紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

第22回小樽写真市展の公開審査を見てきました

2014-10-26 16:19:54 | フォトコン関係
                              <第1部自由の部 推薦作品 「影絵でじゃんけん遊び~グーチョキパーでホイ!」>


10月4日(土曜)に第22回小樽写真市展の公開審査が行われました。例年通り稲穂小学校に隣接する「生涯学習プラザ」で午後2時から始まりました。出品者は、自由に審査を見ることが出来ます。午後2時少し前に会場に入ると、すでに第1部自由の部に応募のあった169点が、机の上に並べられていました。

なお小樽写真市展は、小樽市民による文化芸能向上発展の一助として、小樽市が主催する文化祭の一つです。、文化祭は、その範囲は写真、絵画、書道をはじめ、文化、芸能まで…多岐にわたっています。なお、写真市展に関して言えば、第1部が自由の部、第2部がネイチャーの部です。今回は第1部が160点の応募が、第二部が102点の応募がありました。

審査員は、日本写真家協会の石津聡先生です。審査開始にあたり石津先生から「写真は感性で撮るもの」「感性が良ければ、多少のブレは気にしない」「年々レベルが上がってきて、甲乙つけがたくなってきた」等との感想が述べられました。

<画像 略>
先ずは、第1部自由の部から始まります。小樽市内の各カメラクラブの世話役等からなる、審査補助員によって、作品がテーブルに並べられます。

<画像 略>
応募者もひと通りどのような作品があるのか見て回り、着席後審査開始となります。

<画像 略>
先ずは、上位入賞作品を決めるために、30点前後を、石津先生がピックアップしていきます。

<画像 略>
自分の作品が上位候補に入るかどうか、とても気になります。

<画像 略>
推薦1点、特選2点、準特選2点がこれらの中から選ばれます。上位5点は一人1点のみ選ばれるので、ここで名寄せがされます。左端は6点選ばれてますが、同一人による作品です。私の作品も2点選ばれました。(左から2番目下段の2点です)

<画像 略>
さらに、同一人の重複を避け、この8点の中から上位5点が選ばれます。私の作品、題名「影絵でじゃんけん遊び」も入りました。

最終的に次のとおり上位5点が決まりました。
 ☆推薦 「影絵でじゃんけん遊び」 紅露(正式題名は、「~グーチョキパーでホイ!」が付くのですが、長すぎるという事務局の要請で、カットしました)
 ☆特選 「冬の日」 ほりの
 ☆特選 「光に導かれて」 中町
 ☆準特選 「復興への祈り」 嵯峨
 ☆準特選 「瞳」 山中

さらに、入選作品を決めるために、先に上位候補30点ほど選びましたが、そのなかから一人1点を選んでゆきます。20数点の入選作品も決まりました。

次は第2部ネイチャーの部の審査が始まります。応募102点が机の上に並べられます。先ほどと同様に上位候補として20数点が選ばれます。

<画像 略>
第2部ネイチャーの部の応募作品を熱心に見入る応募者たち。

<画像 略>
上位入選候補作品が出そろいました。私の作品も2点ピックアップされました。さらに重複を避け、7点にまで絞り込まれました。

<画像 略>
上位候補7点の中に私の作品も入りました。

最終的に次のとおり上位5点が決まりました。
 ☆推薦 「夜明け」 嵯峨
 ☆特選 「旭岳の恵み」 鹿戸
 ☆特選 「閉じ込められた気泡」 紅露
 ☆準特選 「金環日食と〇〇…(読み取れませんでした)」 角江
 ☆準特選 「運河のアート」 内田    

第1部と同様な手法で入選が20点ほど決まりました。

すべての入賞・入選作品が決定した後に、石津先生から、上位作品についての講評がありました。まずは第1部自由の部推薦の作品「影絵でじゃんけん遊び」です。


本ブログの標題にした画像です。
<講評>
逆光を利用して人物を黒く落として、シルエットにしているので、画面がとてもシンプル、まさに影絵的。3人同じポーズではなく、中央の人物のみ違った格好。やらせであるとしても、演出が上手く、撮影者の感性が感じられます。おまけにバックに彩雲のおまけつき。


