ニュース雑記帳

日々のニュースからテーマを拾い雑考してます

信頼は"all-or-nothing"

2024-04-01 10:10:59 | Weblog
小林製薬の紅麴サプリに関するニュースが、世間を騒がせいてる。詳細は不明のようだし、私個人はサブリメントとは無縁なので、特に意見も要望もないのだけど・・・小林製薬といえば、有名な製薬会社で、たぶん多くの人から信頼されている会社だと思うので、そこが開発し販売しているサプリに問題があったとなると・・・小林製薬の他の製品のみならず、サプリメントというもの全体に対して、漠然とした不安が植え付けられてしまったのではないかと思う・・・

で・・・ふと、"信頼"といえば、と思ったことがあるのだけど・・・

えっと、唐突だけど・・・スマートウォッチを使っている。携帯電話(スマートフォン)を部屋に置いたままウロウロし、電話を受け損ねることが多いし、車の運転中に電話やメール(ライン)を受けるのは厄介だということもあって購入したのだけど・・・スマートウォッチには健康管理関係の機能が多いので、自然とそれも気にするようになった。

とね・・・ウォッチで計測される血圧が異常に高いの。常時、高いの。わたしは、ずっと主治医も認める低血圧症なんだけど・・・ウォッチの数値だと、最高血圧が常に140越え、最低血圧は80越え、これってもう高血圧だよね。

以前、友人たちに「ずっと低血圧だった人でも、高齢になると急に高血圧になることがあるみたいよ」と言われたことを思い出し、若干、不安になってしまい、ちゃんとした(といっても家庭用だけど)血圧計で測ったら、いつも通りの低めの血圧だった。

となると・・・ウォッチが示す、他の数値に対する信頼も揺らいでくるよね。心拍数、血中酸素濃度、体温、それに歩数計。これらもみんな、信頼に値しない?

まっ、先にも言ったように、わたしの場合は、健康管理目的でウォッチを利用しているわけじゃないので、これらの数値は気にしなければいいだけなのだけど、せっかくある機能が信頼できないとなると、なんだかなぁ~ってて気分にはなる。

信頼って、たった一つの事柄で破綻すると、他の全部にも影響しちゃうんだなぁ~って、つくづく思った。オール・オア・ナッシング。信頼って、全部信頼するか、まったく信頼しないかしかないのかも。

わたしは、常日頃から、人間はとってもファジーな生き物だと思っている。全部いい人、全部悪い人なんて、まったくいないか、いてもとても少数派だと思っている。だから、池波正太郎さんの小説の中で、人は「悪いことをしながら善いことをし、善いことをしながら悪事を働く」というセリフに、とても強く共感したりしたもので・・・だから、基本、人のことは信じすぎない・・・だから、裏切られたとか、騙されたとかと、あまり恨んだりもしないのだけど・・・

今回は、信頼って、つくづく"オール・オア・ナッシング"だなと思った。

伝言伝言を重ねると、間の人たちの人間関係で、ニュワンスが大きくかわる

2024-02-07 10:37:40 | Weblog
日々の日記の方にUPした内容ですが、こっちだったかなと思って再掲します。

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原作のドラマ化に関する課題についての議論に参入するつもりはありません。たぶん、その作品ごとに状況が異なり、問題点も異なるでしょうから。もちろん、それでも共通する課題もあるでしょうね・・・それはきっと、どんなお仕事においても起こりうるものなのかもしれません・・・

というわけで・・・原作の映像化問題ではなく・・・複数の組織が関わってお仕事をする場合に起こりがちなことについての、ちょっとした経験談というか思い出話を・・・

フリーのライターをしているとき、大手企業が契約(提携?)している店舗さんたちを紹介するサイトの記事を担当したことがあります。といっても、もちろん、直接、その大手企業から依頼があったわけじゃなく、企業が依頼したWEBページの制作会社に雇われていました。よく分かりませんが、その制作会社も、どこかの広告代理店的な会社の下請けだったかもしれません。大きな会社になればなるほど、間に入る会社が増えていきます。とにかく、取材先である店舗(会社)と私の間には、最低でも二社、もしかしたらもっとたくさんの会社があるわけです。

