日本一“熱い街”熊谷の社長日記

組織論の立場から企業の“あるべき”と“やってはいけない”を考える企業アナリスト~大関暁夫の言いっぱなしダイアリー~

ヴィクトリアマイル

2010-05-15 | 競馬
明日は今年で5回目、春の古馬牝馬GⅠマイル戦です。

今年は4歳2頭⑪ブエナビスタ、⑰レッドディザイアの一騎打ちの様相です。ともに3歳時点で古馬の牡馬と戦って、ブエナは有馬記念2着、⑫レッドはジャパンカップ3着と言う実績を残しており、ウォッカやエアグループなど歴代の名牝にもさほど見劣りしない戦績は、他馬を引き離しているかのように見えてしまいます。

でも盲点がないかと言えばそうでもありません。まず2頭ともに著しい環境変化に置かれる海外遠征での激走後の一戦であると言うこと。そして、ともにマイル戦が昨年の桜花賞以来1年以上ぶりでありペースに戸惑う可能性もあるということ。また、それぞれスペシャルウィーク、マンハッタンカフェという中長距離血統の父を持つ馬であり、マイルは決してベスト距離ではないようにも思われます。この辺は同じステップで昨年のこのレース圧勝のウォッカが、マイルがベスト距離であったこととの大きな違いでもあります。と言う訳で、2.5倍と言う倍率ほどこの2頭のワンツーで決まる確率は高くないように思うのです。そうはいっても、他の馬との力の差は歴然としており、2頭がそろって連を外すとは考えにくい状況でもありますから、穴馬からこの2頭への馬連・ワイドが旨味馬券ではないでしょうか。

人気2頭がそろって差し・追込馬であり、加えて同じ4歳でそこそこ人気している⑦ミクロコスモスや⑨ブロードストリートなども差し・追込脚質なので、穴を狙うなら先行馬からということになるでしょう(昨年秋のエリザベス女王杯GⅠが、同じようなメンバー構成で“行った行った”の大穴になったことも忘れてはいけません)。確固たる逃げ馬不在でペースも緩んで先行馬有利となる可能性は結構あるのではないでしょうか。狙いは、④ウエディングフジコ、⑫ブラボーディジーの先行馬2頭とします。それぞれ父フジキセキ、クロフネの血統はマイラー色が強く、かつ母父がトニービン、サンデーですから東京向きの底力はあると考えます。

④-⑪、④-⑰、⑪-⑫、⑫-⑰の馬連・ワイド。おさえで“行った行った”の④-⑫のワイド。

来週のオークス、再来週のダービーに向けて一休み的GⅠではありますが、ここで勢いをつけていきたいところです。