日本一“熱い街”熊谷の社長日記

組織論の立場から企業の“あるべき”と“やってはいけない”を考える企業アナリスト~大関暁夫の言いっぱなしダイアリー~

wifi戦争を制するか?品薄続くドコモの“秘密兵器”

2010-07-20 | その他あれこれ
公衆無線回線でネット接続を可能にするポータブルWifiルーターが人気を集めています。各社とも競争が激化していて、利用料とアクセスポイント数で競い合うといった構図になっているようです。

各社「アクセスポイントどこでもつながる全国○千か所以上!」等の謳い文句で利用者の囲い込みを図っているのですが、ここにきて先月末にNTTドコモのG3ポータブルWIFIルーターDWR-PG(写真)が登場し俄然注目を集めています。なぜ注目かと言えば、G3回線すなわちフォーマ回線を使っているので、分かり易く言えばドコモの携帯電話がつながる場所なら全国どこでも利用可と言う訳でして、私のような田舎モノも大喜び。熊谷の街中は当然のこと、移動の電車の中でもネット接続OKなのです。他のWifiサービスは駅とかショップ単位でつながるスポットを設置している「点」のサービスであるのに対して、これはまさに「面」の通信サービスな訳ですから便利極まりなし。イーモバイルのポケット・Wifiも似たサービスではありますが、エリアの違いは歴然ですから。料金的な部分では他社に譲るのかもしれませんが、「利便性では断然これ!」と個人的には断言したいと思います。

ここに来てこのWIFIルーターが注目を集めた理由はズバリipad人気に他なりません。Wifi機能を搭載したipadの利便性を最大限に活かすためには、あらゆる場面でネット接続を可能にすることが重要なポイントであり、その意味では小型ルーターを持ち運びしてipadの“お伴”として使うと言うのがベターな選択になっている訳です。ipadにはもちろんソフトバンクのSIMカード契約によってG3回線でのネット接続は可能になるのですが、ドコモのルーターは一枚のSIMカードをルーターに入れれば同時に6台までネット接続可というのも素晴らしいと思います。ですから、私などの場合は仕事で外出の際にはPCとipodをたいてい持参なのですが、今後さらにipadを購入してもすべてこのルーター1台持って出ればどこでもすべてネット接続可と言う訳で、本当に助かります。クラウドでWEB上にファイルを保管しておいて出先でダウンロード&修正OKなのですから、ホントすごい時代になったものです。

バッファローが独占で製造しているこのドコモのルーター、IPADユーザーの取り込みを狙っての商品化であるのは疑いのないところなのですが、どんな理由からかやけに製造個数が少ないようで(初回出荷は全国で3千個とか)、たいていのドコモショップではまず入荷していませんし、大手量販でもかなりの品薄状態です。私などは仕方なくネット通販で「10日以内入荷」の表示につられて先月末の発売直後に申し込みをしたのですが、20日をゆうに過ぎても未だに入荷なし。「これ不当表示じゃないの?いつ入るのよ」と噛みついてはみたものの、「メーカーから出荷がありませんので、不明は不明です」と軽くいなされた上に「なんならどうぞキャンセル願います」ということでやんわりキャンセルを促され、今は“ルーター難民”として途方に暮れる日々を送っております。どうなっているのでしょう。派手に売れば確実に売れるであろう優れた商品が、何の理由か出荷制限?ドコモとソフトバンクの裏綱引きでもあるのでしょうか?例のSIMロック解除等の事情も関係ありそうな、なさそうな・・・。事情通の方いらっしゃいましたらお教え願います。

いずれにしましても、フォーマ回線を使用してのWIFIネット接続は画期的と言えます。ipad購入をご検討中の方には、このドコモのWifiルーターとのセット利用が絶対おススメです。私はまずこの商品を手に入れて、その後速やかにipadを購入といきたいと思っておりますが、果たして・・・。