映画の感想をざっくばらんに、パラパラ読めるよう綴っています。最近は映画だけでなく音楽などなど、心に印象に残ったことも。
パラパラ映画手帖
No356「喜劇 急行列車」~電車の音と、心臓の刻む音~
2008-06-16 / 映画
国鉄の急行寝台列車さくら号の車掌を務める渥美清のモノローグで始まる。
朝の東京駅、発車までの任務に就く車掌たち。
1967年公開当時、新幹線は開通しているものの、
東京から九州までは、急行寝台列車が運行していた。
食堂車もあるし、車掌も5、6人以上。
今回、渥美は、専務車掌として、部下の車掌たちを指導。
その責任感、職業意識に暖かい気持ちになる。
列車とは、出会いの場。
旧知の人に出会うこともあれば、新しい風景に出会うこともある。
山や田や海際を急行列車が走っていく姿は、
鉄道ファンならずとも、心を奪われる。
心臓が悪く手術のために九州へ向かう少年。
心臓の音と、列車がガタンゴトンガタンゴトンという音とを
重ね合わせる。
機関車が坂道を登るように、心臓も同じ速度で血流を押し流す。
電車が頑張るように、心臓も頑張っている、だから心配しなくていい、と
渥美に語らせると説得力がある。
車内で産気づいた妊婦を
渥美の浮気調査のために、
乗り込んでいた妻が、助産婦の資格を持っているということで、
車内での出産を手伝う。
無事出産。手伝いを終えた妻と
渥美が、目と目を合わせるシーンもいい。
瀬川監督、列車シリーズは、計3本。
残るは「喜劇 初詣列車」
今年観たばかりなのに、
もうどこで観たのかを忘れているという記憶力のなさ。
春に、初の新世界「日劇」で観賞したばかりだった。
夜の上映とあって、映画館で寝泊りしようというおっちゃんらが
少しずつ増えつつある微妙な時間帯だったことを思い出した。
朝の東京駅、発車までの任務に就く車掌たち。
1967年公開当時、新幹線は開通しているものの、
東京から九州までは、急行寝台列車が運行していた。
食堂車もあるし、車掌も5、6人以上。
今回、渥美は、専務車掌として、部下の車掌たちを指導。
その責任感、職業意識に暖かい気持ちになる。
列車とは、出会いの場。
旧知の人に出会うこともあれば、新しい風景に出会うこともある。
山や田や海際を急行列車が走っていく姿は、
鉄道ファンならずとも、心を奪われる。
心臓が悪く手術のために九州へ向かう少年。
心臓の音と、列車がガタンゴトンガタンゴトンという音とを
重ね合わせる。
機関車が坂道を登るように、心臓も同じ速度で血流を押し流す。
電車が頑張るように、心臓も頑張っている、だから心配しなくていい、と
渥美に語らせると説得力がある。
車内で産気づいた妊婦を
渥美の浮気調査のために、
乗り込んでいた妻が、助産婦の資格を持っているということで、
車内での出産を手伝う。
無事出産。手伝いを終えた妻と
渥美が、目と目を合わせるシーンもいい。
瀬川監督、列車シリーズは、計3本。
残るは「喜劇 初詣列車」
今年観たばかりなのに、
もうどこで観たのかを忘れているという記憶力のなさ。
春に、初の新世界「日劇」で観賞したばかりだった。
夜の上映とあって、映画館で寝泊りしようというおっちゃんらが
少しずつ増えつつある微妙な時間帯だったことを思い出した。
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