室蘭港北防波堤の場所は白鳥大橋の真下、エネオスから南に向かって伸びています。
竣工したのは1927(昭和2)年で、室蘭港湾施設群として土木学会推奨土木遺産に指定されています。
そこに竣工当時から設置されていた灯台が入江運動公園の敷地内に移設されています。
案内文があるので、書いていきましょう。
旧室蘭港北防波堤灯台
この灯台は、昭和2年10月28日、第1期築港事業による
南北防波堤の完成とともに設置され、北防波堤で点灯しま
した。以来半世紀にわたって、内外の船の安全を見守り続
け、多くの市民に白灯台として親しまれて来ました。
しかし、昭和59年6月13日、航路拡幅により撤去された
ため、かつて室蘭港の海側の玄関口に位置していた灯台を、
陸上側の玄関口である入江運動公園に電話ボックスとして
復元し、港の歴史を後世に伝えることとなりました。
また、電話ボックスの内部には、NTTの協力により、
室蘭港の波の音・かもめの声なども流れるようになってお
り、防波堤上の灯台を体験することができます。
構造は鉄筋コンクリート造り、最大直径は約4mで高さは約10mです。
室蘭港の第1期工事だったのですね、それは貴重な構造物だ。
案内文では電話ボックスとなっていますが、現在は中に灰皿があり入口は閉鎖され入れませんでした。
現在の北防波堤灯台は1994年12月7日に点灯したものです。
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