超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

LOST IN TIME「~暮れる陽、街の灯、ヨコハマ、ワンマン~」@横浜BAYSIS 13.9.29

2013-10-01 00:21:46 | ライブレポ


















LOST IN TIMEの初の横浜ワンマンを観に関内へ。
















前回は大雨の中のBAYSISだったので
今回は快晴でとっても良かったです(笑
私にとって最初で最後のノーリグ鑑賞のハコであり
記念すべきロスト初横浜ワンマンを観れたハコ・・・って事で
今年初めて来訪したハコではありますが早くも思い入れが出来てきましたね
サイズもステージが観やすくちょうどいいし音の感じも好みだしでお気に入りのハコです。
駅から近めで地図が分かりやすいのもプラスですね(笑)。

この日もキレッキレで存分に今のロストを堪能出来ました
ポジティブな曲とダークな曲とのコントラストがはっきりしていたライブでしたし
その分前者も後者もいつも以上に心に突き刺さる構成になっていたのが素晴らしかったですね
特にこの日聴いた「スピンオフ」は後述しますが破格のクオリティだったかと思います
新譜を聴くのも益々楽しみになれた名演を堪能出来てメンバーに感謝です。














地に足の付いたメッセージと心情の吐露が沁みる「30」、
この日も全力感を携えて鳴らされた「Over」と早くも磐石の流れ
定番の名曲「約束」も矢継ぎ早に鳴らし序盤から結構に飛ばしている印象でした
でも、加えて安定感も受けられたのは今の余裕が出てて良かったですね。

切れ味鋭く失望をぶち撒ける様に歌われた「勲章と傷」は大好きな曲なので嬉しかったし
「いつまで経っても分かり合えないじゃないか」という歌詞も好みなのでやっぱり聴けて有り難い
久々の「悲しいうた」は心のドロドロを吐き出すような激しさを伴っていてこれまた最高
終わり際の不穏過ぎる音像がやっぱりツボでした

10月発売の新譜から「撥条」、非常に切実な印象の曲でかなり聴き応えありました
そこから勇み良くピアノの音色が鳴り渡る「声」に浸りつつ
「汗はもう消えてしまった」というフレーズは心に来るものがあるなあ・・・としみじみ
今自分の目の前で横たわっている現実は決して夢じゃないし消えてもくれない
そんな事実を焼き付けるかのようなシビアさが胸に沁みました


「歩く速度とその矛盾」はロストっぽくもランクっぽくも感じられる曲でとても新鮮でした
開き直りの美学を感じる曲だったので音源で聴くのもまた楽しみですね
「VTR」はもう少しメロウで優しい感じの新曲でした
語りかけるようにフワッと聴き手に対して歌う温か味が良かったと思います
そこからの「ジャーニー」は無条件で楽しくなれる雰囲気と盛り上がる性質を兼ね備えていてビックリ
この日演奏した新譜の中でも特に原曲が気になったナンバーですかね
ギターの音色もいつも以上に刺激的で面白かったなあ
メロディも素直に気持ち良かったと思う。

源ちゃんの歌声が太く逞しかった「鼓動」は胸が熱くなる出来栄え、
そして前述の「スピンオフ」はイントロから拍手、その後の間奏の盛り上がりも凄まじく
当時から大好きだった曲ですが無事に人気曲に育った実感を得れたのが凄く嬉しかったですね
この曲で歌われている事は私にとっては分かりすぎるくらいに分かってしまう事だけに
ワンフレーズワンフレーズから得られるカタルシスも尋常ではなく

それ以上に、この日この曲を聴いて初めて横道を堂々と歩く決意が出来たような気さえしたのが
本当に私にとってはプラスでした
エキストラとして誇りを持って足掻き続ける覚悟をくれた一曲でした
例え主流にはなれずとも自分らしい幸せや豊かさを探して意味を持って歩く事の価値を教えてくれた楽曲。
元々今でもヘビロテするくらい好きな楽曲でしたがこの日のライブで更に好きになれたと思える
それが「スピンオフ」大好き人間としては最高の収穫でしたかね
また千葉LOOKで観た時から感じた海北さんの巻き舌の魅力も相変わらず堪能出来たのも良かったです(笑


必死さが目に見えて伝わって来る「希望」の正しい不器用さに
ダークな曲を散々歌い切ったからこそ素直に沁みてくる感触があった「手紙」、
そしてこれまた沁み入る印象だった新曲の「誰そ彼」と抜群の流れで本編は終了
構成は自分好みだったし、大好きな曲をもっと好きになれたし、新曲は各々で良かったしで
中々に得るものも大きかった初の横浜ワンマンでした

アンコールでは「五月の桜」という楽曲を演奏したのですがこれがまためっちゃ良い曲で
早く音源でその輪郭をしっかり確認したいな、って気分になりつつ(笑
「頑張れ」ではなく「好き」って言いたいだけ、というメッセージに個人的に深く頷けもしました
そしてダブルアンコールでは「新曲演奏するの緊張した~(笑)」と本音を零しつつ
元気良く名曲「ココロノウタ」で締め
いつも通りの安定感もありつつ、いつも以上の熱狂もありつつ・・・という
非常に良いバランスのワンマンで観終わった後の満足感も個人的に高かったですね
ツアー前なのにも関わらず、このタイミングで貴重なワンマンを観れた事に喜びを覚えつつ
スペシャルなライブを繰り広げてくれたロストに改めて感謝です。
良い具合のワンマンでした!












1.30
2.Over
3.約束
4.勲章と傷
5.悲しいうた
6.撥条
7.声
8.歩く速度とその矛盾
9.VTR
10.ジャーニー
11.鼓動
12.スピンオフ
13.希望
14.手紙
15.誰そ彼
encore
16.五月の桜
encore2
17.ココロノウタ









初の横浜ワンマン、というコンセプトもハコのチョイスも良かったと思うんですが
ダークな曲多め、新曲の良さをしっかりと伝える、既存のナンバーも磨き上げて再提示と
コンセプト以上の面白さと目的がちゃんと感じられたのが好印象の夜でした
また一皮向けたロストに触れる事が出来てファンとして誇らしかったですね。格好良かった!

んで、目論見どおりに新譜が早く聴きたくなったとさ(笑)。




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