<特選「冬の日」 講評>
警備員の後姿を撮っているが、表情を出さなかったことが、逆に冬の日の寒い雰囲気が出ている。撮影者から、前から撮ると「肖像権の問題」が…と言う意見が出ましたが、石津先生は、肖像権につて、次のように語っておられました。

一般人については「肖像権」は発生しません。肖像権は野球の選手や歌手などのように、自らの姿かたちで収入を得ている場合のみです。ただし、一般人を撮影した場合に、プライバシーの侵害に当たるケースが出てきます。この倍は一言語りかけて撮影の了解を得るのがベターです。


<特選「光に導かれて」 講評>
札幌駅前のニッセイビルの1F、キヤノンギャラリーへ通じる通路で撮影したものですが、左右の明暗差、幾何学的模様で、異次元的な雰囲気を感じさせる作品です。遠方の通行人がいい味を添えています。多少のブレも気になりません。


<準特選「復興への祈り」 講評>
90歳を超える、ギリヤーク尼ヶ崎さんの大道芸ですが、雨粒が映り込んでいてとても雰囲気が出ています。


とここまで石津先生が講評したときに、カメラ(コンデジ)の電池残量がゼロになってしまいました。公表はまだまだ、第2部ネイチャーの部まで続くのですが…画像がないと理解しにくいので、あとは省略します。以下に私の第1部自由の部入選作品と第2部入選作品をあげておきます。

☆第1部自由の部 推薦「影絵でじゃんけん遊び」
写真は、標題のとおりです。9月の下旬に、娘・長女の同級生でもあり、デザインクリエーターである「いけ なつ」さんから東雲町界隈を題材にした写真撮影をしたいのでと協力要請がありました。写真家やモデルすべてを同級生4人が協力するということでした。私の分担は、彼らが撮影・取材する光景をスナップすることでした。このカットは、水天宮の外人坂の下から、つい自分の守備範囲ををはみ出して撮った1枚でした。「いけ なつ」さん、同級生スタッフの皆さんに感謝です。本来らならGET賞金で飲みに…と行きたいところですが、小樽写真市展は、賞状と楯以外何も出ませんので悪しからず…
なお、今回の推薦(市展賞)は、平成10年の小樽写真市展'98で、コンテストなるものに初応募、いきなり推薦(市展賞)を得て以来二度目です。

☆第1部自由の部 入選「真夏の夜のジャズフェスタ」

8月16日(土曜)に第3埠頭多目的広場で行われた「北海道JAZZ 2014 in OTARU」の一コマです。

☆第2部ネイチャーの部 特選「閉じ込められた気泡」

去年の2月、十勝管内糠平湖でキノコ氷を撮影したときのカットです。

☆第2部ネイチャーの部 入選「地球は青かった」

自宅の屋上から15㎜対角魚眼レンズで撮影。天地をさかさまにして地上部分を上にしました。石津先生からは上部(地上部分)をもう少し出してもいいかも、と指摘されました。


なお、上位入賞作品及び入選昨品は、10月31日(金曜)から11月3日(月曜)まで、小樽市民ギャラリー(日銀金融資料館前の小樽文学館内)に展示されます。ぜひ見に来てください。

H26.11.1 追記
審査風景については、応募写真の著作権侵害及び参加者のプライバシーの侵害に当たるのではないかとのご指摘がありました。ご指摘に従い、審査風景中の全カットを削除いたしました。私自身の作品及び上位入賞しについてに見画像を残しましたので、あしからずご了承願います。ご迷惑をおかけしたことを、改めてお詫びいたします。
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富良野・美瑛を回り旭岳へ~紅葉撮影ツアーその2

2014-10-20 06:00:00 | 旅行
                                          <セブンスターの木 PENTAX WG3によるHDR加工>


