フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

12月29日(火) 晴れ

2009-12-30 03:14:33 | Weblog

  10時、起床。鯖の味噌煮、ジャガイモの味噌汁、ご飯の朝食。
  今日のタスクは一階の母の台所のガスレンジと換気扇の掃除。流しにお湯を張り、「洗剤革命」という名前の洗剤をスプーンに何杯も入れ、そこにガスレンジの五徳や換気扇のフィルター部分を取り外してしばらく浸けておく。その間に、ステンレスの流しや壁のタイルの汚れを拭き取る。それが済んでから、洗剤入りのお湯に浸けておいた五徳やフィルターの油汚れを、金属のヘラや歯ブラシを使って、根気よく落としていく。お湯の色がどんどん茶色くなっていく。1時間くらいの作業で、新品同様とはいかないまでも、かなりきれいになる。一仕事したなという気分になる。昼食は母が買ってきた海苔巻きとお稲荷さんと今川焼き。熱いお茶が美味しい。
  今日は外出はしなかった。昨日の予定では、今日が今年最後の営業日である「鈴文」と「甘味あらい」にとんかつとあんみつの食べ納めにいくつもりであったが、明日はすき焼、明後日(大晦日)は天ぷらそば、そして正月はおせち料理(自宅および妻の実家)という恒例のラインアップを考えると、今日はセーブしておいた方が賢明だという結論に至ったのである。理性の人である。
  夜、松本清張原作の『顔』というTVドラマを観る。今年は清張生誕100年ということで、映画やTVドラマが盛んに作られたが、たいてい原作よりもよいものになっている。原作はストーリー重視だが、脚本家は清張の作品を通して戦後の日本社会の有り様や日本人の生き方を描こうとするからである。原作では背景であったものが、前面に出てくるのだ。サスペンスがヒューマンストーリーに変貌するのだ。今日の『顔』もやはりそうだった。


小雀の飼育記録も成長と自由と幸福の物語に変貌するのだ。