紅露の写真日誌…北の大地・夢空間

小樽・札幌の風景、イベントが中心

小樽街中紅葉ウォッチング(その1)

2012-10-31 06:00:00 | 街中ウォッチング
10月も下旬に入って寒い日が続いています。今年は何だか、例年以上に雪虫が多いような気がします。街中を歩いていても、手と言わず顔と言わず雪虫が、容赦なく降りかかってきます。北国では、雪虫を見るとあと1週間ほどで初雪が降るといわれています。9月のあのスーパー残暑からわずか一月ほどで、これほど気温が下がるとは驚きです。そのためか、このところ周りの山々が急速に赤く染まってきました。我が家の屋上から見渡せば、東の毛無山も、南の天狗山も、北の手宮の山々も、紅葉真っ盛りです。

そこで今回は小樽市内の紅葉スポットを訪ねてみたいと思います。まず1回目として、朝里の宏楽園温泉、朝里ダム、朝里スキー場、汐見台の和光荘、清水町の中野植物園の5か所を取り上げます。2回目は、住吉神社、小樽市民公園、そのほかを取り上げます。なお1回目で取り上げる5か所は10月25-26日の両日に撮影しております。


(1) 朝里宏楽園温泉

宏楽園は、朝里川温泉郷の入り口、高速道路朝里インターの出口付近にあります。朝里川温泉郷の中では昭和32年オープンと言う一番古い温泉です。私も学生時代(S37-41年)先輩や知人に、春は花見、秋は「観楓会(カンプウカイ)」にこの宏楽園に連れて行ってもらったことがあります。なお、観楓会は北海道特有の意味があって、紅葉を愛でるという意味より、紅葉をダシに泊まりがけでドンチャカ騒ぎの宴会をするという意味があります。


(庭園はよく手入れされています 春の桜の時期と違って訪れる人は少ない)


(モミジ、楓の木も多数ありますが色付きは今一つ そのうちの一本、逆光に赤く染まっていた)


(樹木名はわかりませんが、日陰をバックに赤く輝いて…)


(この日は結構風があって、黄色い葉を盛んに揺らせていました スローシャッターで葉を揺らせてみましたが…作品としては今一つかな)


(2) 朝里ダム

平成5年に完成したこのダムは、小樽~定山渓を結ぶ道道1号線沿いにあります。ダムの完成に伴い道道1号線のルートが変更となり、ループ橋となりました。またダム周辺には朝里ダム記念館のほか散策路や展望台が設けられました。更にダムの直下には広場が整備され休憩所やテニスコート、駐車場などが作られ、市民の憩いの場ともなっています。


(ダムの上は遊歩道となっていて、この日も何組かの方々が紅葉や景色を楽しんでいました)


(その遊歩道からダム越しに見ると奥に朝里ダム記念館と駐車場が見える 山々の紅葉が進んでいる)


(ダムの遊歩道から小樽方面を見ると、左手にテニスコートが、中央に朝里スキー場が、そして右奥にわずかに海が見えます)


(流れるような雲が1本湖面に映り込んでいました)


(朝里ダム記念館の駐車場遊歩道からの眺め)


(3) 朝里スキー場

小樽市内には3か所のスキー場があります。街のど真ん中にあるのが天狗山スキー場で、最大斜度42度の急コースがあります。銭函春香山にあるのが、オーンズスキー場です。人工降雪機があって市内で最も早くオープンします。朝里川温泉にあるのがここ朝里スキー場です。初心者向けコースが大半ですが、奥行きがあって4㎞に及ぶコースもあります。さすがこの時期、スキー場の施設は閑散としてだれもおりません。


(スキー場メインの建物です)


(リフトは取り外されたままです)


(スキー場駐車場近くを流れる朝里川、両岸はすっかり紅葉しています この川の周辺は、冬は「雪あかりの路」の会場にもなります)


(赤いシャツが妙にインプレッシブで…撮ってみました)


(朝里スキー場近くには、温泉宿も兼ねペンションが数多くあります また飲食店や雑貨、ガラス工房も増えてきました)


(4) 中野植物園

中野植物園は、個人が経営する植物園で、15000坪ほどの敷地に約100種類の樹木が栽培・管理されております。春には、蝦夷山桜やツツジが咲き乱れ、秋にはモミジが真っ赤に染まります。運が良ければ、エゾリスも見られます。また子供たちが遊べるようにと遊具も備えられております。過去何度か孫たちと一緒に来て撮影しております。今回は平日に訪れましたので一人で来ました。管理人さんによれば残暑が厳しかったせいで、紅葉の時期は1週間ほど遅れていますとのことでした。

園内を回った限りでは、日差しの当たる場所ではモミジも色付いていますが日陰では、緑色のままです。また黄色く変色すると同時に枯れてしまったモミジも多いようでした。とにかく綺麗なモミジを探してみました。


(何と、何と、この寒空にアジサイが一輪咲いています アジサイとススキと言う滅多に見られないコラボ 他のアジサイはドライフラワーになりつつある)


(日当たりの良いところのモミジは十分紅葉している)


(上のモミジの日当りのいい部分を近くで撮影 十分紅葉している)


(何の実か朝露が滴となって、その滴に朝日が当たる)


(青いペンキの塗られた遊具の上にモミジの葉が一枚 自分で置いたのではないかって?まぁ~そう固いことは言わず…)


(どんぐりの小道 落ち葉とともにどんぐりがたくさん落ちている)


(中野植物園は、一面コケに覆われています その苔の部分をマクロ撮影すると、朝露が輝いて宝石のようにも見えます)


(5) 和光荘

汐見台の潮陵高校のグランドの裏小路に隠れるように立っている和光荘。長年小樽に住んでいながら、和光荘のことを知ったのは数年前に写友に紅葉撮影に誘われた時でした。小樽の名所・旧跡の一つになっているのか、由来を記した市の案内板が立っております。それによれば小樽の地酒「北の誉」の別邸のようです。


