フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

5月22日(火) 雨

2012-05-23 11:02:14 | Weblog

  8時半、起床。気温が3月中旬のレベルに下がる。こんなときぼんやりしていると風邪をひく。薄手のセーターを着る。ベーコン&エッグ、トースト、オレンジジュース、紅茶の朝食。

  9時半に家を出て、大学へ。手帳(スケジュール帳)とカメラを忘れる。手帳を忘れるとかなり困る。今日の予定は把握しているが、来週の空き時間の状況が不確かで、予定を入れようとするときに困る。カメラは、忘れても困るということはないが、ブログに載せる写真は撮れない(というわけで今日の写真は朝食の写真一枚だけ)。

  3限の時間は研究室でゼミ3年生のグループ発表の事前相談。テキストや参考文献の内容の紹介に偏重気味なので、最終的に大切なことは、著者がどう考えているかではなく、著者の考えを君たちがどう考えているかであるとアドバイスする。

  昼食はコンビニで購入したおにぎり3個ですます。

  4限は必修基礎演習。グループ報告も3班目となり、発表の技法(レジュメの作り方やパワポの使い方)はめきめき上達している。あとは発表からディスカッションに移るときのもっていきかたの工夫だろう。

  5限は演習「個人化の社会学」。今日の指定文献は上野千鶴子『おひとりさまの老後』。上野の仕事は家族やジェンダーの呪縛から個人をいかに解放するかという一点にある。近代社会は家族中心主義で、家族はあたたかでやすらぎのある(あるべき)場所とされているから、、家族の呪縛からの解放という考え方には抵抗を示す人が多い。上野の文章は難解ではない。抒情的なものを極力排除した明晰な文章には誤読の余地は少ない。コースナビには発表への感想を書き込むBBSを設定してあるので、上野の投げ込んできた直球を学生たちがどう受け止めるか、どう打ち返すか、楽しみだ。

  今日は夜間当番の日なので、夕食を「ごんべえ」で食べ(そぼろ丼)、7限の終わりまで教務室で仕事。

  帰宅すると、居間から妻と息子がTVのバラエティ番組を観て、楽しそうに笑っている声が聞こえてきた。ああ、就活が終わったのだなと思う。