前回のブログでは主に、シューパロ湖にかかる妖雲・変雲の類を見てきました。これらの雲も、桂沢湖の怪雲を最後に、夕張山地を超えて富良野市に入ると、まったくと言っていいほど影をひそめてしまいました。富良野市内に入っても分厚い雲は相変わらず出ておりましたが、中天は快晴そのものでした。ここで改めて、今後のスケジュールを見ておきます。富良野と美瑛で撮影後、宿泊地の東川町に向かいます。翌日は早朝出発して、旭岳に向かいます。できれば旭岳の残雪と紅葉を撮影したいものと思っています。そのあと、美瑛・富良野は帰り道になりますので、北瑛で撮影後、小樽に戻るというスケジュールです。

さて、桂沢湖を左に見て、国道452号線を芦別方面に向かいます。名所三段の滝を過ぎると、富良野方面に向かう道道135号線があります。この間コンビニはもちろん、道の駅もありません。唯一ここの三段の滝に駐車場とトイレがありますので、多くのドライバーが、トイレタイム&滝見学に車を止めます。


三段の滝と言われているけれど…どう数えるのか、


狭いうえに、足場が悪いので、じっくり撮影する暇も、場所もない感じ。撮影位置も限られ、毎回同じカットになってしまう。


富良野市内にはってきました。山には分厚い雲がかかっていますが、中天は、雲一つない青空が広がっています。

先ずは、別名「花人街道」と呼ばれる国道237号線とJR富良野線を挟んで平行に走る道道759号線(花人街道に比べ、信号も走行車両も少ない)を美瑛方面に走ります。この759号線を走ると「富田ファーム」に着きます。またこの沿線には観光スポットがたくさんあります。まず中富良野町営ラベンダー園が目に留まりました。ラベンダーはすでにシーズンが終わっていましたが、それに代わる花々が、咲き誇っていました。


花の名前はよくわかりませんが、冬季を除くオールシーズン楽しめるように、早咲、遅咲きの植え方を工夫しているようです。


単に花畑を撮っても、芸がないので、カメラを左右に振ってみました。おお、なんと綺麗な花模様…


次にやって来たのは、富田ファームです。ファームを代表するラベンダーはもう終わっておりましたが、それでもいろんな遅咲きの花々が咲いていました。


遠方の十勝岳付近は大きな分厚い雲に覆われています。


園内の展望スポットには入れ代わり立ち代わり観光客が来ておりました。


遅めの昼食を富田ファームの軽食喫茶で済ませ、次の撮影スポット四季彩の丘に向かいます。


ここは、今や韓国、台湾、香港など東南アジアの国々からの観光客が次々と大型バスでやって来ます。園内を回る観光客の、優に半分を超えている感じがします。園内の表示板も、韓国語、中国語が併記されています。


色とりどりの、畝が美しい。


観光馬車、と言うより観光トラクターの運転手。カメラを向けると、イェ~と合図。このおじちゃんの笑顔が素敵です。

午前中にシューパロ湖で、各写友とも傑作をものにしたせいか、美瑛を回っても今一つ意気込みが見られません。早くホテルに戻って一杯飲もうやと言う雰囲気。本日最後に新栄の丘に向かうことにします。


女子一人旅を見つけました。陽が斜めになりかける頃、彼女はマップを見ています。昔読んだ小説、九鬼素子の「旅の重さ」(S47年映画化)をつい思い出してしまいました。舞台は四国の海辺と美瑛の山の中とのちがいはありますが…


この辺りは女子一人旅が似合います。


と、思っていたら陽気な4人旅の娘さんたちと出会いました。そのうちの一人に演技してもらいました。


4人娘を相手にワイワイガヤガヤ、モデル風ポーズを取ってもらいながら、暫しモデル撮影会となりました。後ろの樹木が、あきれて倒れかかったかな、

と言うことで本日の撮影を、ここで打ち切り、東川町の簡易宿泊所に向かいました。例によって、途中のコンビニで弁当とつまみ類を仕入れて、酒盛り宴会の始まり。幸い宿泊客が少なくて貸きり状態。事前に、じゃらんでビジネスホテルを探した時には、どこもふさがっていたのに…。明日は、旭岳のロープウェー始発6:30に間に合わせるべく、午前4:30に宿泊所を出発です。


