世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

問責決議はジワリジワリと時の経過と共に効いてくる!

2008年06月15日 | Weblog

法的拘束力がない決議は 無い に等しい、と識者や政府・与党は喧伝

る。何でも 直近の民意 を(野党)民主党は持ち出すが仮に衆院解散総選挙

で自民党が過半数を獲得しても<直近の民意>だと何でも押し通す事はしな

い、と与党幹部は宣う。そうだろうか。参院で民意及び世論を代弁して野党が

反対したら数の暴力だと非難したではないのか・・・。容易く信じる訳にはいかな

い。 問責決議の意義は“法的拘束力”云々 の問題ではない。福田首相に、直

近の民意の総括として“ノー”を突きつけた事の意義が大きい。“<民意>は信

任していないですよ”と表明した事になる。 先の参院での 問責決議 といい衆

院での 信任決議 といい、辞任、信任の問題ではない。・・・“どうなるのか結論

が分かっている”のに、法的に正当性を結論づけたに過ぎない。国民の眼から

すれば茶番劇としか映らない。しかし、それはそうと是認しよう(法治国家なの

だから)。双方のどちらかに軍配を挙げるとすると野党・民主党に有利に働く事

が挙げられる。ジワリジワリと効き目が時の経過と共に効いてくる。衆院で福田

首相の信任決議案が可決されると首相は苦境を吐露した。「これからは乱気

流に飛び込むような積りでがんばる」と胸の内を明かし今後も政権運営を続行

する決意を表明した。・・・民主党代表の小沢一郎氏が参院での問責決議が可

決された直後に「憲政史上、初めての首相の問責決議は重い」と言明した直後

のことである。・・・与党が衆院で首相の信任決議をした事の意義は党内での

福田容認・現状維持を是認した事になる。例え衆院解散総選挙があったとして

も選挙の顔として福田首相を前面に出して戦わざるを得ない。その兼ね合いが

微妙に選挙に響てくる。ポスト福田も既に取り沙汰されている党内事情に波紋

を投げている。このままでは眼に見えて野党・民主党に有利に働くことは間違

いない。信任決議のジレンマをどう克服するか自公民・与党の正念場になる。

ポスト福田の最有力 小池百合子前防衛相を取り巻く擁立派も微妙な動きをし

ている。その喧噪の間隙を縫って民主党の有利さは動かしがたく強固になって

くる。・・・

■付記:秋の臨時国会は「新テロ対策法」を取り巻く攻防が一段と熾烈になる。

又もや衆院での過半数で再可決が予想される。後期高齢者医療制度も再燃す

る。その廃止、部分修正もヒートアップする。年金問題未解決も再浮上する。臨

時国会といえども国民の生活に直結する重要法案が目白押しである。そういう

現状・実情から衆院解散総選挙は<年内か、年始め>になる可能性が濃厚に

なってきた。・・・

 


今回は本物か!北朝鮮との拉致被害者の再調査約束!?

2008年06月14日 | Weblog

拉致問題は解決済み、その文言を何度、聴かされたことか。今回は本物

だったら、ある程度の進展はある。長期に待ち続けた拉致家族の心痛を思うと

居た堪れなく しんどい。日本国民は誰だってそういう心境だ。先の北京での日

朝実務者協議で確認されたという。安否が不明の拉致被害者の再調査を約束

した。その報告が昨日、官邸であった。1970年の日航機「よど号」乗っ取り事

件の犯人の身柄引き渡しも協力すると表明した。そこで政府は「一定の前進」

だと評価した。だがテレビでコメントした拉致家族の代表は複雑な心境を吐露

した。政府は“一定の前進”というが拉致家族には不安が隠せない。双方の協

議の進捗状況を見ない限り安心は出来ない。現実に拉致被害者が、“家族の

元に帰ってくる”ことがない限り喜ぶ心境ではない。政府は今回の協議を突破

口に、―<理屈はいらない>― 兎に角、一日も早く拉致被害者を家族の元に

帰してやる事に全力を注ぐべきだ。その為の経済制裁であり協議であり駆け引

きなのだ。今後の成り行きを注視したい。

・・・一部解除するとした事は・・・

□「民間の人道物資輸送に限って貨客船<万景峰92>(マンギョンボン)を含

む北朝鮮籍船舶の日本入港を認める」とした。

・・・配慮した事項は・・・

□「北朝鮮単独か日本と共同でやるかは今後、話し合っていく」

□「北朝鮮への渡航自粛要請と国家公務員の渡航見合わせ」

□「航空チャーター便の乗り入れ禁止」等々・・・。

又<環境が整ったと言えるほどの進展ではない>と進展の行方を見守る配慮

を示した。

○付記:政府が拉致被害者と認定したのは<17人>。内 帰国を果たした

<5人>を除く<12人>が安否不明の未帰国者。


無差別殺傷事件“想像力と判断力”の欠如が起因!

