(3)エスカレーター作法
これは、最近、駅のエスカレーターでよく見かける標識です。以前からあったと思いますが、最近のある事件がきっかけとなってこの標識が注目されるようになりました。
ショッピング・モールにある大型の昇りエスカレーターで、人が乗りすぎたために、逆走して下る事故を起こしました。一定以上の負荷がかかると、このエスカレーターは何らかの安全機能が働いて、止まったり、下ったりすることがあるらしいのです。
この駅のエスカレーターの標識は、このような事態が起こることを警告するために設置されているようです。
しかし、この警告を遵守するのはなかなか難しいことです。
ステップに二人乗れる場合には、片側はじっと乗っている人のため、もう片側は追い越していく人のため、というのが、エスカレーターでの「常識」です。ところが、この標識によれば、追い越していく人は歩いてはいけない、ことになります。何とも、じれったい制限です。
今のところ、上のような矛盾を解決する方法は見つかりません。
唯一の解決法は、「二人乗りエスカレーターを廃止して、エスカレーターをすべて一人乗りにする」ことぐらいでしょうか。 (2008/10)
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