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No1162-0『螺旋銀河』のことなど

夜、仕事の帰り道、ふいに沈丁花の甘い香りが漂ってきた。冬の冷たい空気の隙間を突き抜けるようにして、ほんのわずかな間、春が顔を出した。春の優しいてのひらに触れた気がした。ふと思い出したのは、清水宏監督の『大仏さまと子供たち』のラストシーン。奈良の東大寺の大仏様の手のひらの上で眠る二人の男の子。とても、心あたたまる、いいシーン。大仏さまの手のひらは、どんな香りがしたのだろう。あたたかさ、やさしさ。おか . . . 本文を読む
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