午前4時30分、まだ夜明け前。雲海が見えます。


時間が経過し、日の出が近づくと一段と赤みが増していきます。


川面から湯気が出ているのでしょうか、幻想的なシーンに、一斉にシャッターを押す音が響きます。

さて6時少し前にロープウェー山麓駅の駐車場に到着です。6時15分山麓駅の入り口のシャッターが開きました。登山客や写真ツアーの方々が一斉に、ロープウェー乗車券窓口に殺到しました。しかし何という無情さ「ただ今ロープウェー山頂の姿見駅付近は、風速18mの強風です。おさまるまで、発車延期です」とのアナウンス。ええ!上空は晴れ渡り雲一つないのに…

係員によれば、昨夜からの台風17号の影響で、低気圧が上空を移動中らしいのです。なので姿見駅付近では猛烈な強風に見舞われているとのことでした。運転再開の見込みは…今のところ未定とのこと。


山麓駅の横から、旭岳を見ると、こんなにすっきりした天気なのに…

ロープウェーの再開めどが早急には立たない状態では、旭岳の撮影はあきらめざるを得ません。と言うことで美瑛方面に向かうことにします。ゼルブの丘を通り越して、ケン&メリーの木を目指します。日産スカイラインのCFに使われた木です。


大きなポプラの木が一本あるだけです。


収穫を終えた丘に、赤いトラクターが一台走っております。


手前が豆の枯れ枝、奥がからし菜の花


セブンスターの木の近くには、シーズン中開店しているお土産品店と2台の自販機が設置されています。道路沿いの白樺も、裏から見ても美しい。

美瑛最後の撮影地マイルドセブンの丘に向かいます。


ここは何度も訪れていますが、ひまわりがこれほど咲いている光景を見たことがありません。ラッキーの一言です。


右手の方を見ると、一本の白樺(?)がありました。


マイルドセブンの丘には、もう一つ有名な林があります。こちらのほうは、手前の畑の状況や光線の具合から、モノクロにしてみました。

さて、時間はまだ午前9時ですが、旭岳の撮影が出来なかったショックもあって、写友全員意気が上がりません。誰からともなく、小樽に戻ろうかと言うつぶやきに賛成して、撮影は打ち切りとなりました。



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秋の空は妖雲のオンパレード~夕張から美瑛・富良野へ(1)

2014-10-14 06:00:00 | 旅行


例年9月の秋分の日前後に、旭岳の紅葉の撮影に行っております。今年も写友たちの間で、早くから撮影ツアーの話が出ておりました。旭岳は秋分の日前後に初雪が降ることが多く、今年も期待していましたが、なんと例年より1週間も早く、9月の16日に初雪が降ってしまいました。紅葉も予想以上に早く進み、しかも例年以上にきれいな紅葉だと、TV等で放映されました。そういう報道にあせって、撮影ツアーの日程を決めようとしましたが、肝心のビジネスホテルがどこもふさがって取れません。やむなくホテルの手配が出来る連休後の24-25日にセットしました。

大まかなスケジュールでは、小樽~三笠~富良野・美瑛~旭川泊~旭岳~美瑛・富良野~小樽と言うルートです。当日24日は、午前6時半に小樽を出て、札幌の写友を拾って高速に乗る予定です。ところが、高速に乗ったものの、札幌インターで旭川方面に入らず、直進してしまいました。気が付けば、北広島を過ぎて輪厚のパーキングエリアでした。今更三笠方面に高速を乗り換えるわけにもゆかず、次の恵庭インターで降りて、夕張に向かうことにしました。ひょっとして夕張の紅葉が撮れるかもしれないという期待を抱いて…それにしてもお粗末なことで、反省しきり。

話しは戻って、天気予報では、24日は雨のち曇りの、撮影には不向きな予報でした。ところが、札樽国道を走っているさいも、予報に反して青空が出ていました。しかも、秋特有の流れ雲があちこちに出て、絶え間なく形が変化しています。