(昭和天皇と皇后が宿泊されたとあります)


(建物前景を見ると洋風ですが、左横に和風の庭園が広がり、和風の建物があります ただ「庭園には立ち入りご遠慮下さい」の立札があります 撮影許可を貰いにピンポ~ンしても応答がない)


(庭園外から撮影 藤棚越しに撮影)


(日当たりのよい部分は紅葉しているものの、幾分遅れているようです)


(緑色の針葉樹=松?との対比が美しい)


(紅葉しつつあるモミジと、緑色の葉の透過光が美しい)


(第2回目に続きます、11月6-7日頃掲載予定です)
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SLニセコ号

2012-10-27 06:00:00 | 日記
すっかり秋の風物詩として定着したSLニセコ号、秋季限定のこのSLニセコ号も、あと残すところ今週と来週の土日4回の運行となりました。9月15日(土曜)から始まった運行は、11月4日(日曜)までの、土曜・日曜・祭日に延べ18回運行されます。札幌駅を午前8時31分に発車した列車は、ジーゼル機関車と蒸気機関車の2台に牽引されて、9時17分に小樽駅に到着します。その後ジーゼル機関車は最後部に連結されて、終点の蘭越駅までは、SLが先頭になります。小樽駅で約40分ほどの停車時間(機関車の入れ替え)があります。この間小樽駅の4番ホーム(通称裕次郎ホーム)は、一般乗客とSLファンでごった返します。

SLニセコ号は、4両の客車をけん引しますが、客車の作りも乗員もすべて昭和の香り強く打ち出しています。車掌は「車長(旧名称)」と書かれた腕章に制帽を着用、社内の女性乗務員は和服に袴と言うスタイルです。さて、まずは通過駅である南小樽駅の跨線橋量徳橋から見た画像です。


(蒸気を吐きながら、ジーゼル機関車を先頭にやってきます)


(小樽駅の一つ手前の南小樽駅は通過です)


(小樽駅の3番線の先端に陣取って撮影 富岡陸橋をくぐって先頭のジーゼル機関車が見えました)


(4番線裕次郎ホームに到着です この後、先頭のジーゼル機関車が最後尾に連結されます)

この作業に約40分ほどかかりますが、この間に記念撮影をするファンたちでホームはごった返します。先頭では、時間の許す限り、機関室に入っての記念撮影も可能です。また和服の女性乗務員も気軽にファンとの記念撮影に応じてくれます。


(車掌の制服も帽子もレトロ感がいっぱい 右の車掌の赤い腕章には車長の文字が見えます)


(客車の2号車はカフェーカー兼客車で、飲み物やお土産用品も販売している 女性乗務員はこのような"ハイカラ"な服装)


(窓ガラスの反射が強くて見にくいですが、着ている和服も色違い)


(先頭の蒸気機関車の前では記念写真を撮影するグループが列を作っている それを裕ちゃんが見守っているような…)


(こちらは機関室に入り込んで記念写真を撮る人々の列)


(スマートフォンや携帯で撮る人も多い)


(SLの機関士が仲間に飲み物を手渡している)


(客車中央部付近では、女性乗務員を囲んで記念写真を撮るグループ おっと、カメラの前をお婆さんが…)


(私もお願いして1枚… バックの映り込みが悪かった…)


(車長が発車3分前の合図の鐘を鳴らしながら通り過ぎていく)


(機関士はマスクにゴーグルと言う重装備で、発車の汽笛を鳴らす)


(轟音と猛烈な煙を吐きながらSLはニセコ・倶知安方面に向けて出発)


(ホームの先端では写真を撮り終えたファンが、手を振って乗客に応えている)

さて、午前9時58分に小樽駅を出たSLニセコ号は、余市、仁木、倶知安、ニセコ、昆布、そして終点の蘭越に12時37分に到着します。先頭が蒸気機関車、客車4両を挟んで最後尾がジーゼル機関車の順です。帰りは倶知安まではそのままの順で逆走します。蒸気機関車はバック走行になります。倶知安~小樽間は、後ろ向きの蒸気機関車が先頭になって、間に客車が4両、最後尾がジーゼル機関車となります。小樽~札幌間は、最後尾のジーゼル機関車が先頭になって、ついで後ろ向きの蒸気機関車、客車4両がその後になります。少しややこしくて混乱してしまいそうですが、写真撮影マニアにすると、この順番が大変重要なんです。ともあれ小樽駅を出たSLを、長橋で撮ったのが下の写真です。


(9時58分に小樽駅を出たSLは、6-7分で長橋の撮影ポイントを通過します)


(HDR風に仕上げてみました)


(上の二カットの1週間後の、小雨降る日に撮影したカットです)


(ここはマニアの撮影スポットで、大勢のSLファンがカメラを構えています 蒸気を吐いて機関士が手を振ってくれています)


(乗客もカメラマンに手を振っています)


(最後尾はオレンジ色のジーゼル機関車です 函館本線の小樽から長万部間は電化されていないので架線がありません)

10月も後半になると気温が下がり、周囲の木々がすっかり紅葉してきました。間もなく冬将軍の到来です。紅葉が進む中を走るSLを追いかけてみましたので次々回あたりに掲載したいと思います。
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小樽街中ぶらり~その2

2012-10-23 06:00:00 | 街中ウォッチング
9月の中・下旬まであれほど居続けた残暑も、10月の声を聞きくと同時に過ぎ去ってしまいました。そして10月も半ばを過ぎると、一転寒さが厳しくなってきました。既に大雪山や、手稲山、そして平地では、稚内で初雪が降りました。小樽でも、いつ雪が降ってもおかしくない寒さの続く今日この頃です。そんな中、小春日和の日中にコンパクトデジカメを携え、街中をふらり出かけてみました。自宅から歩いていける範囲なので、今回は花園町、入船町、運河周辺を中心に撮ってきた画像を紹介します。


