今週の土日は、それぞれ牧野由依、おとぎ話のワンマンを観に行ってました。
前者は大ホールでしみじみと
後者は小バコでにぎやかに。
でも、どっちもそれぞれの味があって良かったですね。その間におじいちゃんの一周忌もあったり。
何か色々と濃ゆい2日間でした。
という訳でまたもライブレポが続きます! 興味ある方はよろしくどうぞ。
まずは土曜の牧野由依から。
この日は余裕があったので、取り合えず新宿に向かう事に。用事がある為。
でも、思いの外、もっと時間余りそうだなあ・・・ってなったので
途中本八幡に降りてぶらぶらと散策。
駅前の本屋に寄ろうと思ったら、いつの間にかかつ屋になっててビックリした。かつ屋かよ!みたいな。
取り合えず食べましたが・・・。
ま、これはどうでもいいんですけど、その後都営新宿線使って新宿。席スカスカで冷房効いてて快適ですな。
新宿タワレコに寄ってから、
最寄り駅の千駄ヶ谷へ。新宿から2駅という近さ。
けど、会場の日本青年館ははっきりいって駅から遠かった。横浜のベイホール並の遠さです。
東京体育館は目の前にあるのに。
しかし、この日は異様に涼しかったですね。丁度良い具合に風が吹いてて。夕方から、ですけど。
会場に着いたら30分押しでえっ、と思いつつ
それでも、まあそこまで待つことなく入れたんで良かった。
席は1階の後方。
かろうじて表情が見えるかな?、くらいの位置でした。
しかし、まあ、牧野由依のファンは自分含めて非常におとなしいですね(笑)。
驚いたのが、開演前に完全にシーン、となってた時があって
あれは一体なんだったんだろう、って今でも思います。
ただ単に始まりそうだったから口閉じただけだったのかな。
ちなみに自分の周りに居た人たち、ほぼ微動だにしてませんでした。
すっごく観やすかったけど、牧野由依的にはどうなんでしょうね? でも結構自由にやってる感じでしたが。
ステージからではなく、会場横の扉からいきなり現れて、「ふわふわ♪」からスタート。
良い曲なんだけど始まり方が始まり方だったので若干驚きつつ(笑)。
しかしとてもクールな歌い方だったな。
浴衣姿でした。うーん、いかにも夏休みっぽい!
そのままカップリング曲の「The never ending rainbow」。
やっぱりこの曲ってある意味新境地な気がする。改めて。
この日、来場者全員にうちわが配られて、
その裏に携帯のQRコードが付いてたんですが
「そこにアクセスすると・・・私に課金されます!」といきなり冗談なんかいったりして
早くも会場のムードを掴んでた印象でした。
ほぼ一人で立ち回って、まあソロだから当然かもなんですけど、それでもやっぱ全体的に盛り上げ上手でしたね。
大好きな「もどかしい世界の上で」。こんな序盤に来るとは!心の準備出来てなかったけど(笑)。
ピアノの旋律と共に聴き入る。
「ちっぽけな世界だけど・・・」と囁くように歌うパートはいつ聴いても良い。特にこの日は。
この時期には正に!ですね。
「夏休みの宿題」。冬にやったら、なんで冬にやるの?って訊かれたらしいですけど
懲りずに冬でもやって欲しいなあ。
この曲良いアクセントになると思うんですよ。バンドアレンジも良いし。
この後、恒例のクラシックコーナー。
この日はですね・・・とても高い、というWピアノ、っていうピアノを用意していて。
1つのピアノに、鍵盤が二つあって、形が四角い、という。
それを二人で弾きます!という観た事ねえよ、って試みがなされてたんですけども
これがまた、、、良かったです。
とてもガチのクラシック。
もしかしたらそういうの望んでないお客さんもいたかもしれない。
だけど、普段クラシックに触れない身からすると、ああいうの新鮮ですよ。ピアニストになればいいのに、
って思っちゃうくらい上手かったですね。色々と。
普段見れないものが観れてちょっと嬉しい。
途中で鍵盤ハーモニカで、CMソングを吹くと言うお遊び的なコーナーもあったり。
こういう気配りもある意味助かった部分ですね。
3曲目の演奏に入る前に、イントロとして弾いていた鍵盤ハーモニカの音色が非常に印象的でした。若干コアというか。
「ウンディーネ」をバンドメンバーがインストでしっとり奏でた後に
そのままタイアップ繋がりで?「スピラーレ」。
紫色の証明も相俟って、幻想的、エキゾチックな感じも香っていて、大変に気持ち良かったです。聴いてて。
「5周年です!」というMC。
この日のライブはいつもよりも特別にしよう、って事で登場の仕方を変えたり、
Wピアノを使ってた様です。
もう5周年か・・・と思いつつ、アルバムは2枚しか出てないんですよね。
でも、何気にライブは定期的にやってるのが偉い。
自分も気づけば毎年彼女のライブに足運んでるなあ。いついっても楽しいですからね。
個人的に、情感があってとても好きな「スケッチブックを持ったまま」。
これやってくれたの凄く嬉しかったです。
で、想像以上の名演!
