世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

党首討論の後に問責決議を!

2008年06月06日 | Weblog

会期末も押し迫ったこの期に二つの重要案件が浮上した。11日に予定

の「党首討論」と野党提出予定の首相の「問責決議」だ。何れも重要案件であ

る事には変わりはない。仮に問責決議を出すにしても11日 予定の党首討論

を反故にしての問責決議は如何なものか、国民の疑惑を買うこと必至である。

巷で囁かれている小沢代表の口下手が災いして避けるための方便ではないの

かと憶測をよんでいる。そういう最中(さなか)には思い切って「党首討論」を

堂々とやってから“問責決議”を出すべきだ。そうすると国民も納得する。仮に

“問責決議”を提出しても福田首相は周囲から突き上げられて<無視すること

>必定である。法的拘束力がないから押し通すに決まっている(不発に終わる

事は眼に見えている)。内閣不信任決議が首相に義務づけているのと違って参

院の「問責決議」はそれがない(法的拘束力)。―衆院での内閣総辞職か衆院

解散総選挙かは時とタイミングで決まるし党内事情によっても左右される―。

今回の場合だと自民党が福田首相に替わる人材が見出せないのが続投を余

儀なくさせている。と言うより長年の悪しき慣行やツケ、瑕疵、悪弊等々をこの

際、全て押し付けて 落ちるところまで落として身軽くなった時点で交替を可能

にする(自民党幹部の言)と嘯く御方も居られる。本音かも知れない。―内閣支

持率が下降の一途を辿っている現状からして、<打つ手は早めに打つ>のが

政治の常道だからだ―。何れにせよ、先の「党首討論」は見応えがあった。本

音で白熱した場面が展開された。その再来を期待したのだが見送られるとなる

と国民の期待を裏切る事になる。国民の一生に関わる生活の問題が現実に浮

上した矢先に政治がどう解決してくれるか期待を寄せていたからだ。後期高齢

者医療制度やガソリン価格の高騰に連動して諸物価が目白押しに高値を続け

ている。それをどうしてくれるのか、今回の 党首討論 に望みを駆けていたのだ

が不発となると政治不信も頂点に達する。先ずは「党首討論」を実現し、然る

後に「問責決議」を提出するのが国民の理解が得られる。・・・「問責決議」の意

義は参院での<ねじれ>が有ったからこそ長年の自公民与党の不正が暴か

れた。その功績は大きい。長年、隠ぺいされた事柄が白日の下に曝け出され

た。その意味も途方もなく大きい。政治的意義・意味は計り知れなく大きい。か

かる観点からして「問責決議」という参院からの福田政権への拒否の意思表示

は当然である。民意を得ていない政権が政策や法制化の乱発は許されない。

その意味での「問責決議」が有って当然である。会期末の単なるデモンストレー

ションではない。国民はその事を十分、理解している。15日までの成り行きを

見守りたい。・・・