仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

お賽銭はケガレを取り除く儀式 ?

2017年12月28日 | セレモニー
昨夜(29.12.27)7時30分のNHKテレビ「チコちゃんに叱られる」を見ていたら、「(神社の)賽銭の意味について」大学教授が解説していました。

“お賽銭はケガレを取り除く儀式 お賽銭を入れる際の正しい作法は 御手水で手を清めたあと、正面に一回投げ入れ、左に一回投げ入れ、右に一回投げ入れ、計3回投げ入れることで自分の体に取り憑いたケガレを取り除き、また周囲のよこしまなものを近寄らせない効果がある。”と言っていました。

本当かな?と、神社本庁のホームページを開くと次のようにあります。

お賽銭の意味や起源には諸説があります。現在では神社にお参りすると、お賽銭箱に金銭でお供えしますが、このように金銭を供えることが一般的となったのは、そう古いことではありません。
もともと、御神前には海や山の幸が供えられました。その中でも特に米を白紙で巻いて包み「おひねり」としてお供えしました。
私たちは祖先の時代から豊かな自然に育まれ暮らし、秋になるとお米の稔りに感謝をして刈り入れた米を神様にお供えしました。こうした信仰にもとづき、米を「おひねり」としてお供えするようになったのです。しかし、貨幣の普及とともに米の代わりに、金銭も供えるようになりました。
そもそも米は、天照大御神がお授けになられた貴重なものとされ、人々はその大御恵(おおみめぐみ)を受け、豊かな生活を送ることができるよう祈ったのです。現在でも米をお供えする方もいますが、金銭をお供えすることも、この感謝の気持ちには変わりはありません。
お賽銭箱にお金を投げ入れるところをよく見かけますが、お供物を投げてお供えすることには、土地の神様に対するお供えや、祓いの意味があるともいわれています。しかし、自らの真心の表現としてお供えすることなので、箱に投げ入れる際には丁重な動作を心掛けたいものです。(以上)

確かに「祓(はら)い」の意味もあるとありますが、神社本庁の見解から察して、第一義は、感謝ではないかと思われます。
コメント
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