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マイリビングダイアりぃ

趣味?興味?大好きな人(もの)達について、毎日は無理ですが、更新していきたいと思っています。見に来てくださいね。

奈良ホテル「美術品 調度品」めぐり

2012-10-23 | カルチャー 見聞

今日も昨夜遅くからの雷雨が日中も続き、鬱陶しい一日になりました。夜になってやっと雨も上がったようですが、予報通り冷たい風が吹いています。


さて、先日の「奈良ホテル」のランチタイムの続き、館内の「美術品 調度品」を少し説明して頂きながら、撮らせていただいた写真のご紹介です。


    「奈良ホテル」といえば↑のパンフにもあるように「上松松園」の「花嫁」が有名です。此方↑も有名な「吹き抜け格天井」です。本館の玄関をはいってすぐ上を見ると9mの格天井の吹き抜けが優雅に広がっています。この説明を受ける前にも披露宴の主役カップルが吹き抜け前の「大階段」上で、お色直しの写真撮影をなさってまして、皆でその撮影を「もうずいぶん前だけどあんな時があったんだよね~~」なんて言いながら見てました。


   その「大階段」↑は手摺りに「擬宝珠(奈良ホテルにしかない赤膚焼製)」、真っ赤な絨毯に真鍮の縁取り(和洋折衷)で、階段の上に「銅鑼」が見えていますが、お客様に食事の時間を伝えるためのものだったようです。大戦中は「空襲警報時」に鳴らしお客を「防空壕」ヘ案内されいたようです。


真ん中の写真は「鳥居付きマントルピース」です。狛犬も「あうん」ではありません。此方はドイツ」との(和洋折衷)だそうです。東京駅でお馴染みの「辰野金吾氏」の設計思想が凝縮されている言われています。このマントルピースは本館の「客室」に備わってるそうで、大正初期まで使われたそうです。右の写真の方に入ると右手が「神前結婚式場」、左手はロビー「桜の間」です。奥にお庭を見ながら寛げる「ティーラウンジ」もありました。


  此方は釣燈籠を模した「和風シャンゼリア」現在はLED球だそうです。中の絵は「池田寒山 片岡山の飢人に施衣」という日本書紀に出てくる聖徳太子の飢人伝説を題材にされた絵です。説明してくださったのでよくわかりました~館内見学されてる個人の方も一緒に聞かれてましたね~「興味のある方は日本書記をめくってみて分厚いですけど探してみてください」とちょっと冗談交じりにおっしゃってましたね~ほんとに探したくなるようなお話でして興味津々でした~。右の写真は2階の「貴賓室」と、客室への通路です。


       この写真の真ん中の照明横のドアが210号室ですここにあの「ヘップバーン」が宿泊されたということでした。真ん中の白黒写真が、上でご紹介した「和風シャンデリア(右端)」のそばで息子さんたちと撮られたものだそうです。右の写真のソファーのサイドの装飾、よく見るとさすが「奈良ホテル」、「螺鈿」細工の名残が残ってましたよ。


  三枚目の写真でご紹介した吹き抜け天井の「和風シャンデリア」を挟んで通路をぐるりと回ってこれます。左手の絵は「水野深章 奈良風景」右手の絵は「不二木阿古 鷺娘」です。


レストラン内にあるという、貴重な特注品の「団扇絵(横山大観・川合玉堂)の原画」や、絵画等の美術品は、はまだまだ一階の客室通路や、新館のロビー等にあるとのことでしたが、残念ながら時間が許しません。そろそろ次の目的地へ向かわないといけません。


   1階の「ロビー桜の間」で、「マントルピース」や、「平成の大時計」窓越しに「客室とお庭」「マントルピース」がわりに大正時代から現役で活躍中の美しい彫刻の「スチーム暖房」(大正天皇即位記念で全館セントラルヒーティング化された際に設置されたもの)を撮らせていただいて・・・