<メルヘン広場のエゾ山桜赤く染まる>



ここ1週間ほどの冷え込みが続いたことで、メルヘン広場のエゾ山桜が紅葉真っ最中となりました。画像は10月22日撮影したものです。観光客も全員ジャケットを着こんでおります。木の種類によって紅葉の時期に違いがあるらしく、一番最初にエゾ山桜が赤くなり、白樺の葉も黄色くなります。ついでプラタナスの大きな葉が落ち、ツタの葉が赤くなります。最後に紅葉するのがはナナカマドです。現時点では、ツタの一部が紅葉し、ナナカマドの紅葉はまだ先のようです。


<歴戦のつわもの>



老いてもなお現役続行中のようで、タイヤもまだ新しいようです。何だか江戸時代初期の武将を思い出してしまいました。3代将軍となって時代が安定しつつあるときに、今なお槍を振りますあの暴れん坊旗本、水野十郎左衛門を沸騰とさせます。


<破れ傘差して君は何処へ行く>



ざんざん振りになれば全く役に立ちそうにありませんね。今ではコンビニで300円もあれば新しいビニール傘が買える時代です。しかしあえて、壊れ傘を辛抱強く差し続ける君に、敬意を払いたい。


<砂上の楼閣ならぬ河川上の楼閣跡地>



数年前まで、奥に見える妙見市場がここまで棟続きでありました。於古発(オコバチ)川の上に4棟の市場がありましたが、市場の衰退、空き店舗の続出で、ここの2棟が取り壊された経緯があります。現在は奥の2棟が妙見市場として営業中です。


<一見トリックアート?>



アパートらしき建物の側面に黒い建物の跡らしきものが見えます。しかもアパートの側面に、30度ほどの角度で黒い部分が鋭角にくっついています。見ただけでは判断できませんが、多分、手前の空き地に棟続きで建物があって、手前の建物を取り壊したときに、何らかの理由でこの30度の鋭角部分が残ったのでしょう。う~ん、見れば見るほど不思議です。


<小樽は港町、おたるはみなともち…あれれ?>



小樽に餅屋が多いことはこのブログでも取あげたことがあります。大正時代の終わりに小樽運河が出来ましたが、そこに働く沖仲仕の方々が、持ち運びに便利でしかも腹持ちのする「餅」を好んだからだといわれています。現在も小樽市内には創業90年を超える餅屋さんが数多くあります。


<子抱き地蔵さん>



菁園中学校のすぐ下に地蔵堂があります。これ自体そう珍しくはありませんが…


<子抱きじいさん>



地蔵堂のすぐそばで見かけたミニチュアダックスフントを抱きかかえるおじいさん。


<あと一息…>



壁ぬけの術、習得まであと一息。今はもう使われていない邸宅跡らしい。この邸宅を建てた御仁の配慮が感じられ、うれしい気もしますが…身動きできない松の木を見ていると気の毒なような気もします。


<小路にひっそりとヒマワリが咲いた>



小さな花が盛んに首を左右に振っています。この小路のどん詰まりは旧手宮線で、今は雑草が背丈の2倍ほどになっています。そんな小路の日陰に、ひっそりと二つの花。住人の優しい気持ちが伺えます。もうすぐ冬、今度は玄関のなかで、首を振ってね。


<海物語のボインちゃんに誘われそうな…>



昔は凝ったことがありました。大工の源さんで大分稼がしていただいたこともあります。高校にバス通していた時代から、バス停のそばにあったものでよく出入りしていました。何分田舎の町です。1時間に1本のバスを乗り損ねると次のバスまでの待ち時間が長くて、校則違反承知で悪友と一緒に出入りしていました。当時は、銀玉を一個づつ親指ではじく方式でした。今はコンピュータ制御で出玉が制御される時代。おもしろくもありませんので、いくらボインちゃんに誘われても、ここ十年ほどは入ったことがありません。


<突如ドイツ風の建物が現れた?>



この建物は今や小樽観光をリードするほどに成長した北一硝子です。え?お土産にガラス製品を買った店ではないって?そうなんです、今では北一硝子の主力店舗は、堺町と言う運河に近い観光街にあります。ここ花園町の店舗は、北一硝子発祥の店舗ともいえる店舗なんです。北一硝子はもともとランプや漁業用の浮き球を作っていましたが、この画像にある花園町の店舗でランプや浮き球が観光客に売れ出したのが大きく成長するきっかけになったのです。今では堺町周辺に10数店舗を持つまでになりました。


<かつての栄光は今どこに…>



お酒が好きである程度の年齢の方ならとても懐かしく思うのではないでしょうか。昭和30年代この向かい側には小樽ニュー銀座と言う百貨店がありました。この辺りはニュー銀座、丸井今井、大国屋(現オーセントホテル)と言う三つの百貨店があり、また北海ホテルがあるという、小樽でも最大の繁華街でした。その当時に隆盛を極めたのがこの飲食店ビルでした。小樽の人口流出、斜陽化とともに、百貨店も撤退し、ホテルも廃業してしまい、今ではこの飲食店ビルも廃墟となってしまいました。


<ここにも栄華の片鱗が残っている>



特に2Fの部分を見ているとかなり手の込んだ作りに見えて建築当時はけっこな建物であったことが想像できます。ひょっとして小樽には40数日間しか滞在しなかったといわれて言る石川啄木が住んでいたかもしれない、なんて勝手に想像してしまいました。


<ホテルノルドがスリムに見えるが…>



小樽運河プラザ前にある丸いミラーとガラスの入り混じったオブジェを、コンデジ(中央下)で撮ってみました。中央にひょろ長いのがホテルノルド、右側の石造り倉庫が小樽運河プラザ(観光案内所が入っています)です。実像と虚像が入り混じって訳が分からなく…


<咆えすぎて足をくじいちゃったよ>



ん?色艶がいいって?そりゃそうさ毎日おいしい餌にありついているからね。ただ欲を言えば目の前のぺんぺん草取り除いてほしいね。それと包帯はもう少し丁寧にお願いしたいワン!