でも、何も問題がないときは、どうってことはありません。必要な情報が下りてくるので、それに沿って取材して記事を作り、決められた手順で納品すれば、それが順番にあげられて行ってWEBにUPされる、そしてわたしは報酬を得る。

けど、たまに取材先からの苦情が、その大手企業の担当者に行き、そこから回りまわって私のところにやってきて・・・それがとんでもないことになっていたりします。「ライターは、まるでやる気がなく、頼んだことも無視されて、我慢ならない」みたいに言われたりするんです。

わたしが幸運なのは、わたしに直接仕事をくださっていた会社の担当さんは、この件の会社さんだけじゃなく、おおむねどこも、わたしの仕事ぶりをちゃんと認めてくださっていて、わたしにそれを伝えるときには「絶対そんなことはないと、わたしたちは承知していますが、相手様がそういう風におっしゃってますので・・・」と、すまなさそうに対応を依頼されるので、わたしも「大丈夫です。ちゃんと誠心誠意お詫びして、やり直させていただきます」と答えます。

で、実際に、お詫びかたがた怒っていらっしゃるという方に再取材の連絡をすると、ほぼ100%、相手の方はそんなに怒ってはおられず、むしろ申し訳なさそうに再取材の約束をしてくださるんですよね。で、再取材の当日も、実に和やかだったりします。

いったいどういうことなのか・・・考えられることは、いろいろあります。

まずは、本当に取材先の方は私の態度に怒り心頭で、大手企業の自分の担当さんに荒い言葉で文句を言った、それを間の人たちは、そのまま正確に、わたしのところまで下ろしてきた。けど、時間がたつと、取材先の方も「それほど怒ることじゃなかったな」と思うようになっておられた。

次に、取材先と大手企業の担当者の関係がよくなくて、とばっちり的に私の取材が文句のネタになった。その双方のイライラが増幅されて、わたしのところまで下りてきた。この人間関係の縺れは、別の段階でも起こりえますね・・・クライアントである大手企業の担当者と制作会社の担当者の関係がこじれている場合も、同じようなことが起こりえます。

あるいは、取材先の会社が、クライアントである大手企業の担当者にとって、とても重要な存在であるため、世間話的な会話の中でちょっとした不満が出ただけで過剰反応し、大げさに騒ぎ立てた、ということもあり得ます。実際、そういう大切な取材先の場合には、取材時に、大手企業さんからの立会人が何人も同席して「失礼がないよう頼みますよ」という圧が凄い時もありますからね。

で、これは考えたくないことですが、わたしに「信じてます」と言ってくれた直接の依頼会社の担当者が、ちょっとした意地悪で、注意喚起程度のお話を大げさに伝えて、わたしを苛めようとした・・・というのも、一応、書いておく必要はありますね。まず、ありえませんけどね。

と・・・つまり・・・どの段階で何が起きたのか、関わったそれぞれの人の気持ちや事情はどうだったのか・・・全体像は、当事者である私たちの誰であっても、まったく分かりようがないということなんですよね。

だから、「わたしに出来るのは、わたしが直接かかわる人たちとの関係を、できるだけ悪くしないよう努力すること」だと思って、仕事をしていました。落ち込んだり、怒ったりしても、仕方ありませんからね・・・それが、自分の心を守るために、わたしが選んだ方法でした。

けど、まっ、一番助かったのは、先にも書きましたが、直接仕事を発注してくれる会社の担当者さんたちが、みなさん、優しくて、いつも「信じてます」と言ってくださっていたことです。これが、ほんとうに、何より心強い。だからこそ、いろいろあっても仕事を続けられた・・・と、心から感謝しています。

