仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

名前③

2017年12月14日 | 日記


名前の続きです。『生きものの名前のなぞ』(岩崎書店)は、子どもが読む本ですが、動物の名前の由来がしめされていました。

いちばん多いのが、その勣物の生活や行動のしかた(習性)からつけられたものだという。次のようにあります。

 イヌは、いつも人間のそばにいる(居る=居ぬる)から、この名前になった。また、主
人からひきはなしても、すぐに主人のもとへかえる(いぬる)というところから。
 
ネズミは「寝盗み」からだ。人間が寝しずまったあとにあらわれて、ものをぬすんで、
食べるから。

 クマの名は、「隈=奥まったところ」からきている。冬の間、木の根元や岩陰などの奥まったあなにもぐって冬眠するからだ。

 リスは、木の枝をはしりまわって、クリなどを食べる。「クリをたべるネズミ(鼠)」の「栗鼠(りつそ)」から「リス」となった。

カワウソはふるくは、カワオソといった。川に住む恐ろしい動物という意味だ。

サルは、なかもといつもふざけ合って遊ぶ。それで、戯(ざ)れるからサルになった。(以上)

動物の習性からきた名です。次はすがたかたちから名づけられてものだという。

ウサギの名は、「薄毛(うすげ)」かたきた。「薄い毛のけもの」という意味だ。
シカは、「白くて、かおりをもつ動物」をあらわしている。

ブタは、イノシシが家畜になったものだ。太ったイノシシなので。「猪太(いぶた)」といい、それが「イブタ」から「ブタ」になった。

トンボは、羽が透きとっていて、まるで棒が飛んでいるように見える。それで「とぶ棒」になり、「トンボ」になった。(以上)

法話の導入としては面白い話です。
コメント
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