
世の中には、迷信の類が多くありますが、迷信だと排除できないものもあります。その一つに、「ササに花が咲くと凶作になる」というものがあります。
『スイカのタネはなぜ散らばっているのか: タネたちのすごい戦略』(2017/9/13・西本 眞理子 (イラスト), 稲垣 栄洋著)は,
,色々な種の戦略を書いたものです。
この本の中に次のようなことが書かれていました。
ササや竹の花は、イネによく似た花を咲かせるという。ササや竹は、めったに花を咲かせることはなく、その周期は諸説あるが、何十年に一度だとかで白数十年に一度だとかいわれているそうです。本から転載します。
夕ケやササの花が咲いた後には、不思議なことがある。一面の竹林や笹原か一斉に枯れてしまうのである。
ヒマワリやアサガオは花を咲かせて種を残すと枯れてしまう一回繁殖性の植物である。タケやササも花が咲いて枯れる。これは、ヒマワリやアサガオとまったく同じで、ごくふつうのことなのである。ただ、夕ケやササの場合は、その周期が途方もなく長いというだけなのだ。
夕ケやササが花を咲かせた後は、無数の種子ができる。そして、この種子を餌とするネズミが人発生してしまうのだ。
ネズミは繁殖能力が高く、文字どおりネズミ算式に増えていく。ただ、ふつうは餌の量が限られているから、餌にありつけずに死ぬネズミも多く、ネズミの数は増えすぎることもなく保たれているのである。しかし、餌が豊富にあり、すべてのネズミが死ななかったとしたらどうなるだろう。ネズミはとめどなく増えていってしまう。そして、増えすぎたネズミは夕ヶやササの種を食い尽くし、餌を求めるネズミたちは、やがては川畑の農作物を食べ荒し、人々か大事に蓄えた穀物をも食べ尽くすのである。こうして、タケやササの花が咲くと大飢饉になってしまうのである。(以上)
「ササに花が咲くと凶作になる」は、体験知として伝承されてきたのでしょう。
『スイカのタネはなぜ散らばっているのか: タネたちのすごい戦略』(2017/9/13・西本 眞理子 (イラスト), 稲垣 栄洋著)は,
,色々な種の戦略を書いたものです。
この本の中に次のようなことが書かれていました。
ササや竹の花は、イネによく似た花を咲かせるという。ササや竹は、めったに花を咲かせることはなく、その周期は諸説あるが、何十年に一度だとかで白数十年に一度だとかいわれているそうです。本から転載します。
夕ケやササの花が咲いた後には、不思議なことがある。一面の竹林や笹原か一斉に枯れてしまうのである。
ヒマワリやアサガオは花を咲かせて種を残すと枯れてしまう一回繁殖性の植物である。タケやササも花が咲いて枯れる。これは、ヒマワリやアサガオとまったく同じで、ごくふつうのことなのである。ただ、夕ケやササの場合は、その周期が途方もなく長いというだけなのだ。
夕ケやササが花を咲かせた後は、無数の種子ができる。そして、この種子を餌とするネズミが人発生してしまうのだ。
ネズミは繁殖能力が高く、文字どおりネズミ算式に増えていく。ただ、ふつうは餌の量が限られているから、餌にありつけずに死ぬネズミも多く、ネズミの数は増えすぎることもなく保たれているのである。しかし、餌が豊富にあり、すべてのネズミが死ななかったとしたらどうなるだろう。ネズミはとめどなく増えていってしまう。そして、増えすぎたネズミは夕ヶやササの種を食い尽くし、餌を求めるネズミたちは、やがては川畑の農作物を食べ荒し、人々か大事に蓄えた穀物をも食べ尽くすのである。こうして、タケやササの花が咲くと大飢饉になってしまうのである。(以上)
「ササに花が咲くと凶作になる」は、体験知として伝承されてきたのでしょう。
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