ブログ仲間のひとりである竜子さんがブログから足を洗うことになり、その最後の記事のコメント欄はさながら竜子さんの送別会のようになった。「竜子さん、おたっしゃで」と儀礼的な短い挨拶で済ますこともできたが、そうもいかない気がして、少しばかり長めのコメントを書いた。それに対して竜子さんも同じくらいの長さの返事をくださった。最後まで義理がたい方である。そのやりとりを通して、私は竜子さんの置かれた深い井戸の底のような孤独に改めて思いをめぐらした。そうした状況に置かれた人にとって、外の世界との交信のツールとしてブログはどの程度有効だろうか(メールや電話という他のツールと比較して)ということを考えたりした。
ブログ仲間といえば、卒業生でもあるTさんは、最近のブログで6年前に亡くなった父親への手紙という形で自分の中に混沌としてあった父親への思いを表出したことについて語ってる(手紙そのものはブログには載っていない)。亡くなった人に手紙が届くことはないから、手紙という形式はあくまでも自己表出のための手段であるわけだが、不特定多数の読み手を想定したブログと特定の読み手に対して書く手紙というツールが結びついている点を興味深く思った。
竜子さんが求めていたものは、不特定多数の読み手ではなく、特定の読み手であったのではなかろうか。ブログも特定の読み手を想定して書くことは可能だが、それはブログ本来の使い方ではないだろう。 ただし、ブログを書くことを通して、特定の読み手と出会うことは可能だろうと思う。
本日の昼食は崎陽軒のショーマイ弁当。
3限は必修基礎演習。今日から各自の関心あるテーマでの発表(レポート+口頭発表)が始まった。鍛えてあげるから、頑張ってついておいで。
5限・6限はゼミ。4年生はまだまだ就活中、試験勉強中という学生が少なくない。エネルギーレベルを持続するのは大変だろう。リフレッシュする時間をどこかで作ることが大切と思う。しっかりね。
5限は3・4年合同ゼミ
休憩時間はスイーツタイム 6限は学年別ゼミ(私は3年生の発表を聴く)
夕食は「ワセダ菜館」で、コロッケとアジフライの定食+ほうれん草の胡麻和え+切り干し大根。
帰宅途中、大手町(東西線)から東京(京浜東北)への乗り換えのときに、ゼミ一期生のOさんとバッタリ出会う。2年前の卒業以来である。彼女はいま大手町に本社のある生保の会社で働いている。今日は9時過ぎまで残業をして、これから帰るところだった。広い東京、こんなふうに遭遇することはめったにないことである。「神戸屋レストラン」のイーインコーナーでしばらくおしゃべりをする。仕事の話もしたが、すぐに話題は恋バナへ。女子会みたいだ。私がおばさんだからだろうか。恋バナといっても、現在進行中のそれではなく、これからどうやったら素敵な相手と出会えるかという話。学校と職場というのが結婚相手と出会う主要な場所だが、そこで出会えない場合、どうしたらいいかというのは切実な問題である。
簡略版のブログのはずが、そうなっていない。これはいたしかたないことで、私のブログは私のものだが、ブログの世界は私だけの世界ではないからだ。