に流れ出さないように、フェンスが張られています。さて、最後に真冬に咲く桜を紹介しましょう。JR南小樽駅(通称、南樽ナンタル)には数本の桜の木があります。下の画像は、まさに真冬に咲く南樽桜です。


(桜満開に見えませんか? 通行人は、小樽双葉高校の生徒)


(これが本当の南樽桜です。 ゴールデンウィーク頃満開となります)
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ニセコの雪景色を撮りに

2010-03-02 07:00:00 | 写真

(2月28日久しぶりの晴れ間 冬に羊蹄山がくっきり見えるのも珍しい)

2月27日、28日と二日続けてニセコ、羊蹄山麓の写真撮影に行ってきました。27日(土)は、写友S氏に誘われ午前4時半に小樽を出ました。五色沼温泉付近で朝日を撮ろうと言うものです。日の出30分ほど前に着きましたが、二日前の観測史上初めてと言う暖気と小雨で、屋根にうず高く積もっていた雪がことごとく落ちておりました。

下の画像は、五色沼温泉駐車場のトイレですが、屋根には数日前の半分以下の雪しか残っていないと、S氏は残念がっていました。それでも積雪は3m以上あり、豪雪地帯であることを示しています。


(暖気前には、屋根には2m近い雪が覆いかぶさっていたという)

ここでの日の出撮影を諦め、雪秩父温泉(マップでは左赤マーク)へ向かいました。そこには源泉の噴出し口があります。その前に位置関係をはっきりするためにマップを掲げておきます。


(道道66号線下がニセコ市街になる。主なスキー場がここニセコ郊外に集中している。)

下の画像は、源泉の吹き出し口で、あたり一面硫黄の匂いが立ち込めています。更にこの源泉の右手の雪見大福が重なったのが下二番目の画像です。よくよく雪面を見ると異様なほど筋状になっていたり、規則的な凹凸が出来ております。下三番目の画像を見るとよく分かります。縦の筋は、スキーヤーが付けたものではありません。


(硫黄の匂いがきつい湯気が立ち込める)


(朝日が当たり始め、雪面の凹凸がはっきりしてきた)


(雪面に不思議な模様が…)

これらの模様は、実は二日前の異常な暖気と小雨によって、雪面が流れ出したり、沈んだもので、自然に出来た模様だったのです。道道66号線を走っていると、道路わきの3mほどもある雪山で、二人の外国人(このあたりで会うのは多分オーストラリア人)がカメラを向けて盛んにシャッターを切っています。山頂から麓まで無数の筋が入った山肌を撮っていたのでした。


(このあたりすべての山々がこのような状況なのです)

さて、翌日28日(日)は、羊蹄山麓の水を汲みに行ってきました。久しぶりの好天でついでに写真撮影を、いや、水汲みがついでかもしれません。赤井川村の市街に入る手前で、国道393号線で倶知安方面に抜けます。393号線に入ってすぐに、白井川(赤井川村の白井川、駄洒落ではありません)に架かる金橋で面白い氷の造形を見つけました。


(美脚コンテスト? 暖気で脛が細くなった)


(みんなで支えろ、雪饅頭)

上記下段の画像では、中央部分のツララや水面に反射したツララの一部が七色に輝いていたのですが、画像にすると輝きが消えてしまいました。この金橋やもう少し上流の卓盛橋の下の川では、様々な形の氷の造形が見られました。生憎長靴を持参しておりません。次の機会にはもっと紹介できるように撮影したいと思います。

最後の冬の羊蹄山をアップしておきます。標題の画像は、二本のサクランボの木のある、撮影スポットで撮りました。場所は、地図左下方にあります。最後の画像は、ニセコ大橋から、黄色い大橋の一部を入れて撮ってみました。


(ニセコ大橋から見る羊蹄山)
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