日本の近代詩について書きたいと思う。
といって、大掛かりな準備をしたわけでも、画期的な主張を展開するわけでもない。日頃、日本の近代詩に対して抱いている思いを率直に述べてみたい、というほどの試みである。
(1) 日本の近代詩の特徴
明治以降の日本近代詩の特徴を挙げるとすれば、
・文語詩から口語詩へ
・定型詩から非定型詩へ
・抒情詩の興隆から衰退へ
などであろうが、これらはすべて、詩の流行や廃りに注目した評価である。
別の切り口があるのではないか、という思いが絶えない。
これから採り上げる何人かの詩人たちを、私は以下のように分類したい:
・難語派(ことばに何かを象徴させて、読み手を異次元に誘う詩人たち)
・平語派(俗なことばを使いながら、読み手に感興を与える詩人たち)
・技巧派(ことば使いの技巧によって、読み手を驚かす詩人たち)
具体的な詩人名を挙げるのは次回以降にするとして、上記の分類は、明治・大正・昭和の時代に関係なく、適用できるものだ。 (つづく。2008/9)
といって、大掛かりな準備をしたわけでも、画期的な主張を展開するわけでもない。日頃、日本の近代詩に対して抱いている思いを率直に述べてみたい、というほどの試みである。
(1) 日本の近代詩の特徴
明治以降の日本近代詩の特徴を挙げるとすれば、
・文語詩から口語詩へ
・定型詩から非定型詩へ
・抒情詩の興隆から衰退へ
などであろうが、これらはすべて、詩の流行や廃りに注目した評価である。
別の切り口があるのではないか、という思いが絶えない。
これから採り上げる何人かの詩人たちを、私は以下のように分類したい:
・難語派(ことばに何かを象徴させて、読み手を異次元に誘う詩人たち)
・平語派(俗なことばを使いながら、読み手に感興を与える詩人たち)
・技巧派(ことば使いの技巧によって、読み手を驚かす詩人たち)
具体的な詩人名を挙げるのは次回以降にするとして、上記の分類は、明治・大正・昭和の時代に関係なく、適用できるものだ。 (つづく。2008/9)
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