秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

一日一日を大切にし、暮らしや経済を活性化させることを1つの目的とする。

リニア大阪延伸の前倒ししたいのであれば国費投入を

2016-06-26 04:36:21 | 日記
 現在、リニア中央新幹線は品川(東京)-名古屋の工事が着工されている。同区間の建設費は9兆円程度であり、JR東海の社運をかけた大事業といっていいだろう。

 品川-名古屋の開通予定は2027年であり、あと11年しかない。進捗率は2、3%であるとみられる。同区間にはトンネルが多く、掘削を進めないとトンネルの状況はつかめず、内容によっては工期延長となる可能性もある。

 45年には名古屋-大阪が開通予定である。ただし、JR東海の財政状況によっては延伸されるのかどうか、疑問が残る。

 日本の人口は減少傾向であり、少子高齢化が進む。大都市圏であっても、それが進むのであり、需要創出はあまり期待できない。

 リニア新幹線の大阪延伸を前倒しさせたいのであれば、国費を投入するべきだ。いくら鉄道事業で世界有数の企業であるJR東海といえども、兆単位の投資には慎重にならざるを得ない。そのことを踏まえると国費を導入し、資金面を支え、JR東海のリニア建設を推進しやすい環境を整備する必要がある。

 このまま国費を投入しないと財政状況によっては、JR東海はリニア新幹線を名古屋で取り止める可能性もあり得る。現在、東海道新幹線で東京-名古屋は1時間40分程度であり、リニア新幹線が開業しても、時間短縮は1時間弱である。