実に短い26日間の梅雨だった。昨日 明けた。遅い梅雨の始まりだった
が明けるのも早く37年ぶりである。降雨量も183ミリで、これは平成3年以来
の少なさである。今から夏季の盛りの断水が気になる。台風は多量の水を運
んでくれるが被害も大きい。痛し痒である。毎年巡りくる梅雨の風情も悲喜こも
ごもというところだ。昨日も今日も暑さで耐えられないがクーラーは省エネでスト
ップ。代わりに扇風機が稼働し回しっぱなしである。でも効き目は少なく汗が滝
の様に滴り落ちる。こうも暑くては仕事の能率もガタ落ちだ。どの窓も開けっ放
しにしているが効き目の程は少ない。海では泳げるほどだ。南北に細長く距離
の差が大きい日本列島は気候の差も大きく北海道と沖縄とでは雲泥の差があ
る。トラベラーにとっては冬季を過ごす暖かい冬の沖縄、夏季を楽しむ夏の北
海道と、その使い分けで寒暖の差を上手く利用できる。ここ沖縄は近年、春夏
秋冬を問わず観光客で賑わっている。ホテル等、宿泊施設もアイディアを凝ら
し伝統文化をふんだんに摂り入れ 琉舞、空手、琉球太鼓、エイサー、民謡・歌
声と多彩な催しで観光客を歓迎・歓待する。口コミで輪を広げている。年毎に観
光客数も増え続けている。受け入れ態勢も整い充実してきている。最終的には
“ホスピタリティー”の問題である。旅の客を “どうもてなすか” に懸かってい
る。“守礼の邦”沖縄の光と影がそこにある。<旅ごころ>、その極意は『ホス
ピタリティー』の一語に尽きる。・・・梅雨も過ぎて本格的な夏のシーズンがやっ
てくる。青い海、マリンブルーの海原を堪能する季節がやってくる。エメラルドグ
リーンに光り輝く大海原を颯爽と海上バイクが快走する。想起するだけで今か
らワクワクする。あの裕次郎が、慎太郎が、かつてヨットで疾走した湘南の海も
ここ沖縄の比ではなかろう。さあ、今年も去年に違わず梅雨の明けた沖縄の陸
海を楽しもう。エンジョイしよう。日本唯一の亜熱帯沖縄の風物を又、堪能しよ
う。忙しい世相をしばし忘れ一服の清涼剤を旅に求めるのもオツナものであ
る。・・・