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No41「コラテラル」マイケル・マン監督

冒頭のつかみがいい。
空港で行きかう人々の姿を
テンポよく、次々に
映像として繰り出していく。

その人々の群れの中に、やがて
ジェイミー・フォックス演じるタクシー運転手マックスが現れる。
綿密に準備する様子からは、彼の性格や仕事ぶりが十分、想像できる。

客の女性検事との会話もすばらしい。

これは、マックスと
トム・クルーズ演じる殺し屋ヴィンセントとの
会話劇、心理劇だ。
二人の俳優のぶつかりあいは、
重厚でみごたえがある。

後半、マックスが、
今までの冷静着実さを忘れ
やおらアクセルを踏み込み
すごいスピードでタクシーを運転し始め、
横転する。
「普通」の市民が、ある時、たががはずれる、そんな瞬間だ。

ラスト、明け方の空の下、ヴィンセントを乗せた
電車がきしみながら、進んでいく光景が切ない。
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コメント
 
 
 
こんな話聞きました♪ (プチ子)
2004-12-16 22:05:17
こんにちは、始めまして。

当ブログにブックマークさせて頂きました。

宜しくお願い致します。

私はマイケル・マン独特の男臭が大好きなんですが、今作品はそれが少し弱かったですよね(笑)

ところで、原田眞人さんのサイトで彼がこの映画を「kamikaze Taxi」のパクリだ!とえらく憤慨されてました。

私はkamikaze~は未見なんですが…。

「ラストサムライ」でトムに自作映画のDVDをすべて渡したらしいので、

心中穏やかではないんでしょうね。

 
 
 
こちらこそよろしくお願いします (ぱらぱら丸)
2004-12-19 01:16:22
ブックマークありがとうございます。

「コラテラル」もアイデア勝負のような脚本ですね。

ぜひ、「kamikaze taxi」観てみたいです。

まだブログを使いこなせず、

トラックバックもできないのですが、

プチ子さんのブログ楽しみにしています。

 
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