熊野霊苑の居候は実は猫だけではありません。
キジに猪、お猿にキツツキと書きますと、一体どんなところか?と思われるでしょうが、この子達は猫ご飯を食べないので居候ではありません。
そんな中、見事に共生をしているのが居候タヌキです。
季節になればタヌキの親子が常に用意してある居候達のご飯を狙って集団で出てきていましたし、ここ数カ月は皮膚病のタヌキが単独でご飯を食べに来ていました。
捕まえれば治療もできるのですが、人を見れば一目散に逃げるこのタヌキの臆病ぶりは凄まじかったです。
霊苑のスタッフがこの子の存在を理解して、ご飯も普段より多めに置いてやりはじめた矢先
残念なことに猫用に用意されたベットに中でたった一人で旅立って行きました。
その日の夕方、手厚くスタッフ供養してやりましたが、一抹の後悔が残る別れとなりました。