仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

よさこい

2024年05月25日 | 日記
20程前、門信徒会の旅行に行ったとき、「よさこい節」を、台詞付きで歌ったことがあります。データーに残っていました。半分は自作です。

土佐の高知のはりまや橋で
坊さんかんざし買うをみた よさこい よさこい

ご存知よさこい節です。この歌は、幕末から明治にかけて京や江戸で歌われ始め、全国に広まったといわれています。

戒律の厳しい出家者が、かんざしを買う。土佐の高知でなにがあったのか。

ぼんさん引け引け お馬のたずな したてならない 恋をした よさこい よさおい

江戸末期、場所は土佐の真言宗豊山派の名刹、四国霊場第31伴札所、五台山竹林寺、その寺域の一隅に妙高寺があり、その住職が僧純信 37歳、

片はお馬、
いかけやのお馬さん 髪さえ良けりゃ
日本一じゃと いわれよに よさこい よさこい

鋳掛屋の娘お馬17歳、二人の間に何があったのか。

坊主頭にかんざしゃいらぬ 
なのに坊さんなぜ買うた

時はアメリカのペリーの率いた軍艦4隻が浦賀にやってきたのは1853年の6月、徳川幕府2百数十年の鎖国政策は、揺るぎ始めた頃のことです。妙高寺の不動明王の秋の法要を控え、信者たちが集まり、参道、本堂にわかれ清掃をしているときのことであった。などを山内はもみじが赤く染まり雲一つない秋晴れのない、明け方、少し強い地震がありみながそのゆれを話題していていた。
お馬は花模様の絣を着て、髪は娘島田に結い、手ぬぐいで姉さんかぶりをし赤いたすきをかけてい、住職のた。て

安政の大地震 土佐沖を震源地とする土佐の国に未曾有の大被害、倒壊家屋は2000件をこえ流出した船は千艘、死者数は300人を

純信とお馬は、戒律と世間の噂にはさまれ、いたたまれなくなって、ついて国抜けした他国へ駆け落ちした。しかし戒律を犯しての不義密通と関所破りの罪で役人におわれ、讃岐の金比羅山で捕まり、土佐に連れ戻されT。取調べの結果、二人は城下三箇所で三日間さらされてのち、東西に引き裂かれての追放処分を受けた。

おかしなことよな はりまや橋で
坊さん かんざし買うをみた よさこい よさこい

いけだやのお馬と お城の鐘は
ひびきわたらぬ さきがない よさこい よさこい

お馬ふれふれ 5尺の袖を
なけりゃ坊さんに 買うてもらえ よさこい よさこい


門徒宗なら許される恋でも
真言宗では 許されぬ よさこい よさこ

純心 お馬と 伽藍の下で 許されない恋をした よさこい よさこい

追われ追われて 金比羅様で おなわにかかり さらしもの よさこいよさこい
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