フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

5月25日(土) 晴れ

2013-05-26 05:38:07 | Weblog

   8時半、起床。コロッケ、ゆで卵、レタス、アイスコーヒー、トーストの朝食。

  昨日、結婚の報告のメールを送ってきたNさんに、結婚式と披露宴に出席する旨の返信をしたところ、今朝、Nさんからお礼の電話があり、加えて、披露宴でのスピーチと乾杯の発声をお願いされる。はい、承知しました。

  ついでにあれこれおしゃべりをした。私は挙式の日と入籍の日が同じで、それが普通かと思っていたのだが、そうでもないようである。Nさんの場合、挙式は9月だが、入籍は6月である。そして入籍の日は彼女の誕生日だそうだ。新婦の誕生日に入籍するという発想は、本人たちがそれを意識しているかどうかは別にして、結婚というライフイベントが女性にとって「生まれ変わり」効果をもっていることを反映している。結婚のビフォー・アフターの差異は、男性よりも女性の方で大きいのである。

  Nさんは結婚後は姓が変わってUさんになる。ここが私には悩ましいところで、これまでずっと「Nさん」と呼んでいた(メールの最初に書いていた)のを「Uさん」と変えないとならないわけだが、どうもピンとこない。別人のような気がする。では、これまで通り「Nさん」でいいかというと、そうもいかないような気がする。で、私は、結婚して姓が変わった女性に対しては、下の名前で呼ぶようにしている。今回の場合は、彼女はNSさんからUSさんに変わるので、これを機に「Sさん」と呼ぶようにするのだ。

  この方法のよいところは、今後、何らかの理由で旧姓に戻ろうが、何度結婚しようが、呼び名の一貫性が保持される点にある。

  他方、この方法の問題点(?)は、なれなれしい感じがすることである。女性に限らず、相手を姓で呼ぶのと、下の名前で呼ぶのでは、後者の方が親しげな感じ、なれなれしい感じが伴う。なので一応、失礼にならないように、相手の了承を得ておく必要がある。「これからはあなたのことを下の名前でお呼びしようと思うのですが、よろしいですか?」と、その理由を説明しながら尋ねると、Sさんは笑いながら「はい、いいですよ」と言ってくれた。

  夕方、ショルダーバッグにノートPCを入れて、カフェに行く。最初は「まやんち」へ行ったのだが、混んでいたのであきらめて、「ルノアール」へ行く。(後記:ブログ仲間のカナリアさんは今日来られてオレンジとクリームチーズのケーキを食べられたそうである)。

  原稿を書いていると、ケータイに卒業研究の指導をしてる学生の一人からメールが届いた。今日、就活中の企業から内定をもらえましたという知らせだった。それはよかった。おめでとう。

   再来年から、就活の開始時期がいまよりも遅くなり、4年生の前期はほぼ就活で覆われることになりそうである。それがいまよりもよい状態であるとはとても私には思えない。就活開始の時期を早めたり遅めたりすることよりも、一つの企業ごとの選考期間を短縮することを考えた方がよいのではなかろうか。本当にいまのような何段階にもわたる選考過程が必要なのだろうか。

   7時過ぎに帰宅。夕食は鮎の塩焼きと野菜の天ぷら(アスパラ、モロヘイヤ、椎茸)。


5月24日(金) 晴れ

2013-05-25 02:49:43 | Weblog

  8時、起床。かなり疲れがたまっている感じ。昨日の講義中も喉の調子が悪かった。キャンセルできない用事があるので大学には出るが、授業は3限の必修基礎演習だけにして、夕方からのゼミは休ませてもらおうと決め、ゼミ生たちに連絡をする。

  秋刀魚の缶詰とご飯の朝食。缶詰はお施餓鬼法要のときにお土産にいただいたもので、刺身用の秋刀魚を使った丸みのある美味しい缶詰である。3.11の地震の被災地の缶詰工場が作っているものである。