札樽道を走っていると、石狩湾にこのような雲が現れました。


張碓町の恵比須岩あたりにもこのような流れ雲が…数分で形を変えていきます。

今日は紅葉よりも、妖雲、変雲に恵まれる日かも知れないと多少期待を持ちました。さて高速を恵庭インターで降りて、とにかく夕張紅葉山方面に向かいます。千歳郊外の田園地帯をしばらく走ると、やはり、刻々と変化する雲が気にかかります。道端に車を止めて数カット撮りました。


青い空に、刻々変化する妖雲。ワイドレンズでもカバーしきれないほどの広がりです。


道端の薄紫の雑草が目に留まりました。キク科の花でしょうか?


左側の畑は豆畑ですが…枯れて赤茶けてます。

一旦車は274号線に出ます。この国道は、夕張紅葉山から先、穂別国道、日勝国道と呼ばれ、冬場は難所と言われる日勝峠を経て十勝・帯広に出ます。現在は274号線に沿うように高速道路が出来たので、日勝峠の難所を通る車も減ったようです。話は、元に戻して、三川と夕張紅葉山の間に「滝の上公園」があります。ここには川の浸食で出来た「千鳥ヶ滝」や北海道炭鉱遺産に指定されている「滝の上発電所」などがあります。また紅葉の撮影スポットにもなっています。


川に架かる橋から千鳥ヶ滝の全貌を見ると、川が岩の上を何本にも別れながら流れ落ちています。


橋のさらに先からみると、数段になって流れ落ちる、豪快な様子が見て取れます。

橋を渡り切ってさらに奥に進むと再度橋に出ます。この辺りは紅葉が進んで、逆光に照らされて、とても美しく見えます。


もみじの黄色い葉が輝いて見えました。


ひょいと空を見ると、またまた不思議な雲が見えます。


こちらの雲は、竜が飛んでいるようにも見えます。


川の下流(奥の方)に橋が見えますが、あそこまで行って、再び戻ってきました。空の雲もまた違った形になりました。

いつまで見ても、飽きないほど変化しますが、さらに先に進んでシューパロダム湖(大夕張ダム)に行くことにします。シューパロダムは、夕張川をせき止めた人造湖ですが、近年周辺市町村の農業用をはじめとする水需要の増加で、さらに下流に堰を作り、シューパロダム湖の水面を13mほどかさ上げすることになりました。国道の付け替え工事や、ダム湖をまたいでいた旧夕張森林鉄道の鉄橋(三弦橋)等がこの春にすべて水没してしまいました。


シューパロ湖周辺は紅葉がかなり進んでいます。右下の旧国道452号線も水没しつつあります。


ダムの水面かさ上げで、下半身ダムに埋まった木々が紅葉しています。まさに水中に咲く花と言った感じ。


新しくできた橋と、水中に咲く花、


水中に浮かぶ紅葉、と言ったほうがいいかも…


左にぽつんと見えるのは、釣り人ですが、少し遠すぎましたね。


時間とともにシューパロ湖上空にかかる雲も、妖雲から凡雲になりつつあります。


パノラマで写しとめてみましたが、空の青さに引きずられ、樹木の色が出ていません。

シューパロ湖周辺はすっかり秋の装いになっています。ダム湖に沈みつつあるこれらの樹木も、数年後には枯れ果ててしまい再び色づくことはないのかもしれません。少しばかり惜しい気もしますが、逆に見れば今が撮りどき、再び見られない絶景を写し止めるチャンスかもしれません。高速道路を間違わずに、まっすぐ三笠方面に抜けていれば、出逢わなかった光景、ミスしたことに感謝。だから写真をやめられないのかも…


国道452号線を北進して桂沢湖方面へ、そして富良野方面に向かうことにします。道端のすすきも輝いています。


富良野方面と国道が交わる付近の桂沢湖上空には、これまた奇妙な雲が出ていました。


さて、今回の撮影ツアーの後半、富良野・美瑛、旭岳については後日紹介いたします。
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秋のふるさと祭りを見に開拓の村へ

