映画の感想をざっくばらんに、パラパラ読めるよう綴っています。最近は映画だけでなく音楽などなど、心に印象に残ったことも。
パラパラ映画手帖
No184-2「わたしの季節」小林監督の語り
2006-02-19 / 映画
~「命」のエキスがあふれる世界~
今日、映画友達のAprilさんと滋賀県竜王町まで、
小林監督の語りを聞きに行ってきました。
竜王町は、映画「わたしの季節」の第二びわこ学園のある野洲市の隣町です。
昨年の野洲市での上映会で、映画をご覧になった学校の先生が
ぜひ、わが町でも上映したいとの念願がかない、
まちの人権教育、PTAの事業として催された上映会と語りの場に、
大阪人の私たちも、参加することができました。
「わたしの季節」をみるのは、2度目。
今度も暖かく熱い思いで、胸が一杯になりました。
スクリーンにうつる、第二びわこ学園の人たちをみながら
いつのまにか、私も一緒になって、
粘土をこねたり、
水粘土を顔にぬってみたり、
バケツを並べるのに、いじけてすねたり、
職員の方の暖かい声に励ましてもらったりしてるような気がしました。
空の青さに、
琵琶湖の水色に、
ひばりのさえずりに感動し、
寝たきりの男の子の、ほんのわずかなまぶたの動きに涙があふれ、
そして、やっぱり、ラストシーンの
次から次に現われる
学園の人たちの暖かい姿に、涙が止まりませんでした。
映画の終了後、楽しみにしていた小林監督の語り。
学園の方々や家族の方々の思い、
監督ご自身、脳梗塞で倒れ、撮る側としての心の変化を率直に話してくださり、
熱い語りに、すっかりひきこまれ、涙をおさえるほどでした。
第二びわこ学園の四十年の歴史は、
5歳や6歳、小さな時に入所して今に至った入所者の方々の四十年であり、
苦労しながらも、優しさを忘れないスタッフたちの四十年であり、
親や兄弟、家族たちにとっての四十年。
映画を撮られる側の思いの深さ、覚悟、抱えてきた人生の重さと深さ、
撮る側としての、監督の熱い思い、優しい思い、暖かい思い、
いろんな思いがいっぱいつまって、
あらためて、
暖かく熱い思いを届けてくれる映画だと思いました。
監督のいわれたように
「命のエキス」が一杯、つまった映画、本当にそんな感じです。
何回でも、この映画を心の中で思い返したくなります。
そのたびに、問いかけます。
私はちゃんと生きてるの?
どうしたらちゃんと生きれるの?
こんなすてきな映画を、ぜひ大阪のあちこちで、上映してほしいと思います。
映画館に滅多にいかない人にこそ、みてほしい。
映画の中に登場する家族の方の一人は、大阪府泉大津市の方でした。
これから、どんどん上映会がひろがっていきそうな予感にあふれた作品です。
映画公式サイト
buzzcinemaさんによる監督インタビューサイト
一緒に行ったAprilさんの田園風景の写真と、心に残るコメントがすてきなブログ
1回目にみたときの私の感想
今日、映画友達のAprilさんと滋賀県竜王町まで、
小林監督の語りを聞きに行ってきました。
竜王町は、映画「わたしの季節」の第二びわこ学園のある野洲市の隣町です。
昨年の野洲市での上映会で、映画をご覧になった学校の先生が
ぜひ、わが町でも上映したいとの念願がかない、
まちの人権教育、PTAの事業として催された上映会と語りの場に、
大阪人の私たちも、参加することができました。
「わたしの季節」をみるのは、2度目。
今度も暖かく熱い思いで、胸が一杯になりました。
スクリーンにうつる、第二びわこ学園の人たちをみながら
いつのまにか、私も一緒になって、
粘土をこねたり、
水粘土を顔にぬってみたり、
バケツを並べるのに、いじけてすねたり、
職員の方の暖かい声に励ましてもらったりしてるような気がしました。
空の青さに、
琵琶湖の水色に、
ひばりのさえずりに感動し、
寝たきりの男の子の、ほんのわずかなまぶたの動きに涙があふれ、
そして、やっぱり、ラストシーンの
次から次に現われる
学園の人たちの暖かい姿に、涙が止まりませんでした。
映画の終了後、楽しみにしていた小林監督の語り。
学園の方々や家族の方々の思い、
監督ご自身、脳梗塞で倒れ、撮る側としての心の変化を率直に話してくださり、
熱い語りに、すっかりひきこまれ、涙をおさえるほどでした。
第二びわこ学園の四十年の歴史は、
5歳や6歳、小さな時に入所して今に至った入所者の方々の四十年であり、
苦労しながらも、優しさを忘れないスタッフたちの四十年であり、
親や兄弟、家族たちにとっての四十年。
映画を撮られる側の思いの深さ、覚悟、抱えてきた人生の重さと深さ、
撮る側としての、監督の熱い思い、優しい思い、暖かい思い、
いろんな思いがいっぱいつまって、
あらためて、
暖かく熱い思いを届けてくれる映画だと思いました。
監督のいわれたように
「命のエキス」が一杯、つまった映画、本当にそんな感じです。
何回でも、この映画を心の中で思い返したくなります。
そのたびに、問いかけます。
私はちゃんと生きてるの?
