9時、起床。今日も五月晴れ。茄子とベーコンの煮物、目玉焼き、ご飯の朝食。午前中はデスクワーク、午後から散歩に出る。
久しぶりの散歩なので、近場の池上へ。「薫風」で昼食。本日のランチはキーマカレー。飲み物は、いつもは食後のブレンドコーヒーなのだが、今日はアイスコーヒーを選び、食前にもってきてもらう。窓際のテーブルの若いカップルの女性のおしゃべりが耳に心地よい。目の前の料理について語っているのだが、語る声のトーンや語りの速度が、土曜日の昼下がりのレストランカフェに合っているのだ。
食後の甘味は「あらい」で。20日ぶりである。前回と同じ季節メニューの苺クリームぜんざいを注文したら、ぜんざいはあいにく売り切れてしまったそうだ。ならばと「幻の苺ぱふぇ」(奥さん曰く)を注文することにした。ウェハースの代わりに最中の皮が添えられている。苺、苺のアイスクリーム、苺の寒天、粒あん、玄米のフレーク、アイスクリーム、苺、練乳・・・という構成。まずクリームあんみつを食べるように、寒天の辺りまでは上部から順番に行儀よく食べてゆき、フレークのあたりからかき混ぜて食べる。甘酸っぱくて、冷たくて、とても美味しい。お客はたくさんいたが、苺ぱふぇを食べているのは私だけだったように思う。苺ぱふぇ美味しいですよと宣伝したい気分だった。
本門寺とその周辺を散歩する。本門寺門前の小学校では今日運動会がおこわなれたようで、ちょうど運動会が終って、帰る人たちで賑やかだった。
階段を登ると、本門寺の境内はひっそりとしていた。夏服を着た女たち、そして男たちが、そぞろに歩き、たたずんでいた。
葛餅の池田屋のビルがなくなっていることに気づいてびっくりする。向かいの相模屋で聞いたら、建替えるのだそうだ。まだそんなに古いビルではなかったはずですがと尋ねたら、いえ、もう40年は経ってますよと言われた。私もそんなものだろうと思っていたが、ビルというのはもっと長い年月使用するもののように思い込んでいた(手前の萬屋酒店が明治8年の建築なのでなおさらそう感じるのかもしれない)。自分の生きてきた歳月もそれなりの長さなのだということに思い至る。