超進化アンチテーゼ

悲しい夜の向こう側へ

3人で

2009-11-29 23:21:56 | 音楽

lostage五味岳久の日記。


これから先の活動内容と、中野脱退に関しての気持ちが出来るだけ具体的に書かれていた。

どうやらメンバーは3人で行くようで、新メンバーを入れる方向性ではないみたい。
正直な話、lostageの音楽にとってツインギターという形態は必須だと思っていたので
リスナーとしても不安が無いといえば嘘になる。
辞めるなよ!という気持ちのが大きい。


だけど・・・3人編成で行くことも、中野が脱退することもみんな本人たちが意思を持って決めたこと。
と、いうのが日記からは大いに伝わってきた。
デビュー作「P.S. I miss you」を発売日当日に買って、そこからずっと聴き続けている者として
これからも応援して行きたい。
(ちなみに購入のきっかけはNHKのラジオから流れてきた「DAILY NEWS」でした。某Mスクね)

うーんファンとしても色々と思うところはあるけれど・・・
複雑な気持ち。
でも、それよりも来年の春にリリースされる予定という新音源に胸を膨らませていたい。
それを引っさげたライブにも。
今は、それしかないかな。


しかし五味兄弟すげー仲良さそうだな、ブログとか読んでると。



そういえばメルマガでmarbleの新音源に関しての詳細が。
ま、予想通りといえば予想通りだけど(笑)。コンスタントに音源届けてくれて嬉しいな。
それにしてもツアーの詳細まだかなぁ。



今日のBGM:コイントス/藍坊主



凛として時雨

2009-11-29 22:31:41 | 音楽

さいたまスーパーアリーナ公演決まったらしい。


ええと・・・マジで?
武道館じゃなくて?
いつのまにそこまでのバンドになってたの?


何というか、色々とぶっ飛びすぎてて驚いた。Base Ball Bear、POLYSICS、NICO Touches the Wallsと
武道館発表するバンドが最近多いから、
敢えてそこは避けてみたとか?
確かに武道館よりもインパクトあるけれど。


いやー、来年は凄い年になりそうですね(笑)。
チャットモンチーのB面ツアーとかもあるし。
みんな気合入ってるなあ。


ランクヘッド@渋谷C.C.Lemon Hall 09.11.28

2009-11-29 00:02:13 | ライブレポ

1.白い声
2.花は生きることを迷わない
3.東京にて
4.物思いに耽る庭
5.白濁
6.自分を愛すと決めたんだ
7.こころ
8.インディゴ
9.千川通りは夕風だった
10.きらりいろ
11.音の無い部屋(新曲)
12.呼吸
13.僕と樹
14.闇を暴け
15.体温
16.ぐるぐる
17.僕らは生きる
18.スモールワールド
encore
19.プルケリマ
20.夏の匂い
21.ラブソング
22.桜日和
encore2
23.WORLD IS MINE(新曲)
24.前進/僕/戦場へ
25.トライデント
26.カナリアボックス



いきなりセットリストのっけましたけど、
正直かなり重箱の隅を突く様な、往年のリスナーとしてはニヤリとする場面も多い選曲でしたね。
「自分を愛すと~」「物思いに~」あたりはそもそも演るとは全く思ってなかったので
色々と驚きでした。
その上で、割とシングル多目、昔の思い出も語ったりなんかして、
「THE VERY BEST OF LUNKHEAD」という公演名にふさわしい、最初から最後まで常に全力を尽くした、
そういう雰囲気のライブでした。
初の東京のホール公演としては成功したと言っていいんじゃないでしょうか。


まず、ランクヘッドがホールライブということで
客の入りがどのくらいのものなのか?ってところに注目してた訳ですけど
多分、自分の見た限りでは8割くらいは埋まっていたと思います。
2階席はよく判らなかったけど、目に見える範囲では詰まっていたように思います。

ランクヘッドがここまでの集客力を持つようになるとは・・・というか
音楽的にも人間的にも大きくなっているようで、この時点である程度の嬉しさがありました。


ライブは「白い声」からスタート。デビューシングルでした。
その後もアップテンポのロックナンバー連発、
磐石のスタートダッシュでバンドとしての強靭さを見せ付けます。

