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梅干しと塩~温泉旅その3~

「梅干しと塩です」素泊まりで泊まった宿で、朝風呂に入って、いそいそと荷物をまとめていると、宿の主人が部屋をノックして、小皿を手渡してくれた。 小皿には、梅干しと塩。こんなこと初めてで、素泊まりで、食事を提供しない代わりに、せめて梅干しと塩で旅人を送ろうという宿の心配りなのか。それにしても、なぜ塩なのか不思議に思いながら梅干しを食べ、塩をなめると、なぜか甘い。こんな甘い塩があるのだなあと、ひとりで . . . 本文を読む
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あこがれの草津の湯~温泉旅その2~

草津の湯は、とにかく熱い。湯畑も、52度くらいの源泉が木樋を通るうちに湯温を下げるためとか。無料の共同浴場が13か所ぐらいあるが、基本、地元の人たちのためで、千代の湯、白旗の湯、地蔵の湯だけが、公式に、観光客も公式に入れる。脱衣場も小さく、水の蛇口もない、白旗の湯だったか、男湯のほうから、若者たちが、熱い、熱いと騒ぎながら入っているのが聞こえてきて、にぎやかだねえと、おばあちゃんが微笑ましく話して . . . 本文を読む
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