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No1098-3『親密さ(long version)』~届かない言葉の行方を追って~

『親密さ(long version)』の後半、演劇の冒頭の方で朗読される「花火」という詩については、前回(No1098-2)で少し紹介したが、悲しみだけで終わるものではなかった。あなたに届かず、地面にたまった私の言葉は、最後に、あなたの線香花火に引火して小さなはじまりのような爆発を起こす。その爆発はいまも私の身体に響いていて、いつのまにか、しけっているようだった私の魂に火が灯っている・・ そんな . . . 本文を読む
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