2008年06月13日 | Weblog

子供でも分かりそうな単純な事が取り返しの付かない不覚の事件を

起こした。事前にそういう行為をするとどうなるのか、事後にはどういう事にな

るのか、普通の常識で考えても察しがつくものだ。敢えてそういう行動に走る短

絡的行為の原因は奈辺にあるのか、当事者には考えられなかったのか・・・。

ごく普通の人には考えられない事を仕出かした。背景に社会的歪(ひずみ)が

有るにせよ被害者やその家族(遺族)には通用しない。理由を分析し原因を究

明し明らかにしても、死んでしまった人 には何の償いにもならない。人生の半

ばに希望を奪われ全てを無に帰した被害者の無念の思いを察するに断腸の思

いを禁じ得ない。遺族にとっても同じだ。・・・欧米では、親と子、家族、兄弟姉

妹は 別人格 で責任の所在は<本人に有る>という。何れにせよ欧米と日本

とでは、思想的背景、文化の背景が違い、日本の国民性は 情 が優先する。

義理と人情だ。親と子、兄弟は、同じ血筋を共有している。親子、兄弟姉妹の

情愛に基づく繋がりは絶対である。社会に対して、ひれ伏して、お詫びするの

は当然である。・・・極論すれば 人 一人でも殺したら、もう、親は、この世に殺

人を起こした我が子は居なかったものと観念すべきである。無念の思いが有る

にせよ被害者の遺族に対して、社会に対して、子に代わって、<死に値する同

等>の 罪の償い をすべきである。具体的な態様は 「死相応な罪の償い」を一

生 懸けて償うべきだ。罪を犯した当事者の親や家族はそう断念すべきであ

る。・・・しかし<人殺しの子>であっても 子 は 子。親にしてみれば 眼に入れ

ても痛くない程、可愛い 我が子 である。その思いを断ち切って、“この世に生

まれてこなかった子”として無に帰する覚悟が遺族に対する謝罪の形態にな

る。<罪相応の償い>を牢獄(死)で果たすべきだ。メディアを介して謝罪する

構図には、もう辟易している。来年から裁判制度も始まる。人を裁く行為が如

何に難しいかが実感するようになる。被害者も加害者も公平な裁きを望んでい

る。被害者の無念の思いを察する事前事後の 豊かな「想像力」と「的確な判

断」で持って誤った行為に走る事にストップを掛けるべきである。・・・今回の秋

葉原、無差別殺傷事件に関して日頃、考えたいた事の一端を述べた・・・

 


参院問責決議は直近の民意 衆院内閣信任は民意から程遠い!

