読書な日々

読書をはじめとする日々の雑感

「のだめカンタービレ」

2006年12月07日 | 日々の雑感
『のだめカンタービレ』

『のだめカンタービレ』が面白い。毎回ビデオに録画して、どれも2・3回は見ているが、飽きないほど面白い。なにがそんなに面白いのか?

まず、なんといっても登場人物というか、それを上手に演じている役者たちでしょう。上野樹里が「変な」のだめを上手に演じている。というか上野樹里ってあんな子だったんだと思わせるほど、地で演じているようなところがある。ピアノに没頭しているときの得意げな顔つき、千秋の妻きどりで、あれこれ世話を焼くときのうれしそうな顔などなど、じつに上手い。

それに千秋役の玉木宏。ほんとええ男やなー。なにをさせてもかっこいいというのが嫌味でない。たぶん『ウォーターボーイズ』でのコミックな役を見ているから、シリアスにも嫌味がないのだろう。

それに名前が覚えられないで困るが、金髪の映太とか、真澄役の小出康介とか、コンマス役の女優さん(名前知らない)などなど、みんな上手だ。

第二に、先が読めない展開。三話目くらいで、あぁこれは『スウィングガールズ』系なんだなと、ちょっとがっかりして、ビデオ録画をやめたのだが、もったいないことした。たしかにあの回はSオケが学園祭で盛り上がって一つにまとまるというのりだったが、それはたんなる通過点にすぎず、もっと先の展開があったのだが、それがまったく読めない。原作のマンガを読んでいる人には分かっていることかもしれないが、原作を読んでいないので、先の読めないワクワク感がある。

第三に、クラシック音楽の開拓。わりと食わず嫌いでブラームスなんか聞いたことがない、いわんやラフマニノフなんてという人だったので、千秋がピアノを弾いたラフマニノフのピアノ協奏曲だとか、いまやっているブラームスの交響曲第1番だとか、けっこういい音楽があるのだということを知った。そういうところも面白い。

月曜日が待ち遠しいわい。


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