世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

小麦が高騰してパン原料に米粉が脚光を浴びる!

2008年06月24日 | Weblog

諸物価が高騰しパンの原料の輸入小麦も値上がりした。パン業者は悲

鳴をあげている。仕方なくパンも値上げされた。そういう混迷した状況の中でパ

ンの原料の小麦粉に代わって脚光を浴びたのが米粉だ。政府が食糧自給率

向上対策として支援したのも加速された。米粉のパンは試食でも上々で味も良

い。これは、いける と関係業界は期待した。輸入(小麦)業者も米粉製粉機販

売業者にも明るい展望が開けた。全国から米粉製粉機の注文が殺到してい

る。その機械メーカーを調べてみた。聴くところによるとJAに全国から注文の

問い合わせが殺到しているという。大型米粉製粉機(プラント一式)になると70

00万円~8000万円もするらしい。中型の簡易型(30キロ粉砕)では2000

万円~2500万円する。小型製粉機(自家製粉用<仕上げ米粉は70~80ミ

クロンで処理能力は1時間10キロ>)は約260万円する。その小型の米粉製

粉機の需要が多く注文が殺到していると。・・・米粉の原料の米は御飯用として

は下位等級米であるが、米粉用としては最適だという。願ってもない米粉使用

米だ。窮すれば通ず、を地で行く様なものである。米作農家にとってもパン業

者にとっても米粉製粉機業者にとっても一石二鳥どころか一石三鳥(業者)?

である。折から世界的に食糧不足が深刻な状況下で諸物価は高騰しパンの原

料の輸入小麦も高騰している。小麦を原料とする又は飼料とする業者にとって

は、この際、米を如何にして有効に使用して新たな価値を生み出すか、切り拓

いていくかが課題になる。農家にとっても政府にとっても農業政策、とりわけ

「減反政策」とも連動して米をどう生かし新しい価値を生み出し今後の<農業

政策の在り方>に 位置づけるか、思案の為所である。かつては、今でも そう

だとは思うが“米あまり”が<減反政策>を余儀なくした。食糧自給率(カロリー

ベース)では39パーセントという先進国の中では最下位である。それでも「減

反政策」をしていかなければ農業が立ち行かないという現状をどう分かりやすく

国民に説明するか、責任説明を果たすべきである。つい最近、世界的な食糧

不足に鑑み官房長官が「減反政策」を見直すべきだ、と公言し物議をかもし

た。自給率が最下位 なのに 減反政策 を薦める、一見、矛盾する様な態様に

国民は戸惑いを感じている。政府は分かりやすく説明すべきである。小麦に代

わって米を使用する、米作農家にとっては朗報であるはずなのだが?・・・。・・・

●付記:米作農家が減反政策で水田を潰し畑に変えて小麦を作っている。その

現状を、どう説明すべきか。・・・国民は戸惑いを感じている・・・世界的食糧不

足の最中(さなか)に食糧自給率が先進国の中で最下位なのに「減反政策」を

推し進める。一見、矛盾する様な態様を国民に、どう分かりやすく説明すべき

か、政府には説明責任がある。 尚、資料は古いが「減反政策」とは何か、の解

説を<New Drifit>から引用して掲載する。