2008年06月12日 | Weblog

参院での首相問責決議に対して衆院での内閣信任は、イタチごっこの感

を否めない。法の効用を盾に対抗・反撃するのは大人げない。今日の衆院で

福田首相の<内閣信任案>を可決するという。先の参院での首相の問責決議

に対抗してのものである。又、15日の会期末から1週間会期を延長して21日

までに日本とASEANのEPA(経済連携協定)も自然成立させる段取りらしい。

内政の問題と同時に外交でも配慮したスタンスだ。洞爺湖サミットに的を絞っ

た狙いでもある。俯瞰すると政策より政局に比重が移った感がする。・・・参院

での首相の問責決議は、党首討論を反故にしてのものだけに国民から信任が

得られるかどうか、疑問とせざるを得ないが<政治的意義>は大きい。直近の

民意だからだ(参院では・・・)。問責決議の筆頭の理由は“後期高齢者医療制

度の是非”を問う事にあったが欠陥が続々と噴出し失政の感は免れなかった。

連動してガソリンの“再値上げの再可決”、“年金問題の未解決”等々が理由で

ある。国民の眼から見ては どれも蔑(ないがしろ)に出来ない切実な生活に直

結する問題ばかりである。だから分かりやすく徹底した論議をして欲しかった。

どれも納得のいく論争になっていない。不発の感がする。でも問題点はある程

度、抽出された。その裏付けとなる予算や対案は未だなに不鮮明ではある

が・・・。それは政治の責任である。ガソリンの高騰に歯止めが掛からず連動し

て諸物価は軒並み上がる。生活の破綻をきたしている。穏やかな国民性からし

ては有り得ない事だが暴動にも成りかねない現状だ。総じて言える事は成立さ

せようとする政策が庶民の、国民の、生活実感から程遠く遊離している事だ。

国民・庶民の段階まで下りて、そこからの目線で政治を遣ってもらいたい。・・・

結論として言える事は、―論争に明け暮れるより―懸案に向けて与野党が政

策論議を通して喫緊に解決してもらいたい事である。即ち、地方分権、年金の

抜本的改革、税制改革、医療費の効率的運用、道路特定財源の一般財源化

等々・・・。それ等を、民意を反映した総意で実現してもらいたい事である。中途

半端で自信のない不鮮明な遣り方になるのも国民の洗礼を受けていない内閣

だからだ。直近の民意を反映した政治を喫緊に実施すべきだ。国民の切実な

願いである。・・・


鶴田浩二が 三浦光一が フランク永井が 生出演?!

2008年06月11日 | Weblog

往年の大スターの甘美な歌声が静かに流れる。水を打った様に静寂の一

時が過ぎ去る。歌い終えた数秒後、ステージが、満員の観客席が、怒涛の如く

大歓声で爆発しそうに振るえる。振動が、しばし止まらない。余韻が数十秒 続

く。第一波、第二波・・・と押し寄せる波の如く連続波は続く。さすが一世を風靡

した銀幕の大スターだ! あの歌う時の仕草は健在だった。純白のハンカチで

耳元を覆い透きとおる歌声で“街のサンドイッチマン”を熱唱する・・・鶴田浩二

である。既に故人となったがステージでは未だ健在だ。昨日のNHK火曜特

番?での、テレビ放映の一コマだ。懐かしい一幕に往年のフアンは痺(しびれ)

たであろう。テレビに食い入る様に観(魅)入ったに違いない。歓声が画面を突

き破る様に茶の間に木霊(こだま)した。それもそうだろう。当世風では比肩す

べき方々の居ない平均的な役者のご時世である。大人風の貫録 十分な役者

は昨今、見当たらない。さすが大物スターだ。久々にテレビでの映像だが堪能

した。そこに居る、在る、だけで存在価値がある。・・・あの三浦光一も当年80

歳であるが歳を感じさせない歌いっぷりは全盛時を凌ぐ貫録である。久々に

「落葉しぐれ」に聴き入った。“東京の人”も三浦光一の持ち歌だ。80歳と言わ

ず90歳・・・と年期を重ねても歌い続けてほしいと思った。懐かしさに震えて、し

ばし沈黙が続いた。・・・低音の魅力で一世を風靡した フランク永井 もテレビで

は健在だった。「有楽町で逢いましょう」、「東京ナイトクラブ」はよく口遊(ずさ)

んだものだ。青壮年の頃が回帰された。“歌は世につれ世は歌につれ”とは良

く言ったものだ。歌は心を癒し、しばし日常の生活から遊離して非日常の世界

に誘ってくれる。だからこそ日常に還ると又、仕事に励む事も出来るのだ。“歌

こそ我が命”とその全情熱を全力投球した歌手も居る。その意気込みにファン

も心を癒され又、業務に励む事も出来るのだ。<歌こそ我が命>と往年の歌

手に賛同し昨日の余韻を残したまま感動の幕を閉じる事にする。・・・

 


一地方の県議選だが民意を無視した政権は早晩 崩壊する!

