せっさたくま

広島ペット霊苑がお贈りするブログです。ペットの事や他愛も無い話まで、色んなことを綴っていきたいと思います。

うつり変わり

2009年02月13日 | 広島ペット霊苑 創業記
本社近くの梅も少しづつほころび始め、いよいよ春もそこまでという様相を呈してきましたね。

何でも今日は例年より少し早い強烈な「春一番」が吹くとか・・・・?


嬉しい反面、花粉症の私には辛い時期の到来です。


さて、長年同じ仕事に携わっていますと、時代の流れやトレンドの変化を現場から知ることもあります。


私達がこの仕事を始めた昭和の終わりには(こう書くと、凄い昔のように感じますね。汗)ペットを庭や山へ埋めるという行為は、まだまだ普通でした。



しかし時の経過と共に、ペットを火葬することは近年の住宅事情なども手伝って、ほぼ当たり前となり、それと同時に犬ならば番犬という位置づけで飼育される子とが多かったのですが、今では「番犬」を探すのが難しくなるくらい、コンパニオンアニマル(人生の伴侶)としての位置づけが濃くなりました。


それにあわせて我々が提唱している「全てのペットにご供養を」という概念を受け入れてくださる皆様も増え、共に暮らすパートナーとして、家族の一員として確立された感じすらあります。


人とペットとの垣根がどんどん低くなり、共に手を取り合って生きていくこんな世の中は正直、創業当時には予想もしていませんでした。


しかしその反面、ブームに乗って飼い始めてはみたけれど・・・というような無責任な飼主も増えたことは事実で、「ペットの人生飼主次第」という情けない話も生まれています。


どちらにしてもこの二極化が、これからどんどん進むことは間違いなさそうですので、業界をあげての飼育意識の啓蒙や、それだけのかかわりを持ったパートナーの旅立ちに伴う飼主様のメンタルヘルスが必要な世の中になることは間違いなさそうです。


ですから、私達もペット達の安らかな眠りの場を提供するだけでなく、悲しみの淵に立たれた飼主様の心の蘇生を行うところまでの踏み込みが必要になってくるのだと思います。
コメント
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