思わず涙腺刺激されちゃったぜよ。この日のハイライトの一つだったと思う。
しっとりと、熱を持って歌われた「シンフォニー」、
の後の新曲「碧の香り」。
これがまた・・・良い曲でしたねえ。ってか去年も聴いてるんだけども。でも印象が若干違った。
当時は「勇ましい」とか書いてたんですけど
この日はもっとシリアスで、儚げだったような。兎角、良い曲でした。素直に。
初!というメドレーコーナー。
メドレー、っていうくらいだから、大抵代表曲クラスか、とか思ってたら
いきなり「オムナ マグニ」でびっくりした。
実は前にも生で聴いた事あるけど・・・。
この曲だけ別人になったみたいだな。
しかも、「ソルフェージュ」→「つきのしじま」という最高すぎる流れが・・・!
ぶっちゃけどっちもフルで聴きたかったけど(笑)。
後者に至っては短いながらも非常に伝わり易い出来で、かなり満足できました。
最後の「三月物語」は盛り上がり必死!
メドレーが終わって、ガラッと雰囲気が変わる「Synchronicity」。
一気にステージが派手な感じに。
楽しく歌う「春待ち風」
真剣に歌う「アムリタ」。アムリタって本当ライブ向けの楽曲ですよね。感情を出しやすい、というか。
やっぱこの曲がないとね。
完成度も高かった。
んで、最後に新曲「merry-go-round」やったんですけど、これがまた良い出来でね。
スウィング感のある楽曲って
今までありそうでなかった気がする。歌詞も、とにかく可愛かったですね。
こういうのも書けるんだ、みたいな。
覚えてはいないですけど。
アンコールでは、まさかのギター(!)で、「ユメノツバサ」熱唱。
最初激しく違和感あったんですが・・・やっぱりピアノのイメージが強いし。
けど、慣れてくるとこれはこれで。
多彩さが出てて、良いのでは。
本人的にはそこまで乗り気じゃなかったっぽいですけど
こういうメリハリの付け方は何気に良いですね。ギター弾いてる牧野由依も良い感じッス。
最後の最後・・・
これが確実に最高の出来だったと思います。
まだ聴けてないんですけどpal@popの最新アルバムに彼女が1曲参加していて、
その前振りだったから参加曲やるのかと思いきや
何と別の曲をカバーしてまして。
最初、何で?と思ったんですが・・・聴いたら、ああ納得だわ、と。
この曲、凄い彼女に似合ってるんですよ。
つーか、なんでこの曲歌ってないの?って思うくらいに。正直これはやられました。
良い気分で帰れるじゃないのさ。
時間にすると約3時間、でも実際はそれよりもずっと長く感じたなあ。冗長、って意味じゃなくて。
お腹いっぱいの状態で東京を後に出来ました。
実験的な要素もあって、中々に楽しいライブだったと思います。歌もよりナチュラルになってた気が。
彼女のライブって、盛り上がりって言う盛り上がりどころがなくて
お客さんも常に静かに聴いてる感じなんですけども。
でも、MCの時のレスポンスだったり
ボケた時の反応だったり
そういうのはきちんとしてて
ああ、こりゃあじっくりと聴かれてるんだな、って何となく肌で感じれて
それがまた嬉しかったり、
それがまた異質だなあ、とも感じたり。でも、こういうのも素敵だと思います。
未発表曲や新曲を聴く限りでは、
次回作はよりシンプルな作品になりそうかなあ。間口が広いと言うか。
シングルだけでなく
更なるリリースも期待してます、って事で。
セトリ
1.ふわふわ♪
2.The never ending rainbow
3.もどかしい世界の上で
4.夏休みの宿題
5.2台のピアノのためのソナタ
6.謝肉祭
7.ラプソディー・イン・ブルー
8.ウンディーネ(inst)
9.スピラーレ
10.クラスター
11.スケッチブックを持ったまま
12.二度目のハツコイ
13.シンフォニー
14.碧の香り
15.オムナ マグニ(メドレー)
16.ユーフォリア(メドレー)
17.ソルフェージュ(メドレー)
18.つきのしじま(メドレー)
19.三月物語(メドレー)
20.Synchronicity inst付き
21.春待ち風
22.アムリタ
23.merry-go-round
encore
24.ユメノツバサ
25.今日も一日大好きでした。
セトリ的にも盛り沢山だったね。次辺り、そろそろ新譜の報告とかもきそう。11月の新曲も楽しみ、って事で〆。
爽やかな夏気分を堪能させて頂きました。納涼!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます