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No1427『イエスタデイ』~主人公に優しい物語にほっと一息~

音楽の喜びはどこにあるのだろう。
コピーでもオリジナルでも、
好きな音楽を奏でてくれる人がいて、
その音に浸ることができたら、
幸せなんだと思う。。。

主人公が、ビートルズの曲を奏でても、
誰もビートルズのことを知らないとわかったら、、、
思わず、ビートルズの曲を自作と称して、
大衆の関心を集め、
メジャーに売り出されんとする主人公、、、

あのビートルズをなぜか誰も知らない世界
というアイデアは、おもしろい。

ただ、誰もが愛するビートルズについて、
こんな描き方をするなんて、と
反感を持たれかねず、相当の賭けだったろう。

しかし、そこは、リチャード・カーティス(脚本担当)。
オリジナルとか盗作とか、
ややこやしい音楽の世界の中で、
背伸びすることなく、等身大の日常にこそ、
本当のしあわせがある。。。という、
主人公に優しい結末は、後味がよかった。

期待していたほどではなかったけれど、
2か月ぶりに映画館に足を踏み入れた私には、ほどよく、
映画館通いを再開のきっかけにできそう。。。?

主人公を糾弾することなく、応援する、
謎の2人の訪問者の存在が、
映画のつくり手の優しさを感じさせたし、
主人公が売れる前から、
ずっと彼のことを応援していた友達の存在もポイント。

その友達は、
主人公が、ビートルズの曲でブレイクして大観衆を集めたライブでも、
彼のオリジナル曲「サマー・・」を歌ってほしいと
熱狂的に応援していた。

彼にとっては、
ビートルズの名曲と同じくらいに、
主人公のオリジナル曲が
魅力的な曲なんだ。

音楽って、人それぞれで、
こういう気持ち、すごくわかるところがあって、
この友達をきちんと描いているところに
好感がもてる。
さすがリチャード・カーティス。

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