今日の昼食は、3限が終わってから、「いもや」に食べに行く。1月下旬に来て以来だから4か月ぶりである。ずいぶんと間隔が空いてしまった。ここは一か月に一度は顔を出したい店である。 天ぷら定食(600円)+あなご(200円)を注文。蜆の味噌汁が美味しい。「いもや」の問題点は塩が置いていないことである。私は魚介の天ぷらは塩で食べたい派である。いや、塩が置いていないかどうかは本当は知らない。「塩ありますか?」と聞いたことがないからだ。もし聞いたら女将さんに怒られそうで。「天ぷらは天つゆで食べるものです」と説教されそうで。
5限の講義「日常生活の社会学」を終えて、研究室に戻ると、ドアの前で、演習「現代人と職業」を終えた坂井素思先生(放送大学)が立っていらっしゃる。少し研究室でおしゃべりをしてから、「甘味を補給しに行きましょう」ということになり、「カフェ・ゴトー」へ。 二人ともベイクド・チーズケーキとコーヒーを注文。坂井先生はここのチーズケーキがお気に入りである。「奥様にお土産に買って帰られたらいかがですか」と私が言ったら、「妻は外で食べることや外で何かを買ってきて家で食べることをそれほど好まないのです」と答えられた。「それは料理が得意で、自分で作った方が美味しいからですか」と尋ねたら、「う~ん、そういうわけでもないのですが」とのことだった。要するに、私の母などの世代には一般的な感覚だが、外で食べることを慎むべき贅沢と考えているということのようである。お祝い事とか特別のことがある日ではなく、何でもない普通の日に外食というのは抵抗があるのだろう。もし坂井先生の奥様が私のブログをご覧になったら、「なんでこの人はこんなに外で食べてばかりいるのだろう」と思われるに違いない。
奥様と外食が気軽にできない坂井先生は娘さんとときどき外食をされるらしい。捨てる神あれば拾う神あり。坂井先生のブログを読む限り、父と娘の仲は非常に良好のようである。