2014-10-08 06:00:00 | 祭り・イベント


9月21日(日曜)に「秋のふるさと祭り」を見に、札幌市厚別区野幌にある開拓の村に行ってきました。過去に何度か開拓の村で行われる撮影会や写真コンテストに応募したことがあって、時々開拓の村から会報や撮影会の案内等が送られてきます。その中に「秋のふるさと祭り」のチラシが同封されておりました。そのチラシの中で、神社祭礼と言う、巫女さんが赤と白の衣装で舞を舞っている写真が目を惹きました。イベント紹介を詳しく見ると「開拓の村に移築した旧信濃神社で、神事・巫女舞を行います」とあります。

テレビ等では、神殿で行われる巫女舞を見たことがありますが、屋外で公開されるのを見逃す手はありません。そのほかにも21日には、子供神輿が村内を練り歩いたり、田舎芝居の行事が行われるとのことです。そのほかにも金魚すくい、輪投げ他露店も多数出るとあります。と言うことで写友を誘って、撮影に行ってきました。開拓の村に着くと、村内を取り巻く木々の一部は秋色に染まりつつありました。


ナナカマドの実が真っ赤に染まって、葉も一部黄色から赤に変わりつつあります。

入村ゲートのある旧サッポロ停車場(管理棟)で、通常入村料830円を支払いますが、中学生以下と65歳以上は無料という制度があって、写友ともども入村料なしで入れました。さて、旧信濃神社の神事・巫女舞は11時開始なので、まだ時間があります。移築された歴史的建築物の並ぶ市街地群を通りながら、ゆっくり目的地に進むことにします。明治大正の頃の建物の間を馬車鉄道がやって来ました。


道産子と呼ばれる馬が、夏は客車を、冬は馬そりをひいて村内を回ります。


古い建物の窓ガラスに、入村者の姿が映り込みました。

市街地はずれの子供の広場では、竹馬やブランコ、自転車の車輪回しなどに興じる子供たちでいっぱいです。昔懐かしい遊びとあって、お年寄りたちが子供たちに教えています。途中撮影にのめり込み過ぎて、神事の行われる11時が近づいております。子供の広場での昔遊びは、帰りに撮影することとして先を急ぎます。神社の近くでは、稲わらで草鞋づくりが行われています。昔は田舎ではよく見られた光景です。


手作りの草鞋が売られています。


その横では、わらで作られた雪靴、背負子、笠を身に着けるコーナーがあります。子供が身に着けて、親が記念写真を撮っています。


秋物野菜の即売会の前には長い列が出来ていました。並んでる方に尋ねると、いも・かぼちゃ・トウモロコシの3点セット試食コーナーの列だといいます。最後尾では係員が品切れになるかもしれませんとアナウンスしています。


並んで試食するのは断念して、列の先頭から覗かせていただきました。蒸かした大きなジャガイモとかぼちゃと7-8cmに切られたトウモロコシの3点セットが皿に盛られています。いずれも大きくて一口サイズどころではありません。


<神事・巫女舞の始まり>


先ずは神主が詔をささげます。この若い神主は、立派なあごひげを蓄え、ダルビッシュ投手に似ていました。


横には巫女さんが6人並んでいます。


巫女さんは小学校高学年から中学生くらいでしょうか。緊張した面持ちです


神主の詔が終わると、巫女舞の奉納です。まずは緑色の千早(ちはや)を纏った二人が舞います。

<巫女の装束について…ウィキペディアから
正式に決められた衣装はなく、各神社ごとに決められたしきたりによるものが多いということです。
☆白衣(はくえ)…襦袢、腰巻の上に着用する小袖、医療用の白衣(はくい)と区別するため、はくえ、あるいはびゃくえ、しらぎぬともいう。
☆緋袴(ひばかま)…緋色あるいは朱色の袴
☆千早(ちはや)…巫女が神事に着く際に着用する羽織、通常は薄手の白絹地に薄い模様が描かれている。