2008年06月10日 | Weblog

山口補選といい今回の沖縄県議選といい、与党政権党は地方では二度も

敗北した。しかも保守の強固な牙城、地盤においてである。旧来の農村型保守

の構図は終焉し、現実の内外情勢に連動する構図にも就いて行けなくなり脆く

も崩壊した。時代思潮を読めない旧来型では最早、通用しなくなった。・・・<健

全保守>を主張する老大御所も居られ喧伝されるが、もう、そういう時代はな

い。現状にそぐわない制度が疲労をきたし瑕疵や疲弊が露呈した(国民の生

活実情・現実と遊離した机上の官僚主導の政治の終焉)。日進秒歩の世界の

趨勢に、スピードに、就いて行けなくなり、全てが変革を迫られている。・・・にも

拘らず旧来型を踏襲し押し付け様とする。官僚主義の弊害である。・・・国民は

選挙の度に社会事相、事象、物事、を観る眼が鍛えられた。その結果、長期政

権での歪みが露呈した事を見抜ける様になった。どこに原因があるか見抜く様

になった。だから、そういう政権には民心は就いて行かない。御方の時代認識

も修正を迫られている。・・・地方の時代が言われてから久しい。何でも中央が

決めて地方に下ろす、そういう構図はもう通用しない。地方分権が声高に喧伝

される割には予算も権限も移譲していない。そこが問題である。言われる様に

中央は「国家の大綱」、即ち「外交、防衛、金融、年金・福祉・・・」等の必要最小

限の権限に留め、その他は全て地方の自治に任せる。移譲する(予算と権

限)。それがこれからの世界に通用する在り方だ。官邸や各省庁の有識者によ

る審議会や諮問委員会、調査会等々の提言や報告書も乱立ぎみで、縦横の

脈絡がない。官邸主導の司令塔による大綱、枠組みの中で統一ある組織で機

能させないと絵に描いた餅になる。民意を得ていない政権が答申を得て政策に

反映させても国民は信用しない。民意を得た政権なら、大雑把な政策提言であ

っても、ある程度は呑める。是認する。何故なら民意の総意だからだ。一地方

の選挙に鑑み、現政権の在り方に言及したが敗北の原因、理由が奈辺にある

かを検証する事から出発すべきである。健全なる保守を喧伝するなら足元から

の検証は必須である。・・・


与党過半数割れ 野党12年振り過半数獲得 沖縄県議選!

2008年06月09日 | Weblog

与野党は来る衆院解散・総選挙の前哨戦と位置付け国政選挙並みの運

動を展開した。各党の大物議員が続々と来県し我が党の主張を訴えた。さな

がら全国並みの選挙の様相を呈した。一地方県の選挙に、かくも力を入れると

は、従来では考えられない出来事である。それだけ―<来る衆院選挙の過半

数獲得に>―躍起になっている証拠である。政権交代が射程内に入ったから

だ。沖縄の今回の県議選は米軍再編による“普天間飛行場の辺野古沖移設

(野党が主張する県外への移設)”と<後期高齢者制度>に対する県民の意

思が争点となった。一方、「現仲井真県政」への審判ともなった。結果は与党が

過半数割れした。25議席に届かなかった。野党が12年振りに躍進し過半数

を獲得した。特筆されるべきは民主党が1議席から3議席増やし4議席になり

全員当選。共産党も3議席増やし5議席になった。地域政党の社大党が善戦

及ばず後退した。その他の政党は現状維持に留まった。・・・何れにせよ<後

期高齢者制度>への不満と<現政権>への批判が明らかになった。特に“後

期高齢者制度”による全国一の負担増が決定打となり高齢者の反撃となった。

県内事情としては「建設業界」の締め付けとも執れる<法改正>が加速し反発

を買った。内外のシワ寄せが一気に噴出した。与野党の勢力が入れ替わった

のも12振りである。沖縄の革新が勝利した保革逆転の時、以来だ。今回の県

議選が本部(本土)の各政党にどう影響を及ぼすか今後の成り行きが注目され

る。現与党の仲井真県政の舵取りも難しくなった。沖縄は日本の縮図である、

と言われてから久しい。その実情を今回は見事に具現して見せた。いよいよ政

界の地図も塗り替わる時期が到来したとの予感がする。・・・

■付記:・・・

○37市町村一斉投開票 定数48 立候補14選挙区で74 無投票当選3

 12選挙区で45議席をめぐり71が攻防

○従来の勢力:与党27 野党20 欠員1

 


喝!“居酒屋タクシー”業界黙認!? 税金の壮大な無駄!!