<丸いポストが珍しいって?>



小樽市内のほとんどがこの丸いポストだけれど、珍しいと見えて、堺町の郵便局前の丸いポストの前で、中国人らしき人たちがよく記念写真を撮っているね。なかには内地から来た人たちも撮っているよ。そういえば、東京の小平市が、「丸いポストのある風景写真コンテスト」をやっているものねェ、この写真応募してみようかな~。ん?落選間違いないって?
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トイカメラVivitarによるツアー番外編

2012-10-19 06:00:00 | カメラ
インターライフ「マニアック自慢フォトコンテスト」で、グランプリに賞品としてトイカメラをGETしたことは、Facebookやこのブログ(20012.10.3付け「7-9月期のフォトコンテスト入選状況」)でもお知らせしました。そこで試し撮りとばかりに、9月26-27日の富良野・美瑛・旭岳ツアーに持参し、フィルム2本撮影してきました。フィルムは手元にあった富士フィルムのプレミアム400(27枚撮り)と、カメラとと一緒に送られてきたソラリス200(36枚撮り)の2本です。まずトイカメラ「Vivitar Ultra Wide & Slim」の諸元(スペック)についてみて行こうと…、思いましたが、ペーパー1枚の日本語解説書には詳細が全く出ておりません。PCで検索してみると、下記のとおりであることがわかりました。

    (1) レンズ 焦点距離22mmのプラスチックレンズ1枚
    (2) 絞り F11固定
    (3) シャッタースピード 1/125固定
    (4) サイズ W100×H58×D26mm 75g
    (5) 最短撮影距離 1.5m

36枚撮りフィルムを詰めてもかなり軽く、胸ポケットに入れても存在感すら感じません。ただスリムと言っても普通のコンデジの倍くらいの幅があります。フィルムのパトローネ(フィルムを巻き込んでいる筒状の缶容器のこと)の幅が決まっているので、これ以上スリムに出来ないためです。艶消しプラスチックボディのために、手触りがとてもよく感じられます。それに黒地の中に赤い縁取りがとても可愛く見えます。


(カメラと一緒に送られてきたフィルムは、made in EU製のソラリス200)

では早速その写り具合を見ていきましょう。26-27日のツアーで最初の撮影地が、三笠の奔別炭鉱跡地でした。撮影したフィルムは2本とも同じDPE店で現像、CDへの取り込みをしてもらいました。写した画像をCDから、さらにPCに取り込みました。以下に掲げる画像には、一切ソフトによる色調整はしておりません。撮ったそのままをアップしております。

(1) 三笠奔別炭鉱跡地のホッパー(集炭所)





上段は、最初のカットです。四隅が露光不足になるのは、プラスチックレンズ1枚ののためで、これこそがトイカメラの本領発揮と言えます。色の再現も綺麗で早朝の雰囲気が伝わってきています。下段の画像は、上段の一枚目のカットの中央上段部分を拡大したものです。約20倍に拡大した画像ですが、シャープネスもそれほど損なわれておりません。

(2) 立坑櫓をあえて逆光で





かなり厳しい条件ですが、それなりの写りと言えます。一枚レンズで絞りがないために、普通のレンズですと出る円形(絞りの形)のハレーションが見られません。

(3) 十勝岳温泉凌雲閣の駐車場から





下段の画像では、あえてど真ん中に太陽を入れてみました。派手にハレーションが出ています。

(4) 美瑛白金温泉地区の青い池





見事に青い池が再現されています。デジタルカメラで撮影した画像と比較しても何ら遜色はありません。よく注意してみると、画面中央部の上あたりがぼやけて見えます。この原因は、ポケットに出し入れしている間に、むき出しのレンズに指が触れたためなんです。後で気が付いてレンズクリーナーで指紋をふき取りましたが、フィルムの半分近くは、指紋付き画像になってしまいました。
なお、ここまでの画像は、富士フィルム「プレミアム400」です。

(5) 美瑛の丘・四季彩の丘





2枚の画像はいずれも赤み(マゼンタ)が強く出ています。これはカメラのレンズの問題ではなく、フィルムの特性かもしれません。(5)以下はEU製のソラリスを使っています。フィルムの空箱を確認すると、「Develop before,08 2011」とありました。ほぼ1年ほど賞味期限切れのフィルムだったのです。通常期限切れのフィルムを使うとマゼンタ色が強めに出ます。過去に期限切れ4-5年後のコニカのフィルムを使ったことがありました。とても赤み(ピンク)の強い画像になりましたが、画像によってはかえってそれがトイアートっぽくなることだってあります。トイカメラだから期限切れのフイルムをつけてくれたと、ここは好意的に解釈しておきましょう。
なお、日本製のフィルムですと、期限が経過しても、直射日光のあたる所で保管しない限りは、2-3年は色再現に問題はありません。ある有名な写真家が次のように言っておりました。「フィルムだって、腐りかけ寸前が一番美味しいんだ」含蓄のある言葉です。

(6) 旭岳





さすが晴天下ですと、空の青さが強く出るようで、赤みは抑えられました。


いずれにしても、画角の広さや軽量小型から街角スナップや風景にも使えそうなトイカメラです。ただ、プラスチックボディで裏蓋がぶわぶわしていて、光線漏れを起こすのではないかと心配しましたが、それもないようですので一安心。しかし裏蓋を開けるためのロックが小さくて、爪でひっかえ手もなかなか開きません。カッターの刃先を差し込んでやっと開きました。手数のかかるトイカメラです。次は、モノクロフィルムや、ネガカラーを裏返しに詰め込んで(濃いセピアカラーになる)撮ってみたいと思います。機会があれば画像を紹介します。


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富良野・美瑛・旭岳ツアー(2日目)