  授業を終えて、帰宅の途中、「SKIPA」で遅い昼食をとる。「SKIPA」の宙太さんは夏が大好きだが(私も同じだ)、のんちゃんは夏が苦手である。体力的にきついようである。部屋を涼しくてすき焼きでも食べたらとアドバイスをする。あとは苦手だかといって引きこもらずに、むしろ夏を迎え撃つ気分で、汗をかいてシャワーを浴びる爽快感を味わったらどうでしょうと。


冷たいチャイを初めて注文したが、美味しかった。氷は使っていない。

  いま、大学は職員の方の異動の時期である。異動が決まった事務所のNさんとSさんからメールでご挨拶をいただく。お二人とも私が文化構想学部の教務主任をしていた2年間、大変にお世話になった方である。どうか新しい職場でも頑張ってください。

  夜、文化構想学部のゼミ一期生のゼミ長だったNさんから「ご報告」という件名のメールが届く。結婚の報告に違いないと直観したが、開いてみて、やはりその通りだった。卒業するときに、この中で誰が最初に結婚するだろうという話になり、それはNさんだろうというのがみんなの一致した意見だった。実際はこの2月に結婚したSさんが一番手だったが、Sさんの場合は学士入学で他のゼミ生より年齢が上なので、一番若くして結婚するのはNさんということになる。Nさんは地元の神戸で働いているが、お相手の方は東京在住の方なので、Nさんが仕事を辞めて東京に来るそうだ。6月に入籍し、挙式は9月。結婚式と披露宴に出席していただけますかと聞かれたので、慶んで出席させていただきますと返信をする。


5月23日(木) 晴れ

2013-05-24 02:48:26 | Weblog

  8時、起床。スコーン(妻が昨日「phono kafe」で購入したもの)、ウィンナー、レタス、紅茶の朝食。

  昼食は妻と一緒に「phono kafe」に食べに行く。歩きながらの妻との会話。

  妻「家から店まで1分40秒といのはホントなの?」

  私「そうだよ。二回計ったから。」

  妻「往復、腕時計を見ながら歩いたわけね」

  私「いや、二往復して、往きの所要時間を二回測定したんだ」

  妻「・・・」

  おそらく妻には理解できないと思うが、これが実証主義というものである。同じ道でも、往きと戻りでは、歩く速度が微妙に異なるのだ。風向きという外的要因もあるが、それ以上に、「さあ、これからカフェに行くのだ」という気分(内的要因)が歩行速度に影響を与えるのだ。サラリーマンや学生も会社・学校と家の報復のときの歩行速度は違うはずである。そこまで考えて調査というのは行うものなのである。プロってすごいでしょ。

  日曜に私が一人で来て、昨日は妻が一人で来て、今日は夫婦で来た。女主人の大原さんは笑顔で出迎えてくれた。二人とも「今日のごはんセット」。とても美味しかった。そしてヘルシーである。「ここでときどき晩御飯を食べたら、健康的に痩せられそうね」と妻が言った。うん、確かに。しかし、ラストオーダーは19時なので、5限の授業が終わって、直帰しても、19時にはギリギリ間に合いそうにないのだ。私が外で夕食をすませて帰る日に、妻がここで夕食をとるようにしたらどうだろう。主婦の1人での夕食は適当になりがちだから、ここで大原さんとおしゃべりをしながら、ちゃんとしたご飯を食べるといいんじゃないだろうか。

  今日は奥の部屋に大原さんの旦那さんのお姉さまがいらしていた。小学校は違うが、中学校は私と同じ御園中学である。もしかして同じ先生を知っているのではないかと思って尋ねたら、やっぱり何人かの先生をご存じだった。


(手前から)ひじきとヤーコンの白和え 紫芋のピーナツサラダ ハンダマのわさび醤油 


竹の子とニンニクの芽の油淋ソース煮

 
玄米                                味噌汁

 
猫の形の箸置き(大原さんは猫が大好きなのだ)        我が家の飼い猫のはるです(大原さんへ)