とまあ、わたしの場合は、命を削る創作活動ではないですからね。ひょいひょいって、うまい逃げ道も作れますけど・・・そうはいかない厳しい現場で頑張ってらっしゃる多くの方たちには、かける言葉もないですね・・・

猿之助さんの報道で嫌な気分になる情報の出どころ

2023-06-05 08:42:36 | Weblog
猿之助さんのご一家の出来事を語るつもりはない。本当は、興味を持つことも控えるべきだと思っている。でも、ついつい出歯亀根性で、当初はしばらくの間、ワイドショーなどを気にしてしまった・・・恥ずかしい・・・申し訳ないと思う・・・だから、今は、見聞きしないよう努めている・・・

ただ、しばらく見聞きしていた間に、とても気になることがあった。それは、他人が知るべきではないとてもプライベートなことが公になっていることだ。その内容が本当かどうか知らないが、本当であったとしたら、捜査機関しか知りえない内容で、しかも決して勝手に公表されるべきじゃないことだと思う。それが、マスコミでどんどん世間に流されているとしたら・・・これは、ほんとうに由々しき事態なのじゃないのかな。

事件性があり、公共性があるというのなら、ある程度の情報開示は必要だと思う。対象が芸能人でなくても、そういうものは、随時、公開されているのだろう。けれど、今回は、公表されるべきじゃないものが、ほんとうに多数、それも早い段階から流されていた・・・マスコミの、いつもながらの勝手な煽りなら、それでも腹立たしくはあるけど、そんなものかという思いもある。けれど、警察が流したのだとしたら、それは決してあってはならないことだなんじゃないのかな。

わたしは、個人情報の保護に関しては、比較的、寛容な感覚の持ち主だと思っている。けれど、そんなわたしが「これはダメだ」と思うのだから、明らかに限度を超えたプライバシーの侵害なのではないか、それも公的機関による個人の尊厳の蹂躙なのじゃないか・・・

とりあえず、わたしにできることは、これ以上、テレビであろうと、なにかしらの記事であろうと、興味をもって見聞きしない・・・ということしかないかなと思っている。


投票しないことの怖さ、投票することの怖さ

2022-08-18 11:58:24 | Weblog
良識のある方たちからは、厳しく叱責されるかもしれませんが、わたし、ここのところずっと選挙で投票、してないんですよね・・・

今では、成人なら誰にでも選挙権があり、投票することは"義務"になっているくらい、投票権って、当たり前の権利なんですが・・・それって、多くの先人が、ほんとうに苦労して、勝ち取ってくれたもので・・・決して疎かにして好いものではないんですよね。その重み、分かっている・・・つもりなんですが・・・正直、怖いんです、投票することが・・・

自分の一票・・・それに責任がとれるか・・・とても取れないよなぁ~って・・・ビビっちゃうんです・・・

ちょっと横道に逸れますが・・・世の中が、パソコン通信からインターネットに移行する頃・・・それまで、ずっと入り浸っていたパソコン通信内の居場所を失い、仕方なしにインターネットでの居場所探しを模索したことがあるんですね。ガッツリと意見を交換し合えるような場所ってないかなと・・・で、紹介してもらったものや、自分で見つけたもの、いくつかのサイトに参加したんですが・・・ん~・・・

当時ね、インターネットという今までにない情報の坩堝を得て、みんな舞い上がっていたんだと思うんですが・・・なんていうか・・・軽く陰謀論的な考え方に侵されているように思える人、けっこう多かったんですよね。新聞とかテレビとか、既存の情報源では得られなかった隠された情報を、自分が探り当てたと信じて、それを基に声高に誰かを弾劾しているよな人・・・で、わたし、そういう場所に出入りするのは止めたんですが・・・

その人たちが信じていたものが間違っていたと、わたしに言えるかというと・・・言えないですよね。かといって、正しいとも思えない。じゃあ、何から得た情報なら確かだと思えるか・・・やっぱり大新聞の記事?テレビに出ている有名な解説者の人たちの言葉?・・・ん~・・・みんな、何をもって、この情報は正しいと確信できるんだろう・・・

