超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

2254 UNIVERSAL EP/BACK DROP BOMB

2011-09-13 23:26:47 | 音楽(旧譜レビュー)







一応シングルなんですけど、旧譜扱いにしても大丈夫なボリュームです。
久々に聴いてたらむちゃくちゃ格好良かったのでちょっと書かせてもらいます。




当時、中学生だったんですけど
買ったキッカケっていうのが中々思い出せなくて
確かラジオかなんかで掛かってたのかな?
よく分からんけどカッコ良い、みたいな感覚で新鮮に聴こえたと言えば聴こえたんですけど。

でも実際に音源でちゃんと聴いてみると
当時の自分にとっては革新的な音楽だったというか
今でもある程度そうなんですけど。似たようなバンドが見当たらないって意味では。
ジャンルに分類するとしたら
ミクスチャーロックだとか、パンク、メロコア系とかその辺のバンドと一緒になる確率が高くて
それは今も当時もきっとこれからも。
でも個人的にはこれバックドロップボムってジャンルだと思ってて
とにかくオリジナリティっていうのかな
その度合いが凄まじいって思うんです。

表題曲の「REMIND ME」って曲が未だに大好きなんですけど、この曲途中までミクスチャーの王道的展開で
かと思ったら英詩だったのが急に日本語のフレーズが入ってきて
最終的には曲調そのものが大きく変わる、みたいな。
一種のプログレっていうか
一曲の中で表情が何度も変わるので、それが面白くて個性的で愉快で、笑えます。
この場合の笑えるっていうのは馬鹿にした意味ではないですよ。勿論。
格好良すぎて、ざん新過ぎてって意味合いで。
そんな曲ばっかり入ってるシングルなんです。どの曲も一本調子じゃないっていうか
ロハスかと思ったら途中で大きく印象を変える「Get On Down」、
転調が痛快な2曲目と
この中では若干シリアスな音である「Sign」(後に名リミックスとして生まれ変わる)等
どの曲も勝負曲っていうか
勝負してる曲しか入ってないというか。
普通のミクスチャーが苦手だった人間にとって
バックドロップボムが鳴らしてるようなオルタナティヴなミクスチャーっていうのが
中学生だった自分にとっては非常にざん新で
その後名盤「MICROMAXIMUM」に辿り着いたりもしたんですけど
根本的なBDBの格好良さを知ったのはやっぱりこの「REMIND ME」って曲のような気がします。
スタイルでも精神でもなく
メロディと転調で格好良いってイメージをパッと沸かせてくれる曲。
そのオルタナ精神に今でも感動してしまう、そんな曲です。
一気に畳み掛けたと思ったら
後半では雄大になっているという(メロディが)。当時も最先端だと思いましたが
10年経った今でも余裕で新しく感じたのに、
いま少し感動したりもしましたね。




ところで、最後に新譜が出たのが2008年2月、って事でそろそろ動きがあってもいい気がします。
次の更新具合も是非聴かせてもらいたいですね。





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