2012-10-15 06:00:00 | 旅行
二日目は、朝5時半に富良野のホテルを出て旭岳に向かいました。ロープウエーの山麓駅には6時半ころ着きましたが、無料の駐車場はほぼ満車の状態でした。50-60台も駐車してたでしょうか、かろうじて1台分の空きを見つけて駐車しました。山麓駅前の有料駐車場には1-2台しか駐車しておりませんでした。ロープウエーは6時始発で、既に3回目の乗車でしたのでガラガラでした。この時期観光バスが押し寄せる9時以降になると数回待ちもあります。ともあれ頂上の姿見駅に向かいますが、前日黒岳に登山された方が、ビデをカメラを見せてくれて、今年の大雪の紅葉は、秋口の残暑が影響して綺麗な紅葉になっていないとのことです。車内から周辺を見渡しても、去年、一昨年のような赤い紅葉は見られません。


(前方を見ても紅葉らしきものは見当たらない…)


(さらに高度があがって…一部黄色く見えますが、赤っぽいところはすでに枯れた跡です)

どうやら秋口の異常な残暑で、紅葉が遅れているのと、紅葉してもすぐ枯れてしまっているようです。例年であれば、ナナカマド等の葉が赤く染まるのですが、今年は黄色くなって枯葉になりつつあります。ロープウエイの終点「姿見の駅」を出て、まず左手の第1展望台方向に向かい、そこから右手にターンして姿見の展望台へと向かいます。図中の矢印とは逆のコースをたどります。


(第4と第3展望台の間に急な岩場があるので、そこを降りる方が楽なので、逆コースを取ります)


(姿見の駅付近の木々は、赤くならずに黄色になっている しかもかなり枯れている 長く続いた残暑のせいかもしれません)

これだけは自然現象なので致し方ありません。ただ、この時間早いことが幸いして、コースの両側の高山植物は朝露がびっしり付着しています。マクロ撮影には最適です。TAMRON18-270mmの標準ズームレンズで数枚撮った後、マクロレンズTAMRONSP90mmに交換します。


(まずは、18-270㎜のマクロ領域で撮影 う~んボケが今一つ…)


(さすがマクロレンズ、ボケが美しい)


(同じ被写体を同じTAMRON SP90mmマクロ+センターフォーカスフィルターを使うと、これまた一味違った感じになる)


(フォーカスを外れた水滴は青く光ったり、黄色く光ったり…)


(這松の水滴が金色に輝く)

マクロレンズで十分撮影したので、標準ズームレンズに交換します。陽もかなり高くなってあれだけ付着していた朝露もみるみる減ってきました。姿見の展望台の手前のコースわきには、すでに花を散らして白い綿毛のようになったチングルマが群生しています。


(この辺りは、至るところに群生している)


(少しズームアップしてみると、直径1~2cmの綿毛の帽子をかぶっているようにも見える)


(今流行の宙玉レンズ風に… センターフォーカスレンズを使っています)


(姿見の展望台に着くとまず目に入るのが、この光景 しばしここで休憩、その後噴気孔の近くまで行き、第4展望台に向かいます)


(噴気孔の近くで撮ってみるが、岩の裂け目から噴煙が上がる)


(噴気孔の近くから今来た姿見の展望台を見ると、青空を映しこんだ姿見の池がとても綺麗に見える)

噴気孔を後にして第4展望台の方向に向かいます。この辺りは緩やかなアップダウンが続きますが、割と歩きやすいとこです。第4展望台に着くと前方には鏡池とすり鉢池が見えます。右の大きな池が鏡池で、左側がすり鉢池です。すり鉢池はその名の通り周辺がすり鉢状になっているのでそう呼ばれます。この二つの池を合わせて夫婦池とも呼んでいます。更に水平線に目を移すと第3展望台が見えます。


(この第4展望台から夫婦池の間を通るコースが、かなり急になっていて大きな岩場を抜けることになります)


(第4展望台で旭岳を見ると、数本の噴煙が逆光に浮かび上がります)

第3展望台に着くと、ここから本格的な登山者が裾合平方面に向かっていきます。なおこれら展望台の点在するコースは「旭平周辺散策コース」とも呼ばれ標高差が80m前後のとても歩きやすいコースなので、紅葉の時期には大型観光バスが続々とやってきます。この日も午前9時すぎからツアーガイドに引率された何組もの観光客の団体とすれ違いました。時には中国語が飛び交うこともあります。

さて、ゴール近くの第1展望台につきました。続々と団体客がやってきます。じっくり写真撮影どころではありません。うろうろしていると、シャッターを押してくださいと頼まれてしまいます。下の画像は、東京から来たという若い娘さんたち。もちろん喜んでシャッターを押しました。もっともシャッターを押したのは写友K氏ですが…。


(若いっていいですね…)


(第1展望台から、中央左は第2展望台、左は第3展望台 午前10時過ぎて陽が高くなってきたら、多少紅葉も見栄えがしてきたような…)

姿見駅で一休みして、11時半のロープウエーで下山しました。すぐに、次の撮影地天人峡温泉の羽衣の滝に向かいます。天人峡温泉の駐車場に車を置いて、さらに奥に10分ほど歩くと羽衣の滝に到着です。ここは忠別川の上流にあたります。滝は落差が270mあり、立山の称名滝(350m)に次ぐ日本第2位の滝と言われています。滝100選にも選ばれています。


(滝の麓に休憩所があって、そこから眺めることができる ここからでも落差の大きい滝であることがわかります)


(案内板に従って50mほど上がると、羽衣の滝見晴らし台があり、そこからですと滝壺まで見えます)

周辺は深い渓谷になっていて、鬱蒼と木々に覆われています。駐車場までの帰り道を撮影しながら戻ります。なお、帰路途中富良野市の郊外で撮影したヒマワリ畑については、前回のブログに掲載しましたのでここでは割愛いたします。これで本日の撮影はすべて終了です。
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第20回小樽写真市展の公開審査を見てきました

