静聴雨読

歴史文化を読み解く

ガッツリ系

2012-05-23 07:16:37 | Weblog

 

東京・神田神保町。昔は多くの大学が集まる学生街だった。今は大学の多くが郊外に移転してしまい、大学生の数は大幅に減っている。しかし、いまだに、昔の学生街の雰囲気を残しているものがある。それが「食堂」だ。

神田神保町には多くの食堂がある。

神保町交差点近くに2店ある「さぼうる」は古くからある喫茶店・食堂だ。ここで、スパゲティ・ナポリタンを頼んで驚いた。普通の店に比べ、パスタが1.5倍ほどあるのだ。そう、ここは、神保町の食堂の「ガッツリ系」の伝統を忠実に墨守しているのだ。(ただし、味はお勧めしない。)

スパゲティ屋の「パパ・ミラノ」もパスタの量が多い。

カレー屋はどうかといえば、神保町交差点近くの「ボンディ」も「カヴィアル」も同じように、カレーにゆでジャガイモを添えてサーブされる。全部を食べると、腹がくちくなる。

すずらん通りには、有名な「キッチン南海」があり、いつも行列ができている。ここで食べた「ひらめフライしょうが焼き定食」には驚いた。ひらめフライと豚のしょうが焼きのそれぞれがボリュームたっぷりなのだ。値段は750円。豚のしょうが焼きは結構いける。(ただし、この店の売りのカレーはいただけない。カレールウが焦げていた。)

このように、どの食堂も「ガッツリ系」で統一されているらしい。昔の学生に代わって今は近所のOLやサラリーマンの食欲を満たしているようだ。 (2012/5)



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2 コメント

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将棋愛好会の見学は? (なべよ)
2012-05-23 15:23:23
美土代町に勤務先がある中年男性です。
私もこの界隈に30年以上通っておりますので、貴ブログに出てくる神保町界隈の記事を興味深く拝読しております。
さて、時々出てくる将棋愛好会の記事ですが、
見学に伺うことはできますか? もしよろしければ、開催場所と次回開催の日時をお教えいただければ幸いです。
(実は昨年、若い頃の将棋仲間と再会し、30年ぶりに将棋を再開しようとしているところです)
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ありがとうございます (ozekia)
2012-05-23 19:29:26

なべよさん、こんにちわ。
コメントありがとうございました。

将棋愛好会ですが、あるクラブの会員向けに開催しているものでして、クラブの会員およびそのリアルな仲間が対象になります。

ヴァーチャルな世界の仲間に門戸を開放するのは難しいのが実情です。ご理解くださるようお願いいたします。

それにしても、「ガッツリ系」にまでお目が届いているとは、驚きです。
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