映画の感想をざっくばらんに、パラパラ読めるよう綴っています。最近は映画だけでなく音楽などなど、心に印象に残ったことも。
パラパラ映画手帖
No12 「茶の味」石井克人監督
2004-09-03 / 映画
春野家の人々の風景。
好きな子ができた高校生のハジメ
もう一人の自分が、自分を見ているのがみえる小学生のサチコ
何かいつもしきりに書いている母
あんまりしゃべらない父
かなり「とんでる」はちゃめちゃな存在の祖父。
あまり会話のない食卓。
いつもの風景が淡々と綴られていく。
ばらばらのようで、そうでもないらしい。
なにかのんびりした空気が流れていて
その感じがすばらしい。
たとえば、
サチコが縁側の陽だまりでぼっとしている。
なんとなく時間が経っていくのが伝わる。
ぼそぼそとしゃべる変なおじさんがいて
そのぼそぼそした感じもすばらしい。
子供のころ、そういう「とき」があったなあと思える、
人生の中の、ある「とき」を、見事に映像におさめている。
ほわっとした顔のハジメが、自転車で疾走する姿もすばらしいし、
好きな女の子に傘を渡して、
雨の中を駆けていく、体中から嬉しさがあふれだしそうな姿も忘れられない。
冒頭の長いワンシーンも、
物語が終盤に向かうにつれて、気にならなくなる。
クライマックスのひまわりをあなたはどう受け取るか。
人間と空と山と風と音楽と・・・
至福の「とき」の中にひたることができる作品。
好きな子ができた高校生のハジメ
もう一人の自分が、自分を見ているのがみえる小学生のサチコ
何かいつもしきりに書いている母
あんまりしゃべらない父
かなり「とんでる」はちゃめちゃな存在の祖父。
あまり会話のない食卓。
いつもの風景が淡々と綴られていく。
ばらばらのようで、そうでもないらしい。
なにかのんびりした空気が流れていて
その感じがすばらしい。
たとえば、
サチコが縁側の陽だまりでぼっとしている。
なんとなく時間が経っていくのが伝わる。
ぼそぼそとしゃべる変なおじさんがいて
そのぼそぼそした感じもすばらしい。
子供のころ、そういう「とき」があったなあと思える、
人生の中の、ある「とき」を、見事に映像におさめている。
ほわっとした顔のハジメが、自転車で疾走する姿もすばらしいし、
好きな女の子に傘を渡して、
雨の中を駆けていく、体中から嬉しさがあふれだしそうな姿も忘れられない。
冒頭の長いワンシーンも、
物語が終盤に向かうにつれて、気にならなくなる。
クライマックスのひまわりをあなたはどう受け取るか。
人間と空と山と風と音楽と・・・
至福の「とき」の中にひたることができる作品。
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