2012-10-11 06:00:00 | フォトコン関係
第20回小樽写真市展の応募は、9月29日に締め切られ、10月6日(土曜)に公開審査がありました。審査は、稲穂小学校に併設されている「生涯学習センター」で午後2時から始まりました。第1部自由の部と第2部ネイチャーの部の2回に分けて行われます。審査員は日本写真家協会の石津聡先生です。1部、2部ともに、それぞれ推薦1点、特選2点、準特選2点、入選20数点を選びます。

まず1部の応募作品169点が並べられます。会場には40名ほどの応募者、主催者側関係者が来ており、審査開始前に自由に応募作品を見ることができます。


(並べられた応募作品 りきさくぞろいでめうつりがします)


(私の応募作品も3点並べられています どれかは…)


(石津先生が入選候補を含めて30-40点をまず選びます 奥のテーブルでは重複の有無を調べている)


(第1次関門を通ったかどうか心配そうに作業を見つめる応募者たち)


(1次審査を通り、2点までの重複を選別された作品が並ぶ さらにこの中から上位候補が選ばれる)


(上位候補9点を見つめる石津先生 私の作品も入っていますが…)

上位候補9点の中から推薦1点、特選2点、準特選2点が決定しました。残念ながら私の作品は洩れてしまい、入選どまりでした。そして次は第2部の審査が始まります。机の上に応募作品114点が並べられます。しばし応募者は自由に応募作品を見ることができます。おや、ネイチャーの部に構築物(橋や町の夜景など)の入った作品があります。


(画面中央に橋の写真が3枚あります 見ている人からこれはネイチャーではないよな、と言う声も…)


(1次審査を通過した作品30数点が選びだされました 私の作品も3点応募中2点が通りました)


(1次審査通過作品に見入る応募者たち)


(さらに9点の上位候補作品が選ばれました)

第1部同様に、この9点から推薦1点、特選2点、準特選2点が選ばれました。審査の最後にあたって石津先生から上位入選作品の講評等がありました。全体に年々と作品のレベルが上がってきているとの話があり、第1部から講評がありました。推薦は鹿戸氏(フォートピアメンバー)の「視線」でした。右上の男性の黒い目と、左端の女性の青い目がとても印象的です。上部にパチンコ屋の文字が見えるのが気にかかりますが、それにもましてインパクトの強い作品です。


(花園1番街のパチンコ屋のディスプレー 鹿戸氏は去年第2部で推薦を取っています)


(成沢氏の作品、特選黒いバックの中に浮き上がり、裸電球も効果的ですとの評価がありました 成沢氏もフォートピアのメンバーです)

次に第2部の講評に移ります。まず推薦は小泉さんの「氷紋」が文句なしに選ばれました。石津先生もよくこれだけ美しい氷紋が撮影できたものだと感心しておられました。次いで特選には鹿戸氏の「水滴」と私の「夜明け前」が入りました。


(小泉さんの氷紋 本人不在で撮影地等不明ですが、勝納川河口の雪捨て場で、私も撮ったことがあります)


(鹿戸氏は、このところ破竹の勢い 水滴の中の映り込みがいいと評価)


(私の作品 八雲町の国縫川ほとりで撮影手前に泣かすとサギの集団を取り込んだのがいいとのこと)


最後に私の入選した作品を紹介しておきます。

第1部・自由の部 入選「右折待ち」

(住吉神社前の歩道橋から、国道5号線の札幌方面を長時間露光したもの)


第2部・ネイチャーの部 特選「夜明け前」

(午前4時半ころの国縫川に架かる橋から撮影)

         同 入選「菜の花畑に入日薄れ♪」

(滝川市江部乙の菜の花畑に落ちる夕日を撮影)
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富良野・美瑛・旭岳のツアー(1日目)

2012-10-07 06:00:00 | 旅行
9月の26-27日に富良野・美瑛の丘の撮影、旭岳の紅葉を撮影に行ってきました。厳しかった残暑も9月の20日を境に気温が下がりすっかり秋らしくなってきました。富良野・美瑛も旭岳も昨年の9月26日に行って以来1年ぶりの撮影ツアーになります。例によってフォートピアのメンバー6人そろってのツアーです。9月の20日以降はなかなか晴天続きの日がなく、延び延びになって下旬になってしまいました。大雪山の紅葉も黒岳では8合目あたりまで進んでいるとの情報もあって、旭岳も綺麗な紅葉が撮れると期待していったのですが…、それは後に譲ることとして、一日目は、富良野・美瑛を中心とした撮影です。 

26日(水曜)は早朝4時半に出発して高速道路で三笠に向かいます。三笠で奔別炭鉱跡地を撮影し、富良野に入ります。そこから富良野岳の麓までのぼり、そのあと美瑛に入り、北瑛の丘、青い池の撮影と続きます。この日は、富良野市内で1泊します。翌日27日は旭岳の紅葉撮影と言う予定です。1日目と2日目の二回に分けてブログで紹介したいと思います。


(野幌PAでトイレタイムのときに夜が明け始めました 秋特有のすじ雲が綺麗で何枚か撮影)


(途中三笠によって、旧奔別炭鉱跡地を撮影 ホッパー=貯炭所から立坑櫓を見る)


(ホッパーの近くにはお地蔵さんが数体設置されていて、苔むしている)


(国道を挟んで向かい側には、旧炭住が残されていて、数軒は現在も居住者がいるようです)

三笠を後にして、桂沢湖を通り、国道452号線、道道135号線で富良野を目指します。まずは富良野から、上富良野に出て十勝岳温泉に向かいます。十勝岳のふもとにある「ホテル凌雲閣」(標高1260mにある)の駐車場に車を乗り捨てて、上富良野岳に20分ほど登る予定です。そこはがれきの大きな広い沢になっています。流木や倒木があって撮り方次第ではアート風の写真が撮れます。しかし、駐車場に着いた時には、周辺の山々に濃い霧がかかり始めていました。おまけに紅葉が進んでいません。


