奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

ぐるり亀田半島、一周の旅 … 日浦洞門

2024-06-07 04:58:06 | 北海道の旅日記(道北、道南)

亀田半島の海岸沿いはすぐ背後に山が迫り、山と海とのわずかな平地に人家があります。
その平地が少し広ければ市街地が形成され、その地域の中心となる。

今は難しい地形であればバイパスやトンネルでスルーするのですが、
土木技術の未熟な昔は地形の険しい海岸沿いに道を拓くしかなかったのです。

函館市街地から亀田半島に向かう国道278号線を進み戸井市街地を過ぎると日浦の集落があります。
その日浦を過ぎるとバイパスのサンタロトンネルがありますが、そこに入らず海岸沿いの旧道へ行く。

そこは道道41号線(函館恵山線)で、トンネルとの分岐点からしばらく先は車1台が通れるくらいの細道が続きます。
そして先人たちが素掘りで堀抜いたという7つのトンネルが連続してあり、日浦洞門と呼ばれています。

この先を進んでいくと何があるのかという細い道、待避所はありますが車同士がすれ違うことができない区間も相当ある。
トンネルは素掘りなので車が1台通るだけの幅しかありません。

この細い道が旧国道で、今でも人家のないサンタロトンネルを避けて集落のあるこの道を路線バスが走る。
ここを走っているときに向こうから路線バスが走ってきたら緊張するなぁ…。

海岸沿いの厳しい地形を過ぎると平地があり、市街地が形成されています。

直前の厳しい地形と市街地に入ってからの落差が激しい。
だからこそ、どんな無理をしてでもここに函館からの陸路を拓くことが必要だったのですね。

ちなみに開通は1929年、その前はどうしていたのやら…。

ところでサンタロトンネル(1985年開通)ができる前、この道が国道だったころはどんな様子だったのやら。
こんな狭い道がメインルートだったのですから、さぞやねぇ…。

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2 コメント

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Unknown (ケロちゃん)
2024-06-16 20:02:42
この道、なかなかワイルドですね。
私もわざわざここを通ります(笑)
今も函館バスの路線がここを抜けているはずですよ。
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ケロちゃんさん (オクイ)
2024-06-18 14:24:51
訪問時は雨が降っており、なかなかワイルドな状況でした。
なので余計、通行中は緊張しました。
対向車も来て、ビックリしました。
返信する

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