先日のネット記事で、秋田県と青森県境の近くにある古遠部温泉が、この度事業継承者が見つかったとのことで、廃業を免れたとの話。だいぶ前に一度だけ入浴した温泉ですが、浴槽からの掛流のお湯が流れる洗い場に横になる「トド寝」が黙認されている数少ない施設で知られ、浴室外に源泉からの析出物が塔になるほどの温泉はインパクト大でした。
記事によると、古遠部温泉は鉱山の試掘で噴き出た温泉で、昭和59年(1984)に別荘だったと云う施設を温泉宿にして開業したとのこと。経営者の高齢化を理由に昨年から事業継承者の募集をしており、営業はこの5月末まで、としていたという。後継者がほぼ決まったとのことで、日帰り入浴は6月末まで可能だが、7月以降は後継者との話し合いとのこと。改修工事なども必要と見られ、休館も考えられるようです。
有名な温泉施設が閉鎖されることが多くなり、今回の新型コロナでは拍車をかける形になっていますが、こうして後継者が現れることはとりあえずはありがたいことです。とはいえ今の施設はだいぶ老朽化しているのも事実で、改修工事などが入ればかなり雰囲気も変わる可能性がありそうです。できることなら、今のように敷居の低い温泉施設であって欲しいと願います。(写真はだいぶ前のものです)
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