その次は白い千早の二人が舞います。


最後は残った二人が舞います。

動きのある舞をスローシャッターで撮影したのですが、舞そのものがかなりゆっくりで、ほとんどのカットがぶれてしまいました。かろうじて数枚見られるものがありました。その1枚が標題となったカットです。巫女の舞は3組、各5分ほどでしたので15分ほどで終わりました。後方には天狗も控えていたので、さらに何かの神事があるのか期待したのですが、以上で神事・巫女の舞すべてが終わりました。


法被を着た人、傘を背負った人、祭り関係者が境内を降りて、神輿の方に移動していきます。


儀式を終えた巫女さんは、緊張感がほぐれ、笑顔で参道を降りてきました。鳥居の付近には大勢のカメラマンが待ち構えています。


カメラマンの、もう一度鳥居をくぐって来てくださいと言うお願いに、快く応じてくれました。こんなチャンスは滅多にありません。思う存分シャッターを押しまくりました。


さらに露店の前を通って帰る巫女さんに声をかけて、追い打ちのシャッター。嫌な顔をせずに、にこやかに歩く巫女さんが可愛い。


帰り姿を、モノクロでもう一枚。


<田舎芝居と子供相撲の始まりだよ>

年に一度の旅芸人一座の人情芝居です。どうやら(八百屋お七)が始まるようです。舞台前の斜面には早くも大勢の観客が芝生に座っています。その時横を子供神輿が通ってきました。


天狗を先頭に子供たちが神輿を曳いてきました。


舞台そででは、黒子と役者が登場する準備中です。


じっくり見ている時間がないので、早々に子供相撲の方に移動します。

相撲会場近くの露店では、まだ3点セットの試食が提供されているようです。列も朝方とは違ってそれほど並んではおりません。最後尾に並ぶと、すぐに順番が来て、試食セットをいただきました。ジャガイモのなんと大きいこと、約10cmほどあります。かぼちゃも、大きな角切りでした。マサカリかぼちゃとか、甘くてホクホクです。これだけで十分昼食分くらいの量がありました。試食ワンセットで、満腹です。


相撲会場のそばでは、あちこちで試食セットをほおばっています。あれ、どこかで見かけた事のあるような人が…


子供相撲は、もう始まっているようで、時折歓声が上がります。しかしよく見てみると…


幼児に近い子供たちが円の中で押し合いへし合いしているだけ。

本格的に締め込みをした子供相撲とばかり思っていましたが…迫力に欠ける相撲、と言うより押し合いでは…絵になりそうもありません。途中子供広場で昔遊びを撮って開拓の村を出ることにしました。


壊れた自転車の車輪からスポークとタイヤ・チューブを外して、リムだけにして、これを竹の棒でリムを転がして遊びます。昔は今ほど遊ぶ器機がなかった時代。自分で工夫してよく遊びました。アスファルトなぞない時代ですから、なかなか思った通りまっすぐ進まない。見ていて昭和20年代終わりころを思い出しまいた。


こちらでは大人も竹馬に興じています。画面左では、独楽回しを教えてもらっているようです。


私たちが小学生のころは、戦後の物不足の時代でした。遊び道具でさえ自分たちで工夫したものでした。ビー玉遊び、パッチ(メンコ)遊びなどを思い出しながら帰途につきました。


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我が家のイヌネコバトル~その後

2014-10-02 06:00:00 | 日記
我が家では、ネコを2匹とイヌを1匹室内で飼っております。イヌはパピヨンと言う犬種の中型犬で、10年ほど前に我が家の一員となりました。いきものはもう買わないというルールに反して、家内と娘が、ホーマックのぺットショップから、買ってきたものです。数日の間は、娘・次女の部屋に隠しておりましたが…、いくら隠したところで鳴き声でわかります。何でも、ペットショップで売れ残り、値段が安かった、店員に抱いてみてはと言われ、つい抱いたら離せなくなった、等々理由にならない理由をくどくどと…