(日差しはありますが、この後急に黒雲が押し寄せてきました)

そこで、上富良野岳の沢登りを断念して、標高1000mにある吹上温泉に立ち寄ることにしました。吹上温泉はTVドラマ「北の国から'95秘密」のロケ地として使われました。五郎(田中邦衛)とシュウ(宮沢りえ)が一緒に入浴したシーンは話題になりました。吹上温泉を後にして十勝岳の麓の望岳台に寄ります。ここも全くと言っていいほど紅葉しておりません。次は白金温泉地区にある白髭の滝と青い池を目指します。


(望岳台から麓を見ると美しい景色が… 白金模範牧場です)


(白髭の滝はこのブログで何度も取あげているので、この1枚のみ上げておきます)

白髭の滝を後にして白樺街道に一旦出ます。美瑛市街方面に数100m走ったところで、右折して細い林道に入ると、美瑛川2号ダムと言う標識にぶつかります。そこにも青い池と似た光景が広がっていました。それが下の画像で、対岸には枯れ木が立ち並び、手前の青い川面((美瑛川)に枯れ木が映り込んでいました。この林道は、美瑛川護岸工事用の狭い砂利道で、一般車立ち入り禁止ではないようですが、一般車はほとんど走っておりません。美瑛川と並行しており、このまま進むと青い池の駐車場に出ました。地図には載っていない道路でした。


(美瑛川2号ダムの標識のある岸辺から撮影)

1年ぶりに青い池の駐車場に着くと、以前工事用の資材置き場が小型車両の駐車場になっていました。50-60台ほど収容できるスペースになっていたのは驚きです。以前の白樺街道入り口の駐車場は大型バス専用駐車場となっていました。この日は天気がよく日曜日と言うこともあってか、青い池周辺は、カメラマンと観光客でごった返していました。


(その日の天候具合で色が変化しますが、この日はとても綺麗でした 露出補正なしで撮ると、幾分青が強めに出ました)


(0.5プラス補正して撮ると、実際に見た色に表現できました)


(ススキノ部分を切り取ると、0.5プラス補正しても実際より青くなります 上の画像と撮影位置や角度が異なると…難しいですね)

青い池で小1時間ほど撮影し、ケンとメリーの木で有名な北瑛やマイルドセブンの丘に向かいます。この地区には、ケンとメリーの木やセブンスターの木、親子の木など有名な撮影スポットがありますが、太陽が中天にあっては絵になりません。素通りで北西の丘展望台公園で昼食タイムです。ここの駐車所にも観光バスやレンタカーが多く来ていましたが、車から降りてくる人たちの多くが中国人でした。日中間の尖閣問題は関係がないようです。


(北西の丘展望台をマイナス補正で撮影し、PhotoshopCSでHDR風に調整すると、雲がダイナミックになりました)


(収穫の時期、トラクターが忙しく畑を走り回る)


(美しい大地をバックに記念写真を撮るカップル)


(撮影中に出会った家族の子供たちに走り回ってもらった一枚)

北瑛を後にして、拓真館の裏道路を撮って四季彩の丘に向かいます。この時期は花が終盤に近いのですが、この丘は、それぞれの時期に合わせ、いつでも満開になるように工夫されています。それだけに写真撮影には最適なスポットなんです。この日も四季彩の丘は、中国人団体や国内の修学旅行生たちでにぎわっていました。


(コンデジのパノラマモードで…)


(園内のすぐそばで… 実はアルパカがいるのですが、入園料を払わずに…)


(花はピークを過ぎていて、何となく色彩が今一つ…)


(観光馬車ならぬ、観光トラクターが園内を走り回る)


(続々と入園者がやってくる 雲が低く流れるようで… 手前のラベンダーは完全に終わっている)

ほぼスケジュール通りの撮影を終わって、今日の宿泊先のホテルに向かいます。富良野スキー場の麓のホテルですがシーズンオフの今の時期、格安料金で宿泊できました。例によって、反省会と称して全員で飲みながらの宴会が2時間ほど続きました。

翌27日旭岳ツアーを終わって帰りがけに、富良野郊外でヒマワリ畑を見つけました。その画像もアップしておきます。


(ここは観光スポットから離れているので観賞用ではないようです 数日中にはすき込まれてしまうのでしょうね)


(ヒマワリ畑の横には大きな牧舎がありました)



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H24年7-9月期のフォトコンテスト入選状況

2012-10-03 06:00:00 | フォトコン関係
今年の7-9月期のフォトコンテストの入選件数は、24件で写真点数では26点となりました。前年の同期間では16件でしたので大幅に入選数が増えました。これで1月から9月までは合計54件となり、去年の年間入選件数59件に迫る勢いとなりますた。この調子を維持すれば年間では、前年を超えそうです。ただ、去年のように賞金額の大きなコンテストには相次いで敗退しているのが残念です。なお、月別では、7月が10件(前年3件)、8月が6件(前年4件)、9月が8件(10件)でした。次におもな入選作品をご紹介します。


<7月分>

☆ 住友林業・キコリンの森「100年先に残したい風景」フォトコンテスト
  金のキコリン賞 「満天の星に澄んだ空気」


(美瑛のマイルドセブンの丘で撮影 15mm対角魚眼レンズ使用)

☆ GMO壁紙・写真部 おきらく犬フォトコンテスト2012
  入選 「やる気全くなし」


(小樽堺町通りのお店の留守番犬 二匹いて、年上のこの犬は「会長」と呼ばれている、もう一匹の「専務」は奥にいるのかな)

☆ 環境札幌2012フォトコンテスト
  佳作 「ラベンダーの咲く丘」


(撮影地は札幌市滝野すずらん公園 最優秀賞はプロの写真家の方でした)

