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超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

牧野由依@日本青年館 10.8.28

2010-08-30 02:24:50 | ライブレポ


今週の土日は、それぞれ牧野由依、おとぎ話のワンマンを観に行ってました。

前者は大ホールでしみじみと
後者は小バコでにぎやかに。
でも、どっちもそれぞれの味があって良かったですね。その間におじいちゃんの一周忌もあったり。
何か色々と濃ゆい2日間でした。
という訳でまたもライブレポが続きます! 興味ある方はよろしくどうぞ。



まずは土曜の牧野由依から。
 この日は余裕があったので、取り合えず新宿に向かう事に。用事がある為。
でも、思いの外、もっと時間余りそうだなあ・・・ってなったので
途中本八幡に降りてぶらぶらと散策。
駅前の本屋に寄ろうと思ったら、いつの間にかかつ屋になっててビックリした。かつ屋かよ!みたいな。
取り合えず食べましたが・・・。
ま、これはどうでもいいんですけど、その後都営新宿線使って新宿。席スカスカで冷房効いてて快適ですな。
新宿タワレコに寄ってから、
最寄り駅の千駄ヶ谷へ。新宿から2駅という近さ。
けど、会場の日本青年館ははっきりいって駅から遠かった。横浜のベイホール並の遠さです。
東京体育館は目の前にあるのに。
しかし、この日は異様に涼しかったですね。丁度良い具合に風が吹いてて。夕方から、ですけど。
 会場に着いたら30分押しでえっ、と思いつつ
それでも、まあそこまで待つことなく入れたんで良かった。
席は1階の後方。
かろうじて表情が見えるかな?、くらいの位置でした。

しかし、まあ、牧野由依のファンは自分含めて非常におとなしいですね(笑)。
驚いたのが、開演前に完全にシーン、となってた時があって
あれは一体なんだったんだろう、って今でも思います。
ただ単に始まりそうだったから口閉じただけだったのかな。
 ちなみに自分の周りに居た人たち、ほぼ微動だにしてませんでした。
すっごく観やすかったけど、牧野由依的にはどうなんでしょうね? でも結構自由にやってる感じでしたが。





ステージからではなく、会場横の扉からいきなり現れて、「ふわふわ♪」からスタート。
良い曲なんだけど始まり方が始まり方だったので若干驚きつつ(笑)。
しかしとてもクールな歌い方だったな。
浴衣姿でした。うーん、いかにも夏休みっぽい!
 そのままカップリング曲の「The never ending rainbow」。
やっぱりこの曲ってある意味新境地な気がする。改めて。

この日、来場者全員にうちわが配られて、
その裏に携帯のQRコードが付いてたんですが
「そこにアクセスすると・・・私に課金されます!」といきなり冗談なんかいったりして
早くも会場のムードを掴んでた印象でした。
 ほぼ一人で立ち回って、まあソロだから当然かもなんですけど、それでもやっぱ全体的に盛り上げ上手でしたね。


大好きな「もどかしい世界の上で」。こんな序盤に来るとは!心の準備出来てなかったけど(笑)。
ピアノの旋律と共に聴き入る。
「ちっぽけな世界だけど・・・」と囁くように歌うパートはいつ聴いても良い。特にこの日は。

この時期には正に!ですね。
「夏休みの宿題」。冬にやったら、なんで冬にやるの?って訊かれたらしいですけど
懲りずに冬でもやって欲しいなあ。
この曲良いアクセントになると思うんですよ。バンドアレンジも良いし。


この後、恒例のクラシックコーナー。
この日はですね・・・とても高い、というWピアノ、っていうピアノを用意していて。
1つのピアノに、鍵盤が二つあって、形が四角い、という。
それを二人で弾きます!という観た事ねえよ、って試みがなされてたんですけども
これがまた、、、良かったです。
とてもガチのクラシック。
もしかしたらそういうの望んでないお客さんもいたかもしれない。
だけど、普段クラシックに触れない身からすると、ああいうの新鮮ですよ。ピアニストになればいいのに、
って思っちゃうくらい上手かったですね。色々と。
普段見れないものが観れてちょっと嬉しい。

途中で鍵盤ハーモニカで、CMソングを吹くと言うお遊び的なコーナーもあったり。
こういう気配りもある意味助かった部分ですね。
3曲目の演奏に入る前に、イントロとして弾いていた鍵盤ハーモニカの音色が非常に印象的でした。若干コアというか。


「ウンディーネ」をバンドメンバーがインストでしっとり奏でた後に
そのままタイアップ繋がりで?「スピラーレ」。
紫色の証明も相俟って、幻想的、エキゾチックな感じも香っていて、大変に気持ち良かったです。聴いてて。