2008年06月08日 | Weblog

またもや不正が暴かれた。事もあろうに慣行として数十年前から顧客囲い

込みの手段として業界では常套化していた。聴いて耳を疑った。公務員であ

る。国民に奉仕する公僕である。財源は勿論、税金である。それを恰も自己資

金であるかの如く湯水の様に乱費している。開いた口が塞がらない。関係者

は、深夜に及ぶ仕事が常套化して疲れを癒す為だと弁解する。各省庁の大臣

は“あるまじき行為”と一斉に非難した。多少の人数の違いはあるが総計502

人にも及んでいる。まだ、ほんの序の口で調べ挙げたら限がなく芋づる式にワ

ンサと出てくるに違いない。こうも人倫が廃れては救いようがない。“抑制の美

学”も見る影もなく地に落ちた。本来の日本人の美質、“武士は食わねど高楊

枝”の矜持も何処に行ったのか欠片も感じられない。選良、公僕としての自覚

を、身をもって感じてほしい。上層部は丁寧に指導し教えるべきだ(採用時の

公僕としての自覚と矜持、人物評価と面接の在り方等を見直すべき・・・)。そう

いう、当然の社会常識に欠けた人間が公僕とは情けない。箍(たが)が緩んで

いる。長年の悪弊の集積がモロに出た。そこにも“淀んだ水の濁り”を感じる。

政府・与党は身内から摘発されずに野党から指摘されて初めて事の重大さを

痛感している。あべこべだ。この際、そういう不正を一掃すべく尽力すべきだ。

公僕としての自覚を徹底する事が必須である。 他方、タクシー業界もこれを

契機に倫理に悖る行為を徹底的に糾弾し自己変革すべきである。身を潔白に

して初めて顧客の信用を取り戻す事ができる。運転手の再教育も必要だ。国

民はこれからも厳しい眼で注視している事を忘れてはいけない。・・・


与党の参院批判 衆参院与党多数の横暴強行可決と同根!

2008年06月07日 | Weblog

審議時間も6時間足らずで強行採決するとは!・・・ 参院は数の横暴で

国会のルールを踏みにじっている。数の暴力で与党提案の法案を悉く否決す

る。何たる事か!・・・。参院は要らない、一院制にしてはどうか、と真顔で主張

する与党議員も居られる。然もありなん、と言いたいところだが、何だか変だな

あ、という思いが先行する。確かに、どこかで盛んに聴いた覚えがあるセリフで

ある。・・・そうなのだ! 野党が参院で多数を占める以前の、衆参両院が自公

民の多数で占めていた与党の、あの強行採決の時と全く同じだ。同じ文言を、

同じセリフを、今度は与党が盛んに言っている。あの頃の野党の“嘆き節”だ。

今度は攻守を変えて今、与党が吐き捨てている。所変われば品変わる、の例

えなのか!? そうでもあるまい。我が身を抓(つね)って人の痛さを知る、と、

やっと、そういう心境になってくれたのかなあ、と思う。 そうなら、いいのだ

が!・・・。話し合う余地が出来たからだ。話し合いの共通基盤が出来たから

だ。 “ねじれ”と言って、かつての与党の衆参両院多数での可決が容易く出来

なくなった、嘆き、<恨み節>を奏でている、と言うのが現状になっている。テ

レビで与党の御方の、参院の多数の横暴云々の<嘆き節>を聴くと隔世の感

がする。いよいよ政局を考える時期、到来なのかなあ、と考えざるを得なくな

る。政権交代も射程内に入ったのかと思う様になった。・・・明日は沖縄県議選

の投票日だ。衆院解散、総選挙の前哨戦として各党は位置づけている。現政

権与党が現状を維持するのか、野党が政権を奪還するのか、全国の注目を集

めている。その勝敗が全国の戦略・戦術を左右する。与野党にとっては単なる

一地方の県議選ではない。政権交代を占う大事な選挙だ。明日の即日開票の

結果を注目したい。・・・

 


党首討論の後に問責決議を!