☆ SocialFun・第3回ベストスマイルフォトコンテスト
  3位 「鏡の前で遊ぶ孫娘」


(FacebookやTwitterの人気投票で順位が決まるというコンテストで、本来のフォトコンとは違うような気がするけれど…、でも賞品がメガネ型のトイデジカメラ、これ欲しかったので、まぁ良いさ)

☆ あなたのイーハトーブ写真コンテスト
  ネリ賞(第2位) 「積丹ブルーの海」

<コンテストの概要>
宮沢賢治が発表した童話を名作『銀河鉄道の夜』のスタッフが5年の歳月をかけて贈る、愛と勇気のファンタジーアニメ映画『グスコーブドリの伝記』が7月7日に公開される。この度、映画の公開に先立ち、ツイッターを利用した、あなたの“イーハトーヴ”(守りたいもの、後世に残したいもの)写真コンテストをWEB上キャンペーンページにて6月14日より開催する云々…


(冬には荒れ狂うこの海も、春から秋にかけては透明度の高い青い海となる 地元住民も「積丹ブルー」と呼んで誇りにしている)

☆ 愛犬フォトコンテスト
  入選 「眺めがいいな~」


(撮影地昭和記念公園 かなり古い画像です)


<8月分>

☆ 留学ジャーナル・海外に伝えたい日本フォトコンテスト
  COOL JAPAN賞 「愛を誓う」
 

<コンテストの概要>
「もっと日本のこと、海外の人々に知ってもらいたい」そこで、留学ジャーナルでは、こんなフォトコンテストを企画しました。ファッション、アニメなどCOOL JAPANなカルチャー、風景、動植物、風物詩、食べものetc. 何でもOK!「海外に伝えたい、ニッポン」をテーマにした写真を大募集します。そして、いくつかの「ニッポン」は、ポストカードにして、留学生によって海外へ。写真で国際交流をしませんか?
1次審査通過作品20点を絵ハガキにして、海外に持参してもらうほか、留学カウンセラーで投票にかけ順位・賞(8位までが入賞)を決めます。


(20作品中5位で、COOL JAPAN賞となりました)

☆ 札幌フォトコンテスト(第1期)
  (1)さっぽろ新発見(カテゴリー部門)グランプリ 「マッターホルンを釣り上げるぞ」


<審査員講評>
なんと言っても構成力の素晴らしい作品。
釣り人と山の映り込みがマッチしていてカメラアングルが抜群です。タイトルのつけ方も楽しくていいですね。

  (2)特別賞 「今も息づく原始の森」


(恵庭市の原始の森公園で撮影)

  (3)特別賞 「厳冬の朝」


<審査員講評>
身も凍りそうな氷点下の朝に撮影された作品ですが、朝の霧氷だけでも感動する内容ですが、手前の霧氷、土手、処理場から排出される水平に流れる煙の線が三位一体で捉えられ味わい深い写真です。

☆ 高岡美術館・二三雲(にぞうぐも)写真コンテスト
  優秀賞 「すじ雲かかる」


(自宅の屋上からコンデジのパノラマモードを利用して撮影)


<9月分>

☆ JICE JENESYS 第5回エッセー・写真コンテスト「テーマ:山」
  第1位 「羊蹄山と二本のサクランボの木」

<コンテストの概要>
日本国際交流センターと外務省の21世紀東アジア交流計画が、国際交流の一環として東アジアからテーマを決めてエッセーや写真を募集するものです。応募された作品の中から1次審査で6点を決め、その6点の中から一般投票にかけて1~3位を決定します。なお、賞品等は一切ありません。


(ニセコ町曽我地区の二本のサクランボ木と羊蹄が写せる撮影スポットです 夜間撮影してみました)

☆ 2012年オンネトー物語フォトコンテスト
  奨励賞 「深まりゆく秋」


(道路わきのカーブミラーを利用してみました)

☆ 北海道写真協会小樽支部2012写真コンテスト
  入選 「こんなポーズでどう?」


(台湾人でしょうか、雪が珍しいらしくて、大はしゃぎでした)

☆ 爽健美茶エクササイズフォトコンテスト
  爽健美茶賞 「気持ちいいんだもん」


(マッサージ器で足をブルンブルンさせている孫娘 痩せている君には必要ないと思うんだけれど…と側で見ている犬は言っているような…)

☆ インターライフ「マニアック自慢」フォトコンテスト
  グランプリ 「フィルムの空箱収集」


<撮影者のコメント:はまったきっかけ>
最初はクラシックカメラ、ジャンクカメラを収集していましたが、集まりすぎて家内から2Fの床が抜けるとクレーム。
そこで空箱なら問題無しという訳。最近は生産中止が相次ぎ、集まらなくなってしまったのが悩み。
<スタッフの講評>
kouroさまのグランプリ入賞は満場一致で決定致しました。
奥様からのクレームでも諦めず、好きな物を追求されるカッコ良さにスタッフ一同しびれました!!(*^_^*)♪

☆ 交通総合文化展2012
  入選 「一杯飲んだ後の温泉はたまらんな~」


(函館五稜郭の桜を撮影に行ったおりに、湯の川の熱帯植物園で撮影したもの)

☆ 国際フィルターフォトコンテスト2011-2012
  佳作 「街角」


(使用したフィルターは「センターフォーカスフィルター」です 雨の日のさっぽろの街角で撮りました)
なお、入選の場合の通知が8月末まで来る予定でしたが、末日までに来なかったため、応募作品全部(5-6点)を削除してしまいました。ところが佳作の通知メールが届いたのが9月27日でした。多分この作品で間違いないとは思いますが…、万が一のときは後日訂正いたします。

以上主な入選作品を紹介しましたが、かずだけは多かったものの、賞金、賞品は今一つでした。ただインターライフのマニアック自慢フォトコンテストの賞品がビビターのトイカメラだったのが、救いかな。到着が待ち遠しいです。
  
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