  午後から大学へ。庭先の桜の木にさくらんぼがなっていた。

  5限の講義「日常生活の社会学」は予定した内容を時間内にこなせなかった。次回まわしで問題ないのだが、アドリブでのおしゃべりが長かったようである。

  帰宅すると、ガリガリ君リッチでTシャツが当たったと妻がはしゃいでいた。そんな景品があったのか。ガリガリ君の当たり棒といえば「もう一本」に決まっていると思っていた。Tシャツね、すごいじゃないですか。お店での交換ではなく、会社の方へ当たり棒を郵送するらしい。妻は私が大学へ行った後、庭先の椿についた毛虫の処理をキャーキャー言いながらした。そのご褒美を神様がしてくれたのでないかと思う。


5月22日(水) 晴れ

2013-05-23 01:54:12 | Weblog

 8時半、起床。豚汁(のみ)の朝食。今日は昼休みに会議があって、そこでお弁当を食べるので(私はふだん昼食は2時~3時にとる)、朝食は軽めにしておく。

  第二研究棟(39号館)の前の小道は木洩れ日の道だ。夏が近づいているんだと思う。でも、その前に梅雨があるわけだけど。初夏→梅雨→夏。梅雨のトンネルを抜けないと真夏にはならない。このトンネルが長いのである。6月には祝日がないというのがつらい。6月にもGWがあったら精神衛生上どんなにいいだろう。世の中、明るくなると思うけどなあ。5月のGWと区別するためにレインボーウィーク(RW)と呼ぶのはどうだろう。虹の7色にちなんで7連休とする。政策審議会でとりあげてくれないかな。

  11時半から大学院の社会学コースの会議。「たかはし」の二重弁当を食べながら。

  来年度、特別研究期間(サバティカル)を申請することを了承していただく。先週、現代人間論系の会議でも了承していただいたので、これで申請の条件は整った。(ゼミ生諸君、ゼミはやりますのでご心配なく)

   1時に会議を終えて、2時からの教授会までの間、研究室でクッキーと紅茶で一服。 

   本日の教授会は6時までかかった。

   7時半、帰宅。妻が今日、「phono kafe」へ行って、ケーキセットを食べたそうだ。客は彼女ひとりだったので、女主人の大原さんとおしゃべりをして、日曜日に来て料理の写真を撮っていたのは自分の夫ですと言ったそうだ。大原さんはすでに私のブログを見てくれていて、あのブログを見て店に来てくれたお客さんもいらっしゃいましたとのこと(ブログ仲間のカナリアさんのことだろうか)。妻も「phono kafe」がすっかり気に入ったようで、次は一緒に日替わりごはんを食べに行こうということになった。


5月21日(火) 晴れ

2013-05-22 09:03:23 | Weblog

  8時半、起床。朝から蒸し暑い。ベーコン&エッグとご飯の朝食。

  昼から大学へ。電車の中で原稿の下書きを書いていて、東京駅を乗り越して秋葉原まで行ってしまう。

  昼休みの時間に学生の面談を一件。事務的な用件だと予想していたら、勉学上の相談だった。であればあらじめもう少し時間をとったものを。

  3限は演習「個人化の社会学」。今週から、毎回、4人の学生に口頭報告(話題提供)をしてもらい、それにもとづいたディスカッションを行う。

  昼食は「maruharu」で。はるさんが退院して昨日から職場復帰。すっかり元気になられたようでよかったが、はるさんが入院中の10日間、一人でお店を切り盛りした妹さんの方が少々バテ気味のようである。ご苦労様でした。  


今日は暑い。とりあえずビールならぬ、とりあえずコーラ。


チキンとひよこ豆のサンドウィッチとポタージュスープ(冷製にしてもらう)

  イチゴのケーキとカボチャのプリンをテイクアウトする。アイスティーは「ミルクホール」で調達。3時半に左右社のT氏が研究室に校正済のゲラを受け取りに来るのでおもてなし(懐柔ともいう)用である。 

  7時近くまで原稿の内容についての詰めの相談。T氏はよい編集者である。原稿にきちんと目を通してくれて、具体的な提案や要望を言ってくれる。ありがたいことである。原稿を書くというのは孤独な作業だが、よい編集者と組めると、それが一種の共同作業となり、迷いやブレを払拭することができる。さあ、あとひと踏ん張りだ。