どうしたらちゃんと生きれるの?
こんなすてきな映画を、ぜひ大阪のあちこちで、上映してほしいと思います。
映画館に滅多にいかない人にこそ、みてほしい。
映画の中に登場する家族の方の一人は、大阪府泉大津市の方でした。
これから、どんどん上映会がひろがっていきそうな予感にあふれた作品です。
映画公式サイト
buzzcinemaさんによる監督インタビューサイト
一緒に行ったAprilさんの田園風景の写真と、心に残るコメントがすてきなブログ
1回目にみたときの私の感想
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )
« No187「花つみ... | No188「博士の... » |
小林監督のお人柄がビシビシ伝わってきて、またまた大感動!
ぜひ大阪でもっと上映してほしいです。
帰り、一時間に一本のバスに乗り遅れたと思って歩いた時、寒かったね~。
もう、2度目ご高覧、感謝します。
前の席におふたりでおられたのですか。つゆ知らず、ごあいさつもせづにごめんなさい。帰りはまた、バスに乗り遅れて、大丈夫でしたか。
びわこ学園の隣町ということで、緊張しておりまして、何をしゃべったのか、定かではなく、つたないおはなしになりましたこと、お許しください。
本日19日、滋賀会館のシネマホールでの上映の後、舞台あいさつをしまして、さきほど、長岡にもどりつきました。
また、どこかで、お目にかかれますように。
本当にありがとうございました。
ご来訪くださり、本当に感謝感激です。
ありがとうございます!
昨日は、本当にとても感慨深い一日でした。
熱のこもったお話、がつんときました。一つひとつのエピソードが深く心に残っています。
早速、今日会った友達に話しました。とても興味を持って聞いてくれました。
会場では、こちらこそ、監督に話しかけにいきたいねとささやきつつ、勇気がなくて、せっかくの機会を、申し訳ありませんでした。でも七芸のBBSのおかげでお話をじかに聞くことができ、本当に感謝です。監督の暖かい語りの姿は、私たちの目に焼きついています。
駅までの帰り道、ご心配かけてすみません。私たちは、次のバスまで1時間近くあったため、田園風景を楽しみつつ、バス停一つ分をのんびり歩きました。寒さがしみてきたなと思いつつ、まだまだ時間があるので、次のバス停を行き過ぎ、少し歩きかけたその時、ふと車の音に振り向くと、乗り遅れたと思っていたバスが近づいてくるのに気づきました!
わあ~と思わず二人して手を上げて、止まってもらい、無事、近江八幡駅にたどりつくことができました。優しい運転手さんにも感謝した道中でした。
監督の作品で、フィルムのかたかた回る音、無音の時間と、研ぎ澄まされた音の世界に触れて、聴覚が敏感になっていたおかげで、バスの音に気がつけたね、なんておしゃべりしてました。
滋賀から新潟に帰られて、お疲れのところ、本当にありがとうございました。長旅の疲れ、ゆっくり休んでください。
また、監督の元気なお話をおうかがいできるのと、次の作品に出会うのを心から楽しみにしています。
本当にありがとうございました。
感謝をこめて。
銅版画って、中学のときにエッチングをやって、とても印象深いです。そのときは自画像をやりました。びわこ学園の陶芸作品、ご覧になられたのですね。うらやましいです。ぜひ、生の作品、みてみたいです。
「土と色」の絵葉書を持っておられるとのこと、
ブログ、楽しみにしています。あの粘土を入れながらも、何度も何度もこねていく姿は、忘れられません。すごい集中力でしたね。
パラパラ映画手帖、週1、2回ベースでゆっくりいこうと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。