マイリビングダイアりぃ

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かぶりつきで「マクベス」!!

2020-02-15 | カルチャー 見聞
昨夜、「和歌山演劇鑑賞会2月例会」に行って来たのですが、金曜日夜とあって観客は少なくて、席のシールを頂いたらなんと「あ列」一番前だと友人とロビーで時間待ちをして入場してみたら・・
なんとなんと私は舞台の真ん真ん中(収音マイクのようなものも舞台上に)で初めての「かぶりつき」でした。
     「シエークスピア四大悲劇のひとつ「マクベス」です。「市村正親さん」「堤真一さん」「野村萬斎さん」等など舞台で演じられてますが、(夫人役で長澤まさみさんも)今回の演鑑は、「劇団東演創立60周年記念公演」です。
     今回の「夫人役」は「奥山美代子さん」文学座の方のようで・・(客演のようです)表情や指の動かし方等今回は間近で見れたこともありまして、やっぱり生で見ると感嘆しきりでした。
そして舞台衣装の物語に合わせた「生地」の風合いまで解って(なにせ中央真ん前でしたので)、↑写真の右下は「マクベス」が座って前のめりになる前のシーンですが、(マクベス本来の「小心で愚かな男」として演出なされたようです)この後もっと顔を前に突き出してきて自身のしてきたことを振り返りながら慟哭したりで、長いセリフを言っておられて、この時に私の目が合ってしまうと思ったので(恥ずかしくて)下を向いたままで聴いていました。
「マクベス」の首から下、背中の辺りも「汗」で光ってまして(熱演です)、兎に角この舞台、音響もよかったし、歌を歌いながらの場面も多く、装置はシンプルで、2対の扉のみ、その扉を「魔女たち」が開閉することで、時間と空間軸が移動して、その都度演者の皆さんは長いセリフを言いながらも、「動き周り」の舞台でした。(体力いるでしょうね~~)
「魔女」にそそのかされ、「王」を殺してしまうストーリーですが、この魔女のうち3人が「ロシア人俳優さん」で、その彼らの言葉を「翻訳」しながら演じられたのが、2人の日本人男優さんです。
この魔女は上半身裸で「仮面」を後頭部につけ、後ろ向きで移動して腕と背中の筋肉の動きだけで表現されます。役者の「身体性」に重きを置いた演出です。ほんとに見入ってしまいました。「筋肉の動き」が素晴らしかったです。
2時間半の舞台でしたが、スピーディーに、スペクタクルに展開してたので、のめり込んでいたせいか、時のたつのも忘れての観劇でした。
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