いよいよ広島も梅雨入りしましたね。
今年は、かなり梅雨入りが遅れたので、一体いつになったら開けるのか?また雨量はどうか?気になるところですが、豪雨災害だけは起こらない様にお願いしたいものです。
さて今日のお題ですが、これ移動火葬車のことなんですが、ウチの旧市内に位置するセレモニーホールでは、受付、葬儀を仁保で行った後に、黄金山の墓地に停めてある移動火葬車にて火葬を行っています。
何故、移動火葬車?とのご意見もありますが、南区のセレモニーホールを活性化させる狙いと、導入に当たっては様々な経緯があり、固定炉代わりに利用することを決めました。
実際、色々試してみて大きな火葬炉を積んだ車は、重量もあり、運転していても不安なところがありますし、スピードも出にくく、ブレーキも効きにくい。おまけに灯油などの燃料を大量に載せたまま走らなければならないために、万が一のことを考えると、不安な部分も多いと思います。
また野外での火葬は、どこで火葬する?という火葬場所問題もありますし、風や雨の影響も受けやすく、収骨時に小さなお骨が飛ぶなど、普段使っている固定炉よりも沢山気をつかいます。
中でもご依頼中に周りを歩かれる近隣住民の方の目は、どうしても気になり、火葬中は勿論、収骨の準備をしていても、わざわざ見に来られる人もいて、落ち着かないことが多いです。
こんな思いから、現在のセレモニーホールでの受付・葬儀→黄金山での火葬見送り・火葬→セレモニーホールでの収骨という独自の形ができた訳ですが、最後まで見届けたいと言われる皆様の要望も叶えられ、周りのことを気にすることなく安心してお骨拾いをしていただけるので、少しお時間頂く形になりますが好評です。
また8月からは、セレモニーホールの受付、待合室をリニューアルして使いやすくする予定ですので、益々便利になると思います。
今の世の中、お別れの場所、形は色々ありますが、ご家族の最後にふさわしい、後悔のないものにしていただくために、これからも様々な取り組みをして参ります。