確かと思えることが何もないと、判断するというのは、とても難しいですよね・・・

自分の身の回りのことなら、間違ていたとしても、結果は自分が負えばいいと、思い切ることは出来るんですが、国の行方となると・・・この一票に責任が負えるか・・・とてもとても負えないよなぁ~・・・と、ビビってしまうのです。それでも、皆が投票しなければ、とんでもないことになってしまうわけで・・・怖くても、勇気をもって判断しなければとは思うんですが・・・自分の一票を託せる人を選ぶって、あまりにも難し過ぎるんですよね・・・

知らないって、とても怖いことだと思うんですが、知っていると思うこともすごく怖い・・・知る努力はしなくちゃいけないけど、知ったと思うことはすごく危ない・・・ん・・・身も心もすくんで、身動きが取れないんですよね・・・

関西スーパー、エイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングと統合か

2021-10-29 15:42:03 | Weblog
今日、関西スーパーがエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングと統合するかどうか、その賛否を問う臨時株主総会が開かれているそうだ。

関西スーパーとは少なからずご縁がある。同社の社内報の制作に長年関わらせてもらっていたのだ。会長や社長から新入社員さん契約社員さん(ファミリー社員さん)まで、多くの方たちにお話を聞いて記事を書いてきた。ニュースに名前が登場する福谷社長にも、社長に就任される前から何度かお話を伺った。

とはいえ、わたしは完全に部外者だ。関西スーパーの未来が、わたしの未来に影響をおよぼすなんてことは全く考えられない。それでも、このニュースには胸がザワザワした。なんとも落ち着かない気分になった。関西スーパーで働く皆さんは、今、どんなお気持ちなのかなと・・・それぞれの立場で苦しい思いをしていらっしゃるのではないかなと・・・

会社の統合だとか買収だとか、そういうことはよく分からない。統合だって買収だって、悪いことばかりじゃないのかもしれない。ただ、関わりのある人全員に好ましいなんてことはあり得ない。誰かは必ずつらい思いをするのだろう。とはいっても、変化は世の常だ。ずっと変わらずにいられるものなどほとんどない。

願わくは、出来るだけ傷つく人が少ないことを、そして、その傷が出来るだけ軽傷であることを願う。ひどく浅く他人事なコメントだけれど・・・申し訳ない・・・

ガス抜きというのもTVの情報番組の大切な役割なのかな

2021-05-08 12:50:16 | Weblog
何事に関してもそうなのだけど・・・今のコロナウィルス蔓延に対する、テレビの情報番組の発信を見ていると、緊急事態宣言などが出れば、飲食店など営業の制限や休業を要請される方たちの苦境を「どんなにか大変でしょう!」と同情たっぷりに伝え、宣言が解除されたらされたで「これで本当に大丈夫なんでしょうか、対策は十分と言えるのでしょうか」と不安を煽る。いったい、何を言いたいんだ、何をしたいんだと思ってしまう。責任をとる必要のない人たちは、その場その場で人々が喜ぶことをいっていればいいんだからいいね、って思ってしまう。

けど・・・その場その場で人々が喜ぶことを声高に言うってこと、もしかしたら、正しく情報を伝えることと同じくらい必要なことなのかも。

大方の人は分かっている・・・今は、我慢するしかないって・・・でも、我慢ってつらいよ・・・ほんと大変だよ・・・分かっていても愚痴の一つ、文句の一つも言いたくなる。それを大きな声で言ってくれているのを耳にし目にすることは、ストレスの軽減になっているのかも・・・

今は、こういうブログとかSNSとかでの発信という捌け口もあるけど、それでもテレビなんかで堂々と、自分の苦しさを代弁してくれる声を聴くことが出来るのは意味があるのかも・・・

だとすると・・・マスコミって、そういうことも理解した上で、微妙なラインを探り探り、人々の不満の捌け口の役割と、政府などが打ち出す政策への協力を促すことのバランスをとっているのかな。