2008年06月06日 | Weblog

会期末も押し迫ったこの期に二つの重要案件が浮上した。11日に予定

の「党首討論」と野党提出予定の首相の「問責決議」だ。何れも重要案件であ

る事には変わりはない。仮に問責決議を出すにしても11日 予定の党首討論

を反故にしての問責決議は如何なものか、国民の疑惑を買うこと必至である。

巷で囁かれている小沢代表の口下手が災いして避けるための方便ではないの

かと憶測をよんでいる。そういう最中(さなか)には思い切って「党首討論」を

堂々とやってから“問責決議”を出すべきだ。そうすると国民も納得する。仮に

“問責決議”を提出しても福田首相は周囲から突き上げられて<無視すること

>必定である。法的拘束力がないから押し通すに決まっている(不発に終わる

事は眼に見えている)。内閣不信任決議が首相に義務づけているのと違って参

院の「問責決議」はそれがない(法的拘束力)。―衆院での内閣総辞職か衆院

解散総選挙かは時とタイミングで決まるし党内事情によっても左右される―。

今回の場合だと自民党が福田首相に替わる人材が見出せないのが続投を余

儀なくさせている。と言うより長年の悪しき慣行やツケ、瑕疵、悪弊等々をこの

際、全て押し付けて 落ちるところまで落として身軽くなった時点で交替を可能

にする(自民党幹部の言)と嘯く御方も居られる。本音かも知れない。―内閣支

持率が下降の一途を辿っている現状からして、<打つ手は早めに打つ>のが

政治の常道だからだ―。何れにせよ、先の「党首討論」は見応えがあった。本

音で白熱した場面が展開された。その再来を期待したのだが見送られるとなる

と国民の期待を裏切る事になる。国民の一生に関わる生活の問題が現実に浮

上した矢先に政治がどう解決してくれるか期待を寄せていたからだ。後期高齢

者医療制度やガソリン価格の高騰に連動して諸物価が目白押しに高値を続け

ている。それをどうしてくれるのか、今回の 党首討論 に望みを駆けていたのだ

が不発となると政治不信も頂点に達する。先ずは「党首討論」を実現し、然る

後に「問責決議」を提出するのが国民の理解が得られる。・・・「問責決議」の意

義は参院での<ねじれ>が有ったからこそ長年の自公民与党の不正が暴か

れた。その功績は大きい。長年、隠ぺいされた事柄が白日の下に曝け出され

た。その意味も途方もなく大きい。政治的意義・意味は計り知れなく大きい。か

かる観点からして「問責決議」という参院からの福田政権への拒否の意思表示

は当然である。民意を得ていない政権が政策や法制化の乱発は許されない。

その意味での「問責決議」が有って当然である。会期末の単なるデモンストレー

ションではない。国民はその事を十分、理解している。15日までの成り行きを

見守りたい。・・・

 


官僚提出統計は三者口裏合わせのマヤカシもの!?

2008年06月05日 | Weblog

・・・と疑われても致しあるまい。厚労省の「モデル調査」の発表だ。厚労省

保険局は75歳以上の後期高齢者医療制度の適応で1100万人は7割減にな

る、と発表した。12のモデルを抽出して集計しそう結論づけた。与党の作業チ

ームと厚労相と保険局の三者は見事に“7割説?”で一致した。三者口裏合わ

せ と言われても致し方あるまい。しかも全国一の負担増の沖縄の県議選の直

前に、だ。どうも腑に落ちない。統計の魔術の最たるものだ。統計の前提の“1

2モデルの抽出自体”が信用できない。どういう基準で、どういう客観性で、選

定してのものなのか皆目分からない。発表も官僚の統計を、そっくりそのまま

妄信してのものだ。国民に分かりやすく説明責任を果たすべきだ。今日の国

会でも野党が質問し、質したが明確な答弁は得られなかった、と聴いている。

然もありなん、と思った。しかも厚労省保険局の答弁(テレビ視聴時の記者の

質問に対しての)は <“結果速報調査”なので正確ではないが云々・・・>と曖

昧な自信無げな答弁を繰り返した。―隣の同僚に自信なげに窺うように―。い

やはや、もう、<まやかし>と言われても致し方あるまい。しかも低所得者層ほ

ど負担が大きくなった事も判明した。沖縄県をはじめ東京都も同じだ。厚労省

の以前の発表とは逆になっている。だから幾ら正当性を主張し繕ってみても、

う国民は信用しない。騙されない。廃棄か、一から出直すか、どちらか、しか

い。再考を願う。・・・

 


人間存在の理由と価値を意識的に忌避し忙しさを隠れ蓑に!