「5周年です!」というMC。
この日のライブはいつもよりも特別にしよう、って事で登場の仕方を変えたり、
Wピアノを使ってた様です。
もう5周年か・・・と思いつつ、アルバムは2枚しか出てないんですよね。
でも、何気にライブは定期的にやってるのが偉い。
自分も気づけば毎年彼女のライブに足運んでるなあ。いついっても楽しいですからね。

個人的に、情感があってとても好きな「スケッチブックを持ったまま」。
これやってくれたの凄く嬉しかったです。
で、想像以上の名演!
思わず涙腺刺激されちゃったぜよ。この日のハイライトの一つだったと思う。

しっとりと、熱を持って歌われた「シンフォニー」、
の後の新曲「碧の香り」。
これがまた・・・良い曲でしたねえ。ってか去年も聴いてるんだけども。でも印象が若干違った。
当時は「勇ましい」とか書いてたんですけど
この日はもっとシリアスで、儚げだったような。兎角、良い曲でした。素直に。


初!というメドレーコーナー。
メドレー、っていうくらいだから、大抵代表曲クラスか、とか思ってたら
いきなり「オムナ マグニ」でびっくりした。
実は前にも生で聴いた事あるけど・・・。
この曲だけ別人になったみたいだな。
 しかも、「ソルフェージュ」→「つきのしじま」という最高すぎる流れが・・・!
ぶっちゃけどっちもフルで聴きたかったけど(笑)。
後者に至っては短いながらも非常に伝わり易い出来で、かなり満足できました。
最後の「三月物語」は盛り上がり必死!

メドレーが終わって、ガラッと雰囲気が変わる「Synchronicity」。
一気にステージが派手な感じに。
楽しく歌う「春待ち風」
真剣に歌う「アムリタ」。アムリタって本当ライブ向けの楽曲ですよね。感情を出しやすい、というか。
やっぱこの曲がないとね。
完成度も高かった。

んで、最後に新曲「merry-go-round」やったんですけど、これがまた良い出来でね。
スウィング感のある楽曲って
今までありそうでなかった気がする。歌詞も、とにかく可愛かったですね。
こういうのも書けるんだ、みたいな。
覚えてはいないですけど。


アンコールでは、まさかのギター(!)で、「ユメノツバサ」熱唱。
最初激しく違和感あったんですが・・・やっぱりピアノのイメージが強いし。
けど、慣れてくるとこれはこれで。
多彩さが出てて、良いのでは。
本人的にはそこまで乗り気じゃなかったっぽいですけど
こういうメリハリの付け方は何気に良いですね。ギター弾いてる牧野由依も良い感じッス。

最後の最後・・・
これが確実に最高の出来だったと思います。
まだ聴けてないんですけどpal@popの最新アルバムに彼女が1曲参加していて、
その前振りだったから参加曲やるのかと思いきや
何と別の曲をカバーしてまして。
最初、何で?と思ったんですが・・・聴いたら、ああ納得だわ、と。
この曲、凄い彼女に似合ってるんですよ。
つーか、なんでこの曲歌ってないの?って思うくらいに。正直これはやられました。
良い気分で帰れるじゃないのさ。
 時間にすると約3時間、でも実際はそれよりもずっと長く感じたなあ。冗長、って意味じゃなくて。
お腹いっぱいの状態で東京を後に出来ました。
実験的な要素もあって、中々に楽しいライブだったと思います。歌もよりナチュラルになってた気が。




彼女のライブって、盛り上がりって言う盛り上がりどころがなくて
お客さんも常に静かに聴いてる感じなんですけども。
でも、MCの時のレスポンスだったり
ボケた時の反応だったり
そういうのはきちんとしてて
ああ、こりゃあじっくりと聴かれてるんだな、って何となく肌で感じれて
それがまた嬉しかったり、
それがまた異質だなあ、とも感じたり。でも、こういうのも素敵だと思います。
 未発表曲や新曲を聴く限りでは、
次回作はよりシンプルな作品になりそうかなあ。間口が広いと言うか。
シングルだけでなく
更なるリリースも期待してます、って事で。



セトリ

1.ふわふわ♪
2.The never ending rainbow
3.もどかしい世界の上で
4.夏休みの宿題
5.2台のピアノのためのソナタ
6.謝肉祭
7.ラプソディー・イン・ブルー
8.ウンディーネ(inst)
9.スピラーレ
10.クラスター
11.スケッチブックを持ったまま
12.二度目のハツコイ
13.シンフォニー
14.碧の香り
15.オムナ マグニ(メドレー)
16.ユーフォリア(メドレー)
17.ソルフェージュ(メドレー)
18.つきのしじま(メドレー)
19.三月物語(メドレー)
20.Synchronicity inst付き
21.春待ち風
22.アムリタ
23.merry-go-round
encore
24.ユメノツバサ
25.今日も一日大好きでした。



セトリ的にも盛り沢山だったね。次辺り、そろそろ新譜の報告とかもきそう。11月の新曲も楽しみ、って事で〆。
爽やかな夏気分を堪能させて頂きました。納涼!







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