だとしたら、無節操に大衆に媚びてるなんて思ったりしたのは申し訳ないな・・・って、思うのでした(^^;。

『2030年代半ばにガソリン車新車販売禁止へ』

2020-12-03 15:31:56 | Weblog
日本政府は「2050年までに二酸化炭素などの温室効果ガス排出量を実質ゼロとする」という目標を掲げており、その実現に向けて「ガソリン車の新車販売を2030年代半ばに禁止する」という方向で自動車メーカーなどと協議し、今月10日には正式な方針として表明するらしい・・・というニュースを見ました。

悪いことではないのでしょうね。いや、イイことなんでしょうね・・・でも、なんだか寂しく感じてしまうのは、変化を嫌うロートルってことなんでしょうか(^^;。

我が家にも一台、電気自動車があります。高齢の母の為に買った、普通の自動車よりかなり小さい、でも運転するには普通免許が必要なコムスという一人乗りの電気自動車です。母はもう、それも運転できなくなりましたから、今はもっぱら、私が近場にお使いに行く時に使っています。家庭用の電源で充電可能ですし、正直、便利で経済的だと思います。他の電気自動車は違うと思いますが、コムスの場合は車検の必要もありません。自賠責に加入することだけが義務付けられています。

だから、電気自動車に否定的ではないのですよ。ただ、今、我が家に居る、愛ガソリン車たちのことを思うと、なんだか切なくなってしまうのです。

政府に言われなくても、自分の年齢的にも今ある愛車たちへの愛着からも「もう新しい車はいらない、今いる子たちと一緒に人生の最後まで過ごそう」と考えていましたから、今後ガソリン車が販売されなくなっても、我が家に何の影響もないのですが・・・なんなんでしょうね、この寂しさは・・・。

ありきたりな表現でお恥ずかしいですが、「一つの時代が終わる」っていう侘しさなんでしょうかね・・・自分は、その終わっていく時代の人間だと考えているから、よけいに侘しさが募るんでしょうかね・・・

そうだ・・・現実的な不利益点を予想するなら、今あるガソリン車に対する税金や維持費が、さらにかかってくるだろうなということですかね。きっと、自動車税やガソリン税がとんでもなく引き上げられるでしょうね。さっさと手放して電気自動車にしなさいというメッセージとして。たばこの税金とかをみれば、確実に起こってくることですよね。

ただ・・・きっと、その頃、わたしはもう生きてないような・・・少なくても、運転免許は返納しているような(爆)。まさしくロートルなんだな・・・いっか、ガソリン自動車と共に消えていくのもまたよし・・・ですかね(^^;。

山本太郎さんのこと「そういう奴、嫌いじゃないな」by 息子

2020-07-07 09:23:02 | Weblog
東京都知事の選挙も終わり、下馬評通り、小池さんが再選されましたね。

投票日の少し前に、東京都民の息子と話をしていて、山本太郎さんの話題がでました。彼の周りでは「山本太郎が当選したら、金貰えるらしいじゃん、いいね」って、冗談なのか本気なのか、妙に山本さんが盛り上がっているって。わたしは、おもわず「おいおい」って言ってしまいました(^^;。すると息子が「山本太郎ってどんな人?」って、わたしに聞きます。もちろん、わたしは山本さんと親交があるわけではないので人柄などはよく知りませんが、息子よりは長く生きているので、山本さんがメディアに露出し始めた頃から見てきて抱いた私の個人的なイメージ言いました。「メロリンキューとして出てきたころから、段違いのインパクトのある人だったね。物おじしないのが半端ないっていうか・・・」「政治家としてはどうなの」「どうなんだろう・・・たぶん、彼は本気で世の中を良くしたいと思っていると思うし、心から一人でも多くの人を幸せにしたいと思っていると思うよ」「演説聞いた奴が、熱かったっていってたわ」「ただ、残念ながら、世の中は彼が思っているほど単純じゃないってことかな・・・」「ふ~ん・・・なるほど・・・でも、俺、そういう奴、嫌いじゃないな」。