普段ライブではあまりやらない(だろう)と思われる曲を序盤に集めて、
ランクヘッドの歴史を辿っているようで中々に感慨深かった。
「白濁」なんかは間奏の部分がレゲエみたいになってて面白かったな。


「こころ」~「インディゴ」の流れもドラマチックで良くて、
次の「千川通りは夕風だった」に至ってはイントロの時点で大きな歓声が!
自分もこの曲からランクヘッド好きになったので感慨深かったのと同時に、
やっぱりこの曲のリフは強力だな、と。

これまたリフが印象に残る「きらりいろ」を堂々と演奏した後、
前半の個人的ハイライトでもあった「僕と樹」へ。
ギター山下壮がこの曲が出来た時に「これはランクヘッドの代表曲になるね」と
言ってくれた事が嬉しかった、というエピソードを交えて演奏されたこの曲は
終わり際のバンド演奏のつめ方が非常にうねっていて、観てるこっちが圧倒されるくらいの演奏を聴かせてくれました。


「後半戦行くぞ!」というMCの後に燃え上がるようなアンサンブルを叩きつけた「闇を暴け」、
「体温」「ぐるぐる」などテンションの高い曲が続き、
「ぐるぐる」では小高芳太朗がハンドマイクでお客さんを煽るように絶唱、
「僕らは生きる」でも同様のスタイルで、
お客さんとのコール&レスポンスを何度もして、この日を精一杯盛り立てようとする姿勢がそのまんま現れていたような、
ライブに賭ける情熱が伝わってくるようなステージングでした。

本編最後はダンサーを交えて、ホールライブらしく特効から始まった「スモールワールド」で
みんなを躍らせるような、祝祭間ある演出で締め。
意外と短い?と思いきや、この後が正にハイライトの連続でした。


アンコール一発目は、
ピアノやストリングスをゲストに迎え、「プルケリマ」「夏の匂い」等
しんみりとした歌ものを中心に展開されました。
中でも「ラブソング」はこのアレンジで歌われると正直堪らなかったというか、本気で泣きそうになりました。
やっぱりこの曲、確実に名曲だ。

最後は4人に戻って「桜日和」。終わっていく&始まっていく感が強い締めだったので、
あれもしかしてこれで終わり?と思いきや
ダブルアンコールにも応えてくれて、しかもまたも4曲も演ってくれたのが嬉しかった。

新曲だろうと思われる「WORLD IS MINE」という曲からアグレッシブに始まり、
「前進~」では個人的に「僕らは生きる」以上の一体感があって、
「トライデント」でのがむしゃらな熱唱には再び涙腺を刺激される。
なんというか、最新作の曲が特に盛り上がるっていいことだなあ、とつくづく思う。

最後の最後は、「カナリアボックス」で終わり。約3時間、常に沸騰し続けていたような、
ホールという空間と格闘しつつも楽しもうとする意志も感じるような、
そんなライブでした。
観ててひたすら清清しかった。



1月に新しいミニアルバム「VOXe.p.」を出してその後直ぐにツアー、
最終日は新木場STUDIO COASTということで
相変わらず止まらずに動いていくようです。
 「AT0M」の次のアクション、ということでどういう作品に仕上がってくるのか、どういうライブをしていくのか。
この日のホールライブはランクヘッドにとって一つの礎になったと同時に、
今後に向けての良い経験になったと思います。
セールス的には足踏みしている彼らですが、動員的には着実に成果を伸ばしているところが嬉しい。
 インディー時代からのリスナーということで、感慨深さもひとしおでした。
MCは相変わらずぎこちなかったけど(笑)。
でも、そこを含めてランクヘッドらしくて良かったんじゃないかと。
不器用さがそのままステージに出てて。 次のツアーにも参加したい。



全然関係ないですが帰りの電車の中で外国人の家族連れに急に英語で質問されてビビりました。
でもなんとか答えてあげることが出来たんで良かったです。