OBERON 日記

1999年1月25日。パソコン通信から始まった公開日記。
できれば、死ぬまで続けたい・・・(爆)。

日本じゃ地球は救えない?

2008-12-22 19:42:48 | Weblog
ふむ・・・今年のM1は、外れ組みがなかったですね。スター不在の地味な回になるのかなと思っていたけど、「その枠、返せよ!」と思うような納得できないコンビの出場がなくて、非常に満足でした。「ザ・パンチ」が、最後にチクッと痛いことを言われてましたけど、彼らもネタ自身は悪くなかったですよ。力もあると思いますし。ただ、可愛そうなほど揚がってた。で、間がコトゴトクずれた。だから、あんな出来になっちゃいましたけど、「決勝に残る資格がねぇっ!」ってことじゃなかったと思います。むしろ、M1の決勝の雰囲気というのを伝える役割を立派に果たしたと思いますよ、はい。ああ~、でも彼らは10年目だし・・・こんな慰め、何も嬉しくないだろうな(^^;。

ただ、去年までは、優勝組発表の前に、優勝者がハッキリ見えていたでしょ。なんていうか・・・何かが降りてきているのが見えるっというか、流れに押し上げられていく様が見えていて・・・誰もが、好き嫌いをこえて「今年はコイツらだな」って分かってしまう、優勝者には、それほどの勢いが見えた。けど、今年は、それが無かったですね。好い意味で接戦だったし・・・悪く言えば、モンスターは居なかった。まっ、審査員は「ぶっちぎりだ」って言う人もいたし、実際、票的にはそうだったし・・・個人的に、結果には何の不満もないけど・・・それは、そう感じましたね(^^;。でも、まっ、ヨカッタヨカッタ・・・うん、良かったです(^^)。


ところで、いきなり話は変わりますが・・・裕太は、子どもの頃から、子どもが主役の映画が好きでした。たとえば『飛べないアヒル』だとか『ホーム・アローン』だとか『ラストアクションヒーロー』だとか『グーニーズ』だとか。で、それは大人になっても、あまり変わっていなくて・・・今でも、けっこう子どもが重要な役割を担っている映画は好きなようですが・・・他にも、彼が大好きなテーマがありまして・・・それが「地球を救う」ってやつなんです。具体的に映画のタイトルを出すなら『アルマゲドン』みたいなのです(^^;。

なので、危機映画なんかが好きなのかなと思って、少し前にWOWOWで『海猿』一挙放映をしていたのを録画して見せてやったんです。そしたら「悪くないけど・・・」と、スッキリしない態度なんです。で「何が足りないの」と問い詰めますと、「規模が・・・」といいます。やっぱり、地球規模の危機でないと、心が燃えきらないみたいです。で、さらにポツッと「邦画では無理なのかな」と呟きました。

う~ん、すごく残念だけど・・・その通り、日本が舞台じゃ、地球規模の危機を扱うのは、荷が重いでしょうねぇ。日本人がアメリカに研修かなんかに行っている時に危機が起こって、合衆国の作戦に組み込まれるとか、何かのプロフェッショナルとして招聘されるとか、個人単位で参加するのは可能かもしれないけど、なかなか日本政府主導っていうのは、リアリティーが出ないですよね。だから、あとは設定をグンと未来に持っていって、国際情勢を変えてしまうとかしないと、日本国主導で世界の危機を救うのは難しいですよね。

日本人は、哀しいかな、そういうところを謙虚に理解していて・・・だから、フィクションの世界でさえ、地球規模の危機を扱わないんでしょうね(^^;。その点、アメリカ合衆国の映画人は、自信があるわけですよ。地球を守るとしたら、それはアメリカであると、疑いも無く信じられるからこそ『アルマゲドン』みたいな映画が作れるわけでしょう。

あたりまえですが、映画のテーマ設定にも、国民性とか、世界の勢力図とか、そういうのが繁栄されますね。と、裕太と、そんな話をしたのでありました(^^;。