結局、息子が誰に投票したか分かりませんが・・・わたしが都民なら、山本さんには投票しないでしょう。ただ、息子の言った「そういう奴、嫌いじゃない」、という言葉にが、どうも頭を離れません。もしかしたら、そういう奴らが必要な時期に来ているのかもしれないな・・・なんて、心の奥のどこかが感じたのかもしれません(^^;。

岡江久美子さん、新型コロナによる肺炎のため亡くなる

2020-04-24 07:19:21 | Weblog
岡江久美子さんが、4月23日に新型コロナによる肺炎の為、永眠されたというニュースが流れた。その日、夫は仕事から帰ってくるなり、わたしに「あんた、気を付けてよ」と言った。それから何度も何度も、そう言う。「分かってるって。っていうより、日ごろから隠遁生活しているんだから、大丈夫よ」と言うと「油断は禁物」だそうだ。未だ、電車通勤で接客業の仕事を続けている夫の方が、よほど危ういのだが・・・

夫が急に私のことを気遣いだしたのは、もちろん岡江さんが亡くなったというニュースのせいだ。岡江さんと私の歳が、そんなに離れていないということもあるだろうが・・・やはり、顔も名前も良く知っている女優さんの死というのが大きいと思う・・・

志村けんさんが亡くなった時、それについて政治家がコメントすることをどうのこうのと議論があったようだが・・・

志村さんにしても岡江さんにしても、多くの人が顔を知っている、名前も知っている、さらには親しみやすい雰囲気のある方たちだったことは、わたしたちに与える影響がとても大きい・・・新型コロナウィルスによる死というものが、一気に自分たちの近くにやってきた感覚になったのだ・・・

悲惨な事故や事件で、被害者の名前を公表することの是非に関して、報道者たちが「実名報道は、匿名報道より、よほど大きなインパクトがある」と説明していたのを記憶している。だから、その悲惨さを社会に訴えるためには、被害者の実名を公表することが効果的なのだと・・・

それとは多少違うかもしれないが・・・それでも、亡くなった方をリアルに思い描けるがどうかで、人の感じ方は大きく違う・・・それは確かだと、つくづく思った。

有名人、著名人・・・中でも、泣いたり笑ったりといったリアルな表情をテレビなどで一般の人に見せているタレントさんたちというのは、本人が望むと望まざるとに関わらず、本人が意図しているかしていないかにも関係なく、人々に大きな影響を持つ・・・

だから、何かをしろということではないが・・・むしろ、それを悪用するようなことはして欲しくないとも思うが・・・そういう事実があるということは確かだなと・・・あらためて感じさせられたのでした。

今の韓国との関係について・・・嫌韓じゃなかった人まで腰が引け始めてますよ

2019-09-17 09:27:45 | Weblog
今、日韓関係で、いろんなゴタゴタが起こっているようですが、その一つ一つについて具体的に感じたことを書くつもりはありません。ただ、日本人の一人である私の心の動きから、大きな懸念を感じるというお話をちょっと・・・

歴史認識についても、今起こっていることに対する思いにしても、日本国籍の人間がみんな同じことを考えたり感じたりしているわけじゃありませんよね。嫌韓っていうんですか、何でもかんでも韓国が悪くて、韓国人なんか皆大嫌いという人たちもいれば、先の戦争で韓国の人たちに辛い思いをさせたという事実は確かにあるのだから相手が納得するまで何度でも心を尽くした対応をすべきだと思う人たちもいるでしょう。

