ユーチューブでディープパープルの『BURN』を視聴していると、妙な違和感にとらわれました。
時は1975年、看板ギタリストのリッチー・ブラクックモアは去り、ショーケン似のトミー・ボーリンにと変わっていました。ステージ上の影は薄いの何の。
で、この曲の難解のところが露わに。
リッチ―が「ポール・ロジャースのように、ムーディーなボーカリストを」との意図で獲得したデイビット・カヴァーデールが、この曲に関してはまったく機能していません。
ベースのグレン・ヒューズが、サビを「これでもか」と言わんばかりに歌い切り、その間トミーの怠慢なギターソロ、カヴァーデールの再びの登場時には会場は白けている始末…。
ヒューズの絶叫ボーカルをよ是とするなら、なにゆえイアン・ギランをクビしたのか、よく解りません。因みに私は、ヒューズのキャラが大嫌いです。
これは政治にも言えることで、適宜な人材を配置しなかったら、民心はすぐに離れていきます。
――相も変わらず、岡田さんの影は薄いですね。カヴァーデールにならないよう、祈るばかりです。