2008年06月04日 | Weblog

重たい理由は考えたくない。そもそも古の昔から哲人、偉人が探究してき

た命題である。人間とは何か? その価値や存在理由は?・・・、と延々と追究し

てきた永遠の命題であり謎である。血気盛んな青春時代、友と口角沫を飛ばし

て論じ、意気揚揚として自己満足した日々を思い出す。青い頃である。・・・とこ

ろが何故、今頃、そういう重たい人間根源の謎に再び思いを馳せるのか、思い

を致すのか。年代がそうさせるのか。年季が入ったからか。自己の人生を省み

るに何かしかの自己の人間としての存在理由や価値を位置づけたい衝動に駆

られたからか・・・。何れも妥当ではあるが、的は得ていない気がする。まあ、そ

のくらいの処で落ち着こう。・・・振り返って見ると日々の仕事に忙殺され、仕事

そのものの意義や価値を自認し、公認し、追認して、ひたすら走り続けてきた

軌跡だけは残る。全力投球して来た事だけは事実でありそう言える。それだけ

で満足してもいいのではないのか、とは思う。でも何かが足りない気がする。こ

の世に生を受け生まれて来たからには、そもそも、それなりの存在価値と理由

がありそれを自覚して生きて来ないと惨めではないのか、そう思う様になった

からである。そもそも人生には 衣食住足りて礼節を知る という一面もあり 社

会的存在 である。他との関わりなしには人間は生きてはいけない。そうすると

人間関係を良好に保つのも一つの生き方だ。・・・思うに重たい命題を忌避し

(どうせ考えたって結論は見出せないし、古の哲人が探究してきても解はな

い!?・・・)現実の仕事に没頭する事が至上命令となる。それが人生の目的と

なり そう自覚し自認する。私達凡人の 生きざま になる。人生と金(かね)の関

係にも言える事ではあるが、仮に“幸福になる事”(人それぞれ価値観の違い

によって捉え方は様々ではあるが・・・)が“人生の目的”なら「金(かね)」はそ

の 幸福を得る為 の<手段>であるはずだ。ところが『金を儲ける事』が<目

的>になり我武者羅(がむしゃら)に稼ぎまくる事に奔走する。それが大方の実

態ではなかろうか。・・・目的と手段の履き違えである。人それぞれの“幸福の

(探求)実現”の為に<金(かね)は稼ぐ>のである。その事を忘れている様で

ある。重たい事(人間とは何か?とか、人間の存在価値やその理由等々)から

は逃避して現実の課題解決に没頭する。それが大方の実態ではなかろう

か・・・。この頃、考えている事の一端を開陳したが、そう考える様になったのも

年齢(とし)のせいなのかなあ、と、最近、しみじみ思う様になった。・・・

 付記:「金(かね)の価値」と<手段と目的>についての相関関係は後日、開

陳したい。

 


沖縄県議選の広告塔に浜田氏起用!吉と出るか凶と出るか!

2008年06月03日 | Weblog

その広告塔の効用は如何なものか? 自民党の郵政民営化に造反した

女性議員の発案であるとか・・・。その功罪が問われる。何れにせよ、沖縄県民

の選挙に対する眼は厳しい。歴史的にも中国、日本、米国という当時の大国に

翻弄され その洗礼を受け死活を決する選択の道を迫られた。その苦渋の体

験が今に生きている。単なるキャッチコピーや派手な宣伝に迷わされ、乗らな

いのも沖縄県民の歴史的体験に基づくスタンスだ。選挙は 政策そのもの で決

める、という当然の気概を県民は持っている。有名大物?の宣伝でも効き目

は、あまり期待出来ない。寧ろ反発さえ買う。逆効果にも成りかねない。・・・去

る参院補欠選で野党が予想を覆す大差で圧勝した。その実情の再到来と野党

は息巻き東西奔走する。一方、与党は捲土重来を期している。政財界を動員し

必死に選挙戦を展開している。与野党攻防が熾烈を極めている。今後の国政

選挙の前哨戦と位置付け与野党の大物が続々と沖縄入りし那覇を始め主要

繁華街で政策を訴えている。熱烈な宣伝合戦を展開している。来る6月8日

(日)が投開票日だ。何れに軍配が挙がるか、正に衆院解散・総選挙の前哨戦

の様相を呈してきた。与野党本部は沖縄の県議選の結果で全国戦略を再構築

する構えだ。そう位置づけている。余す所、あと5日。その結果が8日(日)に出

る。沖縄の将来を決する選挙だ。ひいてはその結果が国政をも左右する。意

識層も無意識層も兎に角、投票場に足を運ぼう。投票しよう。沖縄の、日本

の、命運を決する日だ。その選挙の意義を噛みしめて投票しよう。・・・蛇足だ

が、ハマコー(失礼!浜田氏)の広告が、どれ程、沖縄県民の心を捉えるか、

その事も注目だ。全国展開で参考になるからだ。争点は米軍再編の鍵、「普天

間飛行場の移設問題」、 「後期高齢者医療制度」、その続投、廃止、対案。社

会保障・福祉等々・・・。年金、医療、介護、教育と懸案が目白押しだ。その実現

の是非が問われる。消費税を含め財源論も争点だ。各自がよく判断して選挙

に臨もう。派主な宣伝に左右されず「政策」で判断して投票しよう。・・・


問責決議 見送る方が政権奪取には得策である!