わたしはといえば・・・たぶん一番多いタイプ・・・真ん中あたりにふわっといる人間だと思います。なんていうか・・・戦時中の日本について、今の私たちの価値観や善悪の感覚からすれば道を外れてるなと思うことが、他国の人たちに対してはもちろん、自国民に対しても行われていたということは、ハッキリと認めるべきだとリ思います。ただ、当時のことを今の正義で断罪するのはフェアじゃないとも思っています。当時の世界的時流とか、当時の人たちの置かれていた環境とか、そういうことを抜きに一方的に断罪するのはおかしいと思っています。また、戦った者同士、お互いに犯してしまった罪を、戦敗国だけが悪と断じられて罰せられることになるのは、戦争の常とはいえ、これもフェアではないと思っています。また、戦争中の日本人が非道なことしかしなかったとは思えないので、悪いことは悪いこと、良いことは良いこと、ちゃんと冷静に判断されるといいのになと思います。

では、戦後、戦敗国の日本はどうしていけばいいのか・・・一言で言うと、同じ過ちは二度と犯さない、つまり二度と戦争をしに国外に出ていかない、自国民を戦争に狩りだして死なせないということにつきると思います。これは、負けたからこそ得られることだと思います。勝って、戦ったことが正義だとお墨付きを得た戦勝国では、決して不戦の気運は生まれませんからね。じゃあ、攻めてこられたらどうするのか・・という難しい問題はありますが、とりあえず、それはおいておいて・・・戦争なんかしたくない、だって他の国の人を殺したくないし、自国の人に死んでほしくないもの・・・一部の人からすれば軟弱な理想主義かもしれませんが、日本人の多くは、本気でそう思っていると思います。

でも、そういうことじゃなく、先の戦争で酷い目にあわされたんだから、何度でも何度手もこちらがいいというまで謝れ、何度でも何度でもこちらが満足するまで金を出せという韓国に対して、どういう態度をとるのか・・・

わたしも、少し前までは、どちらかというと「相手が納得するまで頭を下げましょう」側よりの真ん中派でした。韓国は、日本と戦って勝った戦勝国として戦利品の取り分を求めているのではなく、完全に被害者の立場ですからね。個々の案件については、いろいろあるとは思うのですよ。慰安婦の問題にしても徴用工の問題にしても、日本は何も悪くないと思いたい人たちの中には「強要されて働いたのではない者もいる」と言っているようですが、実際に望まぬ酷いことを強要された人、実質強要された人が大勢おられるに違いないと思うので、そこは本当の被害者が置き去りにされないよう、そうじゃない人がいたとしても、それは目をつぶるべきだと思いますし。

ただ・・・昨今の韓国の様子をニュースで見ていると・・・そんなわたしでも、「こりゃあ無理だな」と思えてきています。「韓国という国は、日本が何をしようと何を言おうと、けっして終わりにするつもりがない国なんだろうな」って、そういう印象を持ち始めています。私の中の良心は「そんなこと思っちゃだめだよ。諦めないで誠意を尽くさないとだめだよ」っていうのですが・・・「いや~、そうは思うけど・・・現実的に考えれば、無理でしょう」って声が大きくなりつつあります。だからといって、韓国にダメージをあたえるようなことを積極的にすべきだとは微塵も思いませんが、「できるだけ距離を置いて関わらない方がいいよ」って思ってしまっています。関わらないでいられるかどうかというと、それも難しいですし、現在、韓国と取引をしている会社さんはダメージをうけるでしょうが、仲良くするのが絶対に無理なのだとしたら、喧嘩してお互いに傷つくのをされるためには、距離をおくしかないのではと・・・

で・・・ここからが、今日、言いたかったことなのですが・・・わたしのような、さして問題意識もなく、韓国に対して否定的な気持ちを持っていなかった一般的な日本人ですら、こんな風に感じ始めているというのは、両国の関係にとって、完全なる黄色信号だぞと思うわけです。

個人の人間関係でも「みんな仲良く」は難しいことですよね。ましてや国家間の関わりで「みんな仲良く」なんて絵空事以外の何ものでもないのでしょう・・・。でも、可能な限り、争いごとは避けられるといいな。そのために距離をおくことが役に立つなら、それも悪くはないのじゃないかしらね・・・なんて、思うのでありました。