今更返せないし、餌や糞の始末は家内と娘が行うという約束のもと、渋々認めてしまったのが…運の尽き。定年後の運動不足解消のためと言う理由で、強引に散歩係に任命されてしまいました。まあ、散歩で運動不足解消できるなら…いいか。一方、ネコの方は老猫が二匹おります。22歳のメスネコ(ルナ)は気性が荒く、ネコでも犬でもそばに近づくと、ファ~と言って威嚇します。1歳下のオスネコ(チョコ)は鷹揚で、イヌになされるまま、時折反撃する程度でした。そのオスネコも、今年の春先に天寿を全うしました。

遊び相手のいなくなったイヌの前に現れたのが、二世帯住宅に住む娘のところに貰われてきた子ネコ(キィーヤ)です。生後4か月ほどの黒縁ニャンコで、う~ん、ブチャコの部類。二階の孫娘の部屋から、ベランダを通って私の部屋にやってきます。それをイヌが待ち受けて途端に部屋から階段から、大運動会の始まりです。なお、チョコとジャスのバトルについては、当ブログ2009.8.4付「我が家のイヌネコバトル始末記」に載せております。今回は、あれから5年たったイヌネコバトル記です。


二世帯住宅の孫の家で飼っているメスの子ネコ、名前は「キィーヤ」。名前の由来は…中3の孫が勝手にそうつけたらしい。生後5か月ほどの子ネコ。どうもこのツラは、子ネコとは言い難い、不敵なオヤジの面構えをしている。う~ん、可愛くないな~。

娘の話では、友達のところからもらってきたらしい。数匹の子ネコから、このメスを選んだらしい。どうみても器量はよくない。ブチャコに見える。もっと器量よしのメンコイのがいただろうというと、これがいいのだという。ふ~ん、そう言うもんかね…


ある日、2Fの孫の部屋からベランダを通って、私の寝室兼写真工房へ、ブチャコがやって来た。いきなり机の上のノートパソコンのキーボード上に座り込んだ。この異変に気が付いたのか、イヌが私の部屋にやって来たから、さぁ~大変。ベッドの上でイヌネコバトルの開始だ。



<ラウンド 1>


まずはお互い、鼻の頭をくっつけて、ご挨拶。イヌ「私はジャスミン、通称ジャス、よろしくね」。子ネコ「私はキィーヤ」


挨拶が済むか済まないうちに、ネコパンチが飛び出した。ちょっとルール違反だね。


さらに左からのネコパンチだ。イヌ、あっけにとられている。


さらにネコの攻撃が続く。イヌ「不意打ちとは…かなわんな~」


ネコ、ずに乗ってイヌの足に噛みつく。イヌ「キャウ~ン」


イヌ、体勢を立て直して、下段の構え。


イヌ、子ネコを押し倒しの反撃に出た。


子ネコ、素早い、体を入れ替える。


一旦場外へ避難する子ネコ。

暫し、イヌネコバトルは中断。



<ラウンド 2>

今度は場所を変えてバトル再開。


仏壇の間に入った子ネコ、イヌの様子をうかがう。


子ネコ、本気モードになった。


でもね~、なんとなく嫌気がさしてきた…しばしタイムにしようや。


と言いつつ、相手を油断させておいて、ネコ分身の術を使う。


うふふ、ここならわからないだろうな…


子ネコ「あれれ、座布団に何か面白いものが…」 イヌ「何やってるんだ?」


ファスナーのつまみを見っけ!


盆提灯の房の方が面白いや。


さて、獲物をどこへ持っていこうかな

と言うことで、今回はバトル不成立。続きは後日をお待ちください。


<バトル 場外編>


子ネコベランダから私の部屋に入るとまずベッドの隙間から、部屋の様子をうかがう。ジャスが待ち構えていないか用心している。


いないとわかると、私のデスクに飛び乗って、先ずはご挨拶?マグカップが二つ?そう立て続けのお茶をがぶ飲みするからだよ。


茶の間と台所でのバトルが済んで、一服タイム。お体の大きさが違うせいか、子ネコはすぐ疲れるようだ。


ああ、キィーヤが、ジャスに飲み込まれた!撮影角度のせいでした。




コメント (6)
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