9時半、起床。大根の味噌汁(玉子を落としす)とご飯の朝食。来年度の講義要項をぼちぼち作成しようかと思ったが、事務所からの書類を見ると、いつもであれば冬休み明けの締め切りが、今回は10日ほど遅くなっている。ならばそんなに急いでやる必要もない、と言いたいところがだ、来年度の担当科目はいつもより多いので(週8科目)、結局、それほど余裕があるわけではない。
書斎の窓ガラスと網戸の掃除をする(カーテンも洗濯する)。今日は、そんなに寒くはないが、風が強い。二階のベランダに干した洗濯物の1つ(妻のセーター)が風に飛ばされて行方不明になってしまった。
昼食は肉まんと胡麻団子。食後、散歩に出る。栄松堂とくまざわ書店で以下の本を購入。「シャノアール」で読む。
『加藤周一自選集』4(岩波書店)
A.ファーロング、F.カートメル『若者と社会変容』(大月書店)
飯沢耕太郎『写真的思考』(河出ブックス)
上村忠男『ヴィーコ』(中公新書)
松井慎一郎『河合栄次郎』(中公新書)
熊野純彦編『日本哲学小史』(中公新書)
山脇直司『社会思想を学ぶ』(ちくま新書)
『考える人』2010年冬号(新潮社)
『考える人』の今回の特集は「あこがれの老年時代」である。「あこがれの老年時代」とは、「若いころの囚われから自由になり、精神がみずみずしく輝く人たちの老年期」のことであるが、モデルとなっている人たちのインタビューを読んでみると、健康上の深刻な問題をかかえていないこと、一定以上の資産があること、そして親しい間柄の他者がいることが暗黙の前提のようである。確かに健康とお金と時間があって、ひどく孤独でなければ、老後も悪くないだろう。でも、なかなか三拍子(四拍子か)そろうということはないんだよね。だから「あこがれ」なのだろう。