2008年06月02日 | Weblog

内閣支持率が下落の一途を辿っている現状では福田総理の問責決議を

見送るのが賢明である。最良の措置である。世論も現内閣に見切りを付けて

いるのに追い討ちをかける様に問責決議では、かえって世論の反発を招く。そ

っと、堪え忍んで時期到来を待つのが賢明だ。時を待たず、何れ政権交代の

時期は必ず来る。そう長くは待たない。その準備にコツコツと精を出し勤しむの

が最後の勝利に繋がる。世論の動向もその事を示唆している。今は、じっと耐

える時期(とき)だ。向こうから果報が必ず転がり込んで来る。駆け引きの極意

は時の情勢を緻密に読む眼力が功を奏する。その参謀の<読み>が決定打

になる。司令塔の統率力が内部を制し外敵を駆逐する。そういう参謀・司令塔

の存在が与野党攻防の決め手になり死活を決する。一部の内部の過激派の

扇動に乗ってはいけない。上層部・幹部は時の情勢を冷静に的確に読み取る

眼力が必要だ。―冷静沈着な対応が臨まれる― 解散権は総理の集中にあ

る。法的にもそうだ。総理が無視すればそれまでの事である。いたずらに国会

を混乱に陥れては、かえってマイナスである。世論の反発を招く。どういう時

(情勢)に提出するのか、思案のしどころだが、早期の解散に追い込む事が政

権奪取に繋がるとは限らない。遅きや早期が問題なのではない。世論が見切

りをつけた<暴動に近い情勢>の時がタイミングである。その時期まで耐え忍

ぶ事だ。・・・ところが、どんなにガソリンが高騰しても諸物価が上がっても現実

の、現状の、日本には暴動は起こり得ない。そういう情勢にもない。国民性か

らして、そうなるとも思えない。他国、途上国に比しても、そうである。 総じて言

える事は「問責決議」は提出しない方がよい、というのが私の結論である。上層

部・幹部の冷静な対応、判断を望む。・・・

 


自民党 生え抜きの重鎮二人が相次いで著書を出版!

2008年06月01日 | Weblog

消費税増税派の重鎮と上げ潮路線の参謀が相次いで著書を出版した。

ポスト福田を睨んでの我が陣営への取り込みであると囁かれている。水面下で

は政界再編に向けて与野党を問わず暗躍が熾烈を極めている、とか。・・・ 政

治通の間では綿密な設計図も既に出来上がっているとか・・・。 “政治の世界

は、一寸先は、闇!”。 どういう方向に展開していくのか誰も分からない。自民

党の長期政権が<政治疲労>をきたし、法案(法律)成立後も修正、修正の連

続、部分修正という失態、失政を演じている。そういう負の連続では政治不信

も頂点に達した。 “又か・・・” が自公民の代名詞になっている。身内からも公

然と官僚の弊害を指摘し告発した図書が出版された。「官僚国家の崩壊」を暴

いて見せた。既成政党では、もう、二進も三進も、いかない。政策そのものも確

固とした「国のビジョン」、“未来像”を提示してのその実現の為の政策なのか、

と政治不信は増大している。そういう不満が国民の間には蔓延し燻(くすぶ)っ

ている。心ある<憂国の士>はこの国の未来を憂慮し心を痛めている。かか

る現状に鑑み “信念の政治家”、“プリンシプルの持主”、“ぶれない芯の確(し

っか)りした政治家”、そういう政治家の出現を待ち望んでいる。待望している

(―真の政治家待望論―)。・・・理屈抜きに“もう、いい加減にしてくれ”の心境

である。どの政党の政策が国民の目線に沿ったものであるか、も選挙の基準

にはなるが、<もう、いい加減にしてくれ!>・・・というのが本音だ。この淀ん

だ、体たらくに、「喝」を入れる新風を吹き込んでほしいというのが昨今の国民

の心情だ。その延長線上にあるのが「政界再編」である。二大政党制も射程内

に入ってきた。見えてきた。今こそ日本の政界の新陳代謝が必要だ。自民党

の御方、二人も(自著で)、この日本をどうにかしたい、という意思では通底して

いると思う。かつては今、民主党の代表 小沢氏も自著で日本の国の「未来像」

を描いて見せた。憂国の思いは、どの選良にも大なり小なり、有ると思う。この

際、与野党を問わず大同団結して思想信条を同じくする盟友が政策集団を再

結成し政界に風穴を開けてほしい。国民はそう望んでいる。直近の世論調査に

も現政権は支持率が連続して下降線を辿っている。“政治は国民の為にある”

この当たり前の命題を実現するには、民意を問う、以外にはない。早期の衆院

解散、総選挙を望む。・・・