秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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函館駅前でホテルの開業ラッシュ

2019-12-16 04:45:04 | 日記
 函館市は北海道の南端に位置し、人口25万人ほどであり、全国的な傾向と同様、人口の減少が進んでいる。

 同市はかつて水産業と造船業で栄えた。しかし、水産業は政府の200カイリ漁業規制や輸入水産物へのシフト、造船業はコストの安い国へシフトしたことから、次第に街のにぎわいが薄れ、人口減少となっていった。

 同市は北海道の南端に位置することから、観光入込客に占める宿泊者数の割合が極端に高く、6割程度である。現在、訪日外国人客の増加により、同市でも観光入込客数は増加傾向であり、宿泊施設は不足傾向である。

 このことを受け、JR函館駅周辺ではホテルの開業ラッシュが起きている。同駅に近いということは交通至便であり、路面電車である市電も利用しやすい。同市は商業施設等が郊外へシフトしていることもあり、宿泊事業者が活用されていない土地にホテルを建設することで、売上を上げたいという意向もある。

 同市は観光業くらいしか、大きく稼げる産業がないといっていいだろう。同市は戦前から栄え、市内には数多くの名所・旧跡がある。多くの場所には市電で行き来することができ、本数も多い。必ずしもタクシーに頼る必要はなく、観光名所をいろいろ回ることが可能である。

 観光振興にはどうしても宿泊施設の充実が不可欠であり、同市では現在、ホテルの開業ラッシュが続いている。しばらくはこの流れが続くこととなり、パイは拡大することとなる。

 北海道新幹線が新函館北斗まで開通したことで、首都圏から函館市までは行き来しやすくなった。函館空港は同市中心部へ比較的近く、利用しやすい環境にあるといえる。