   本館の屋根の「鴟尾」は「東大寺大仏殿」でも見られるものですね。創業時の「鴟尾」は「新館」玄関ホールに展示してあるようです。真ん中の写真は玄関右手(東側)の客室です。右の写真はタクシーを待ってる間にまたフロントまで行って「大階段」側から玄関吹き抜けを撮ったものです。


そしてこの日の後半の散策、「東大寺」方面へ向かいました。次回は「二月堂」~「戒壇院」編です。


 


 


 

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6 コメント

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Unknown (mizocyan)
2012-10-24 19:45:41
 ( ^-^)ノ(* ^-^)ノこんばんわぁ♪
 寒くなったね~布団だけジャァ~寒いよね
毛布も昨日の夜は欲しく成りましたニャァ・・・

 凄い造りだね~こんな素敵な所に居ると
何か自分が華族にでも成った気分にし垂れますニャァ~
戦中の必要だった設備も完備され、面影を残されているんだァ~ね
 又、国宝級の調度品・絵画などが見学出来て
勉強にも成りますよね~
(全然解らない自分が恥ずかしい・・ェへェ)

 へぇ~大好きだったあの気品有る女優さん
ヘップバーンが泊まられたんだァ~
ローマの休日、他にも沢山見ましたニャァ~~
 
 勿論、この日本画と言うのか?水彩画ですかね~

 本当に凄い経験が出来ましたね~
私も目の保養をさせて貰いました~有難う・・・
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mizocyanさん (peko)
2012-10-24 23:02:57
こんばんわ~~
ほんとに急に寒くなって寝具や着るもの出すのに慌ててます~~

100年以上の歴史なんですが、こちらで結婚式挙げられる人が羨ましかったですね~

絵画をみんな見てみたかったですが・・・残念でなりません。もう行けることないですものね~

写真にはスラリと背がお高いオードりーが写ってましたね~
ローマの休日では背が低く感じましたけど、相手役の「グレゴリーさん」がさらに高すぎたようですね。





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楽しく知識になり拝見出来ました (greentea&kei)
2012-10-25 10:43:14
pekoさん、こんにちは。
何時ものことながら「奈良ホテル」の調度品・
絵画やら美術品の素晴らしい数々を
拝見出来てそれぞれの詳しい説明もあり
有り難く、記憶に残りました。
「吹き抜け格天井」、「大階段」、「鳥居付きマントルピース」
やらpekoさんも写真撮影だけでなく
それぞれのいわれをメモしたり
大忙しだったと思って感心しちゃいましたよ。
pekoさんの熱心さには恐れ入ります。
「ヘップバーンさん」が宿泊されたことは
びっくりでした。
外観から内装、調度品も含めて
和風を残し、洋風も取り入れた
さすがに日本を代表するホテルという事が
良く解って
「奈良ホテル」に感謝される
今回の記事内容でしたね
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greenteaさんkeiさん (peko)
2012-10-25 10:56:07
おはようございます。
絵画類は残り30点はあったかと思いますが、見れなかったのが残念でなりません。
もう行く機会のないところですしね・・・・

何時ものことながら写真は撮ってくるだけで、パンフレットを参考しながらの記事UPですので、読み返しで、再認してる感じです。

「ヘップバーンさん」は「和風シャンデリア」がお気に入りだったようです。

奈良に住んでいた頃はなんの興味もなかったものですから、今回の見聞は貴重でしたね~~

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嬉しい (池田信之)
2012-11-02 05:53:43
はじめまして。

私は、池田寒山の孫です。家には古い作品集しかありません。そこに、奈良ホテル、聖徳御太子・・・と記載があります。祖父の日本画が生きている。ありがとうございます。
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池田信之さん (peko)
2012-11-02 17:45:58
此方こそ、コメントありがとうございます。
まあ~寒山さんのお孫さんが来てくださったなんて・・記事をアップしてよかったです~~

また思いもかけないご縁をいただきました





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